サインのレビュー・感想・評価
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公開から17年。単なる超常現象映画にとどまらぬ”何か”に気づかされる
シャマラン監督は初期3部作にて、幼少期からの興味関心や好奇心をそのまま自分の創作世界の産物としてストーリー化する手法を繰り返してきた。とりわけ「ミステリーサークル」のような80年代に多発した超常現象は、ずっと彼の頭を支配してやまなかったもの。大人になった今、自分なりのやり方であれを換骨奪胎して自分の理解の上に乗せるという試みは、まさに彼なりの通過儀礼であり、落とし前のつけ方なのだろう。
本作の撮影は米同時多発テロの翌々日に始まった。そして最初の撮影は主人公の妻との別れ、最期のひと時のシーン。開始直前にはスタッフとキャスト全員でキャンドルを灯して黙祷も行ったという。いかに本作が単なる超常現象映画を超えて、アメリカ人として巨大な苦しみにぶつかった時に生まれた作品かが伺える。主人公が何かを失い、そしてそれを取り戻すというストーリーも、何かこの時代、この時期を象徴するものを感じずにいられない。
なんともチープで陳腐なSF
宇宙人襲来のSFなのにヘス一家の戸惑う様子しか描かない、終わり10分位になってから宇宙人らしき怪人がやっと姿を見せて襲ってくる、M・ナイト・シャマラン監督はヒチコックの「鳥」のファンで撮影前に出演者たちに「鳥」を見ておくように勧めたという、つまり、恐怖の対象を映さずに怯える人の表情を見せて怖さを増す手法がこの映画の肝なのでしょうが、子供を使って怖がらせるのは邪道でしょう。
ひねくれた観方をすれば予算をケチる為にしか見えません。
M・ナイト・シャマラン監督は脚本、製作、出演とほぼ独壇場、客観性が入らない分作家性は強まります。妻を事故で失ってから信仰心を持てなくなった牧師という設定、不可抗力な災いを前にすると神にすがるか、ののしるしかない前時代的な人々という構成、宇宙人が水に弱いという設定はH・G・ウェルズの古典「宇宙戦争」の宇宙人がウィルスに弱かった点をなぞったのでしょう。末娘ボーがやたら水に拘ったり、メリルが力任せの強打者だったくだりは伏線でしたか、まあ、意図は読めますが映画として面白いかと言えばチープ過ぎて頂けませんでした。
大根役者が誰かバレてしまう作品。
シナリオが面白い。そして数々の伏線が張り巡らされていて全て無駄になっていない。子役の2人の演技力が素晴らしいのでメル・ギブソンがただの大根役者に見える。(今は面影もないが)子役の時のアビゲール・ブレスリンはこんなに可愛かったのか、という印象。
感想メモ
序盤のテンポ感良い
監督本人登場、インド人とは知ってたけど、顔初めて見た
神を、運命を信じるかという主題をエイリアンと絡めてくるっていうのは良いと思う。
しかし、序盤からエイリアンものな雰囲気満載だったのに、その要素が少なすぎる、12時間寝てる間にほとんど撤退してるし
息子、弟死ななくて良かった、帽子被る下り面白い
娘が可愛すぎる、お水いっぱい置いてて偉かったねぇ
“驚き”という面では他の作品に比べて少し控えめですが、面白い!
全ての始まりは突然現れたミステリーサークル。
そこから始まる1つの家族への恐怖の物語。
この映画には至る所にシャマラン監督が仕掛けるサインがあります。
信号、予兆、記憶、不可思議…
その全てが “サイン” となっているパニックスリラー。
様々なミステリーやサスペンスをスリリングに制作するシャマラン監督ですが、今作の超常現象も見事なスリラーです。
一見「なんだこれは?」と思わせるような物も、ジワジワと恐怖となって込み上げてくる感じ。
それでいて心の心境や人間ドラマもあるので、ただの恐怖映画にならないところが本当に凄いと思います。
割と好き。
劇場公開時鑑賞。
『宇宙戦争』もベースにあったのだろうか。正直、啓示だろうと妄想だろうとどっちでもいいように思えた。思い出したことで困難を切り抜けられた。亡くなった妻の言葉が自分たちの苦境を打開する手がかりになった。それでいいのではないかな。まあ、理詰めでやってくれた方が圧倒的にかっこいいですが。
ホラー風の演出好き。見せちゃってからもそれが続けば良かったけど。
アルミの帽子かぶってるとこ好き。
ちょっとでも★増やすために★5。
定期的に見たくなる好きな映画の一つ。
何回目かの鑑賞後、星何個か見てみたら★2.7でレビュー数も30そこそこ、まじか。
傑作・名作じゃないのに20年経ってまだまだしがめば十分味がする。
ミステリーサークル見れるし、アルミホイルかぶるホアキン見れるし、ケツバットするホアキン見れるし。
細かい事はいいじゃない、シャマラン映画は笑ってみればいいのだ、楽しいじゃないか。
メルにムチャぶり
シャマラン監督の作品の特徴は、登場人物の少なさ、ストーリーのシンプルさ、徹底した秘密主義、鮮やかなどんでん返し、メインビジュアルによる知的好奇心のくすぐりで、まるで見世物小屋に惹きつけられるように、映画を見てしまう。
