燃えるドレスを紡いで

劇場公開日:

燃えるドレスを紡いで

解説

パリのオートクチュール・コレクションに日本から唯一参加し続けているファッションブランド「YUIMA NAKAZATO」のデザイナー・中里唯馬に密着したドキュメンタリー。

ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミー卒業後、2009年に自身のブランド「YUIMA NAKAZATO」を設立した中里唯馬。翌年にはパリ・オートクチュールコレクションの公式ゲストデザイナーに選ばれ、その後も継続的にパリで作品を発表し、コレクション等で数々の世界的アーティストとコラボレーションしてきた。

国内外の映像界で活躍する「生きてるだけで、愛。」の関根光才監督が、別の企画で中里と意気投合したことをきっかけに、1年間にわたって密着取材を敢行。「生み出された衣服はどこにいくのか」という疑問の答えを求めて“衣服の最終到達点”といわれるアフリカ・ケニアへ向かった中里に同行するとともに、中里のショーの裏側にもカメラを向け、クリエイターとしての葛藤や新しい事への挑戦、チーム一丸となってショーの成功を目指す姿を映し出す。

2023年製作/89分/日本
配給:ナカチカピクチャーズ
劇場公開日:2024年3月16日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
鎌田雄介
撮影監督
アンジェ・ラズ
編集
井手麻里子
音楽
立石従寛
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フォトギャラリー

映画レビュー

5.0メチャクチャ面白かった!

2024年4月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

中里唯馬さんのことは何一つ知らなかったし、ファッションの世界の知識もゼロ。

むしろ僕はファッションとは無縁の世界で生きているのだが、しかしこの映画は最高に面白く、非常に質の高いドキュメンタリーに感じられ、しかもエンターテイメント性が高く上映後に感動で拍手をしそうになったくらい見応えがある映画であった。

これまで多くのドキュメンタリー映画を観てきたが、ここまでひとつの映像作品として造り込まれた作品は余り記憶にない。

僕はたまたま上映の最終日に観ることが出来たが、この映画は是非多くの人に観てもらいたいと感じた。

同じ日に観た「青春」という映画を観ると、更にこの映画を深く楽しんで観ることが出来ると思う。

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はなてん

4.0ファッション以前の装い

2024年3月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

寝られる

の歴史を振り返る。
その入り口に差し掛かりながらも、
ファッションに収支した。
その結果を煮詰まった形で見せてくれた。

と言う感想が正直なところである。

音楽監修に立石従寛君が居てるので、
そことの問答はなかったのかな?
と疑問を持ちながら観た◎

つまりはどう言うことかと言うと
nowhereから切り口を変えて得られるのはno where
でしかなくcreationと相性が見出しづらい
technologyに振り回されている感が
否めなかったからである。

nowhereから新しい未来を見出すにはnowhereの逆行が
有効でerehwonを突き詰めることが答えに繋がる。

と言うことなのである。

そうするとcreationと相性が良いのはtechnologyではなく同じ技術でもcraftにある。と気づく筈だ。

と書いておいて締めフォローをしておくと
結局craftには至ったんだけどね。

ファッション及び業界を変えるcraftではない。

と言うことだ(^^)

人類の装いの歴史は、人類史上初めての発明。針に
あると言われる。

プレタではない、オートクチュールと言う立ち位置にいる
中里維馬氏に、オートクチュールだからこその針からのニュークリエイションに期待したい。

ちなみに、新しいサイクルを始める為の
プレゼンスはここ日本にあり◎

以上ざんす〜

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tomokuni0714

3.5素敵な情報のドキュメンタリー

2024年3月24日
iPhoneアプリから投稿

「ザ・トゥルー・コスト」「リファッション」でも描かれた服飾世界の無駄。それに真摯に向き合い、シンプルに解決を模索する若きデザイナーの努力と成功。

これを見、知った我々がするべきは、世の中に望ましき形が進むべく、この現実を広く共有し、多くの賛同の声を上げ、変革の一助となることだろう。

服飾に限らず、世界の有るまじき殺戮も、在ってはならぬ日本の不正も、見過ごさず、皆んなで声を上げ続けることの大切さに思いが至る。

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xa

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