クラメルカガリのレビュー・感想・評価
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細部まで徹底した至福の世界観を前作から継承。さらに広がる大正レトロのパラレルワールド。主人公の魅力と寺田農の名演が光る。
「箱庭」と呼ばれる炭鉱町に育った少女カガリは、日々変化を続ける町を地図にする「箱庭紡ぎ」という地図屋。
彼女は、同じく地図屋の少年ユウヤと共に、町全体に関わる陰謀に巻き込まれる。
前作「クラユカバ」と同じ、独特の世界観を引き継いだ続編的作品。
少年少女を主人公に据えて若さを加味し、舞台も前作の地下世界から、本作では炭鉱町に変わり、まさに箱庭的な複雑な面白さも加わった。
本作も、味わい深い機械たちが大暴れ。
過去の栄光と夢と挫折を負った「科学者」を演じた寺田農(「天空の城ラピュタ」のムスカ役)の名演が味わえる。
「クラユカバ」同様、1時間という尺が短い。せめてあと10分、15分欲しい。
そしてパンチも欲しい。(贅沢?)
そしてそして続編が観たい!せめて三部作に。
その時は、同じクオリティでもうちょっと長く観たい!
絵作りにすごいこだわりを感じます
キービジュを見た時はそんな気にならなかったのですが、トレーラーで一気に興味が出た作品。
早速劇場を探すのですがどこも上映時間が結構タイト、「カガリ」に至っては仕事上がりに行ける時間帯が何処もありませんでした。
というわけでサービスデーとか無視して、急遽休日に行って参りました。
大正浪漫冒険活劇。
まず絵作りにはすごいこだわりを感じ、和紙の様なテクスチャも良い感じ。細部も細かく、背景にも奥行きがあります。
また機械もデザインとその動きが良い。
だから映像からの情報力がすごく多いのですが、尺が短いのでちょうど良い感じでした。
音楽も良いテイストでこの世界観にマッチしてました。
それと「クラユカバ」と違い、アングラ感が無くキャッチーな作りでした。
とはいえクセが強く、合う合わないがはっきり分かれるでしょう。
要はこの世界観にハマれるかハマれないかですね。
レトロとスチームパンクが好みならば、おすすめできる作品でした。
面白かったです。
新しい地図
虫喰いの巣窟にして箱庭と呼ばれる泰平工業日ノ出炭鉱を舞台に地図屋を営むカガリとユウヤが陥没事件から始まる陰謀に巻き込まれる話。
クラユカバのスピンオフということとあらすじ紹介に記されていること以外、前情報は何も持たずに観賞。
ちなみに同時公開のクラユカバも特報で流れる情報以外知らず、ただ、どの劇場もこの作品を先に観させ様とする意図がありそうなのだけ汲んで先に観ましたが…。
天然の空洞が虫喰いでなんちゃら、クラガリがなちゃら、ムジナがなんちゃら、トリモチがなんちゃら機械がなんちゃら…なんか色々と言い回しがややこしかったり、言い回しや情報の出し方が後手だったりで、一々どういうこと?となるから面倒臭いし、そもそも何が問題なのかも解らず始まっていくから取っ付きにくい。
そして陰謀そのものはわかったし、話しの主題はそこじゃないのも判ったつもりで、それなりに面白かったけれど、背景にあるものというか設定に良く解らないものが多かったりイマイチはっきりしなくてスッキリしないし…クラユカバ観ればわかるんすかね?
観る順番間違えた??
何も知らずこれだけを観た評価ということで。
……そしてクラユカバ観たけれど、世界観や一部用語や設定に共通するものはあるけれど、話しは全然関係なかった(´・ω・`)
もっと取捨選択すればよりよくなったのでは…
魔改造され続ける炭鉱で、地図を書くことを生業とする少女の話。
大正スチームパンクな世界観で、常に雲花紙のテクスチャを貼ったような映像。背景も作りこまれているので、画面をみているだけで楽しい。
少年少女の冒険活劇なのだが、キャラが多く、設定、心情を細かく説明するわけではないので大人向け趣味アニメの傾向が強い。
時間は短いものの、情報量が多く濃い。むしろ濃すぎるので、時間を延ばすかキャラを減らすかしたほうがよかったのでは?
