劇場公開日 2004年6月26日

「色褪せない作品」ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 佐田敏樹さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5色褪せない作品

2024年4月1日
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久しぶりに見るアズカバンの囚人ですが、いつ見ても面白さが色褪せない素敵な作品です。

それぞれのペットが・・・という、賢者の石から出ていたけれどあまりフォーカスされていなかったそれぞれのキャラクターが掘り下げられているところも面白いです。
監督や役者さんが一部変更になったことにともなってか、作品全体の雰囲気が変わってきたのはここからという印象です。

動く絵画がめいっぱい画面に映るシーンも多い今作ですが、あんな風に動くアートがあれば素敵だなと思う反面、会社で忙しい現代人と生活リズムが合わずにお互い苦労しそうです。
親の仇を前にした時、私刑ではなくしっかりと法に則って裁かれることを望んだハリーですが、13歳でその選択ができるかと感心してしまいます。
私が13歳の時は出身の山梨でスポーツに打ち込んでいましたが、そういう幸せをハリーも送ることができれば・・・とこの先の展開を思い出しながら最後まで見てしまいました。
この先を支える世代がのびのびと生活できる社会を作り出していくのが今の現役世代の課題だと思うので、私は自身ができる最大限の貢献をしていきます。

佐田敏樹