劇場公開日 2021年12月10日

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「やっぱりそっちに」ダンサー・イン・ザ・ダーク sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0やっぱりそっちに

2023年11月15日
PCから投稿

悲しい

 1960年代アメリカ。チェコ移民のセルマは、息子を育てながら工場で働く。ミュージカルが生きがいの彼女だったが、病気で視力が失われつつあった。それは遺伝するが手術で治るため、息子のために費用をこつこつ貯めていた。しかし、そのお金が隣人で警察官のビルに盗まれる。彼女はお金を取り戻そうとするが、ビルを死なせてしまい。
 ビョークについては、あまり知りませんでした。この作品はドキュメントの雰囲気があり、まるで彼女がアイスランドではなく、チェコ出身と勘違いしそうです。
 序盤は周囲の人たちの好意的な模様とセルマの無垢な感じが、とても穏やか。大女優カトリーヌ・ドヌーブ演じるキャシーの、厳しく優しい人柄も良いです。しかし女性を虐げる監督は、やっぱりそっちに行っちゃうのか。

sironabe