キャラの動きが硬いので3Dなのかと思ったが、パンフレットによると紙人形のように画像を関節で動かすツールを使っているとのこと。
試行錯誤がしやすいとのことだが、冒険活劇にしてはケレン味に欠けるように思う。
世界観はとても好きなので、もっと設定やキャラを洗練できればよくなったと思う。
絵とか世界観は素晴らしかったです
展開やストーリーがシンプルだったので、独特な世界観で分からないところがかなり多かった気がしましたが、素直に楽しめた気がします。
絵とか世界観は素晴らしくて、3Dと2Dを華麗に融合させた絵作りなどには魅力を感じましたが、画質的に映画レベルでは少々物足りなさを感じました。全体的にボヤっとしている印象…それもこの世界観の特色のような気がしましたが、あまりにも…ボヤっと?していた気がします。
主人公の活躍が薄いのが難点か
常に拡張を続ける炭鉱町で地図師で日銭を稼ぐカガリ。町に拠点を置く複数の勢力の緊張状態が高まり、やがて事件が発生し…。
クラユカバのスピンオフ作品。成田良悟が原案なのでデュラララ!!っぽいキャラが複数登場。毒気を抜いた折原臨也な感じの伊勢屋が好きでした。
ただ上映時間が短いのにクセのある大人層が多いので、相対的に主人公がほぼ活躍していないのが難点に感じました
こちらも趣味性の高い作品
同時公開のクラユカバと同じく趣味性の高い作品
なんというかな、事件や人物の関係が
あまり整理できないまま作っちゃったような雰囲気が漂う
力が張りすぎているといえばいいのか
この趣味性の強い世界観が魅力なのだから
そこまできちんとしなくてもいいのにと思わなくもない
そういう意味ではクラユカバに一歩譲る
まあこれは好みの問題かもしれないけど
作品の世界観や雰囲気が好みに合えば
時間たっぷり楽しめると思う
レトロでパンクな世界観をたっぷりと堪能できる作品だ
こちらの方が面白い
『クラユカバ』の次に作られただけあって、前作で今一つだった点が修正されている。
登場人物に感情移入しやすい演出がなされていたり、地下世界の全体像が頭に入りやすい構成になっている。
『バッカーノ!』の成田良悟が原案を提供したことが大きいのかも。
パンクスチーム的な自律機械や、マッドサイエンティストの朽縄が繰り出す自走マシンやドローンのテイストがなかなかよい。
次回作が楽しみになった。
メンバーは良いのに。
全く面白く無い、いやお話が良くわからない。佐倉綾音、悠木碧、大塚剛央、細谷佳正と声優はトップクラス揃ってるのにもったいないなあ。そもそも「カガリ」がスーパーガール的キャラだと思ってたのが勘違いか。
昔なら「クラユカバ」と2本立て上映、1本分の料金だったろうな。
主人公かわいいんだけど
2024年劇場鑑賞87本目。
炭鉱町の地元のヤクザの抗争に複雑な坑道の地図作りをしている少女が巻き込まれる話。主人公の片目髪隠れはかわいいですね。同時上映のクラユカバよりは見どころがあった気もしたのですが、ちょっと自分には面白い部分を見つけるのが大変でした。
「クラユカバ」に比べると見やすい映画。先に見るのがおすすめ。
今年146本目(合計1,238本目/今月(2024年4月度)20本目)。
(前の作品 「クラユカバ」→この作品「クラメルカガリ」→次の作品「NN4444」)
もっとも「先に見るのがおすすめ」といっても、公式では「~ユカバ」が冒険もの、「~カガリ」がちょっとした恋愛ものという形で「あなたはどっちから見る?」という公式の宣伝と反してコナンのやりすぎで選択肢も何もあったもんじゃないという問題はありますが…。
世界観については多少の違いはあっても「~ユカバ」のものと同じですが、こちらは地図作成を仕事とする女性主人公カガリと、その彼女が出会う色々な人との交流を描きつつ、多少の冒険パートはあっても、ごく軽い恋愛ものにも発展するという部分があり、60分という短いストーリーという中においても見やすい映画にはなると思います。
こちらの作品も舞台設定が大正時代というようにとられているようで、多少古典的な言い回しも出てきますが、「~ユカバ」に比べると少な目で理解に詰まるところは少ないかなといったところです。しいて言えば、当時(大正時代を想定するとして)、キャラメルというものは(今でも「箱入り」でコンビニで有名メーカーのものがありますよね)、当時の貴重品であり高価品であったことを知っているとよいかなといったところです。
60分ほどのストーリーの中に、冒険パートや恋愛パートなど、そもそも自己紹介パートなど色々入っていますが、どれも丁寧な誘導があるし、こちらは「恋愛パートより」なので理解の躓きが少なく、あえて先に見るなら「~カガリ」からがおすすめといったところでしょうか。
採点上、特に気になった点まで見出せなかったのでフルスコアにしています。
抗争が繰り返される世界の地下の地図作り
レトロな世界観が好きなので観ました。
同時公開のクラユカバとの繋がりも少しだけありました。
主人公の少女の両親がなくなった理由とか色々と回収されていない部分はありますが、一時裏切った幼馴染との今後とか気になる作品でした。
話自体は、そんなに難しくは無いのですが、伏線というか色々と回収していないので気になることが多い作品でした。
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