いくつかは、大満足で誰かと話したくなるような出来のいい作品もあるが、ほとんどは、「なんだ?これ」と言って、あきれてしまうような無茶なエンディングを迎える。いっそのこと普通のエピソードを当たり前に演出して、どの程度できるのか見てみたくもなるが、それは彼の場合、「作る価値のない」映画なのだろう。
この映画では、ある意味貴重なシーンがたくさんある。それは、オカルティックなアプローチに困惑するメル・ギブソンという存在だ。バットを持って宇宙人と闘うメルなんて、絶対にもう二度と見られない。それをやってのけるのだから、シャマラン監督は偉大だ。誰がメルに「その作り物くさい宇宙人は人類最大の脅威なんだ。そして、君の武器はこれだ」と言ってバットを手渡しできるものか。
それが見たい人は、どうぞ。
2018.9.2
超一級スリラー
監督名以外知識ゼロ、且つ見たあと何も読まずに書きます。
まさか宇宙人の話とは思わず、最後に種明かしでもあるのかと思ったら宇宙人の話でした。事故で妻を失って牧師を辞めた無神論の話と、弟にバットで宇宙人を倒すことを命じる最後のオチの関係がよくわかりませんでした。
弟はなんの特徴もない典型的なアメリカ人だけど妙に存在感あり。アルミの帽子かぶったりしてみっともないほど恐がる兄弟の滑稽が、シリアスタッチの映像と物凄くズレてて物凄くセンスいいですね。
宇宙人を迎えうつシーンのスリラーはヒッチコックより怖い。
しかし、あの兄弟、ホントの兄弟みたいでどっちがどっちにあわせてるんでしょうか?
ネタバレ前提で見たので
そのシーンが出てくるのをひたすら待つ。
ボニーのかわいさと、アルミホイル帽子に癒やされ、
最後にお待ちかねのフルボッコがでてきて終了。
申し訳ないけど、笑う前提で観てしまったので
評価はできないけど、一度観られてよかったよかった。
宇宙人と第六感の融合
シックスセンスでは、幽霊という存在を斜め上いく味付けで面白かったが、本作は宇宙人と第六感の両方が出てくる内容で、ここまで来ると流石にリアリティがなくなります。
サインという意味は分かるが、設定が飛び過ぎていて面白くない。
シャマランだから…
午後ロードで何回目かの鑑賞。
シャマラン大好きだけど…コレは何度観てもよくわかりません…笑
メル・ギブソンとホアキン・フェニックスが真面目に演じてるのが可笑しくて…
ローリー君はお兄ちゃんにソックリですね😲
妹役のアビゲイルはとても可愛いです♪
お馴染みの「シャマランを探せ!」も楽しめます♪(探さなくても見つかるけど…(^^)v)
ある意味衝撃のオチ
冒頭からずっと、あれ?なんか宇宙人地球に来てるんじゃない?
え、来てるよね?やっぱ、これどう考えても来てるよね?
って演出が山盛りで、ここまでバレバレな演出するって事はきっと宇宙人来てると見せかけた人為的な何かがあるんだって思いながら観てると普通に宇宙人が姿を現して、嘘ぉと思っているうちに水ぶっかけたら逃げて行った話。
SF設定が雑過ぎます。
農場に現れた不思議なサイン。サインに導かれるように世界各地に現れた異星人に動揺する、主人公家族の物語。
SFホラー?SFサスペンス?と思いきや、宗教的プロパガンダ映画でした。途中で少し不思議に感じたんですよね。宗教的右派のメル・ギブソンが「主なんていない」ってストーリーの映画に出演するのは可笑しいって。案の定、主人公の元神父の信心再生の物語でした。
問題なのは、「プロバガンダ映画であった」ことではなく、映画として純粋に面白くないこと。異星人を登場させたのに、SF設定が「適当」。いや適当ではなく「いい加減」。いや、いい加減より低い言い回しって何があるの?ってレベル。
ラストの展開も雑過ぎて、話になりません。
ハプニングのように「説明不明の自然現象」の方が、ストーリーとしては受け入れやすかったように思いました。
荒唐無稽ですが心理描写と神の存在を否定したのがポイント高いのです
ミステリーサークルから宇宙人襲来ですから。
内容的には、とんでもなく子供だましのストーリーです。
しかしながら、追い詰められていく家族の心理描写とセリフ、演技がとても見応えがあります。
メルギブソンとその弟役も上手いのですが、子供役の二人の演技が、夢に出てきそうなくらい印象深い演技です。
メルギブソンは妻をひき逃げで殺されて、最後の瞬間、下半身ちぎれて、いまわの際の別離をしてから、牧師を止めて無神論者ですが、徹底的に神を否定する姿に感銘を受けました。
でも、なんというか、犬が怖くて、板で打ち付けた家を破壊できないくらい弱い宇宙人の侵略て、どうなのかな、とても脱力はするのですが。
なぜか、銃器のたぐいが出てこないのは、何かのこだわりでしょうか。
不可思議な映画ではあります。
なんというか、昔のスタートレック初期の深夜ドラマみたいなテイストです。
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