劇場公開日 2024年4月19日

異人たちのレビュー・感想・評価

全84件中、41~60件目を表示

3.0鑑賞動機:(読んでもいないし観てもないけど)『異人たちとの夏』10割

2024年4月24日
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鑑賞方法:映画館

そんなあっさり受け入れて馴染んじゃうの?という違和感がなくもないが、それだけ会いたかったのだと思えばいいか。
あのマンションなんであんなに人少ないのだろう。
自己肯定感大事
ラストはちょっと戸惑ったが、ゆっくり考えてみたら、別におかしくもないかという結論になった。
ただ、あちらとこちらの境がないというか、あちらがあまりにも普通で親に会えたことの感慨とか特別感がなくて、やっぱり違和感覚える。

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なお

3.0キスシーンは濃厚

2024年4月24日
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鑑賞方法:映画館

原作未読ですが、脚本はたしかに日本ぽいなと感じるところが多かったです。
不思議な物語ですが、こういう映画はカタルシスを得られるかどうかが評価の分かれ目になるのではないでしょうか。たとえば両親を早く亡くされた方などが観ると泣けるのではないかと思います。
キスシーンやベットシーンはなかなか濃厚です。

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光陽

4.5サバイバーの悲しみ

2024年4月24日
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本家を観たのは少年時代にテレビで。これの何処が面白いの?でした。
子供でしたしねー。
秋吉久美子が可愛すぎて母親には見えなかったのと、名取裕子のホラー枠の方が楽しかった記憶。
子供でしたので。

旅立った両親との再開を、インナーチャイルドの癒やしの物語にした脚本を、山田太一なら評価しただろうな。

クイアを散々傷つけてきた歴史をなかったものにしようとしている、昨今の映画界へのアンチテーゼも感じましたね。
ゲイはあの時代を忘れちゃいないぜと。

常に死と隣り合わせで生きて来たあの時代が、葬り去られる事を許さない、監督の静かな怒りを感じました。

映画界で、両親へのカミングアウトはもう時代遅れのドラマ。
でも、実際は今だって。
アダムなんて名付けられた男の子にしてみたら、大変な事でしょ!多分。

これまでのゲイ男性を主人公にした映画で、父親の存在は無に等しかった。
ゲイの作家さんにしてみれば、そう簡単に俺は父親を許しはしないぜ!フィールオブドリームスじゃあるまいし、みたいな感じでしょうか。

もう少し一緒に生きていられたなら、息子の苦痛に気づいていたはずの母親と、息子の苦悶に気づいていたのに、無関心だった父親。

母親から愛されている事は充分に理解していた。母親の独りよがりを責めるほどの子供じゃない。
でも、理想の息子にはなれない自分から、父親が興味を失っていったのは、癒やされない悲しみだったんだろうな。

とにかくお父さんとのシーンは2回とも泣きました。

そろそろ、お父さんも許してあげないとね、もう大人なんだから。

本家を観てたから、オチは解っていたんだけど
ラストシーンはどう解釈すればいいのー!?

もう一回観よう

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こうた

3.0同性愛に感情移入できませんでしたし、主人公の妄想と誘導するかのような演出に疑問です。

2024年4月24日
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  昨年亡くなった山田太一の小説「異人たちとの夏」を「さざなみ」「荒野にて」の英国のアンドリュー・ヘイ監督によって、リメイクされたのが本作です。
 日本でも大林宣彦監督が映画にしていますが、今回は舞台を浅草からロンドンに移し、風聞杜夫と名取裕子が演じた役を、男性同士に設定し直したところが特徴です。

●ストーリー
 ロンドンに暮らす売れっ子脚本家のアダム(アンドリュー・スコット)は、ロンドンのマンションに、ひとりで暮らしていました。 12歳を前に両親を交通事故で亡くし、以来、喪失感が消えません。もうひとつ。彼はゲイで、根強い偏見に悩まされてもいます。そのため、彼は誰からも心を閉ざしていたのです。
 ある夜、同じマンションのハリー(ポール・メスカル)という青年が「一緒に飲まないか」とウイスキー持参で部屋をたずねて来ますが、突然だったので彼は断るのでした。
 アダムは両親との思い出を本にしようと思い立ちます。ロンドン郊外の昔の住まいの近くで、彼はひとりの中年男の背中にさそわれて後を追います。なんと、その男は30年前に死んだ父(ジェイミー・ベル)だったのです。父に連れられて行ったのは、ありし日のわが家で、母(クレア・フォイ)がいました。なぜか両親は昔と変わらぬ姿で暮らしていて、アダムと同世代か年下に見えるのです。
 その日から彼の人生の秩序は変わり、新しい輝きを帯びはじめます。彼は実家に足繁く通い、マンションで鉢合わせしたハリーを部屋に招く。ハリーとは息が合い、2人は同棲することになるのです。

●同性愛に感情移入できません。
 同性愛に変更した点を朝日の映画記者は、今風でいいと高く評価していましたが、同性愛の思考がないノーマルな自分にとって、二人が激しく絡もうが、全く感情移入できませんでした。LGBTなどの性的マイノリティが持てはやされて、女子トイレなど女性の特有の安全安心が軽んじられるほどの世の中になってきています。個人の自由な恋愛観までは否定しませんが、こと映画のストーリーとなると別問題です。どうにも共感が持てませんでした。
 また同性愛は、文明の病だと思います。何でも個人の権利や平等が持てはやされた結果、社会全体として同性愛が蔓延したら、出生率は劇的に低下して、人類は滅亡に向かっていくことでしょう。特にマスコミやエンタメで朝日のように同性愛を絶賛したら、今世違和感を覚えつつも、肉体が魂と異なる性別で人生修行しようと生まれてきた人であっても、ついつい世の中の風潮で同性愛に走ってしまうことになりかねません。同性愛が当たり前という風潮は、寝た子を起こすことになりかねないのです。
 但し主演のアンドリュー・スコットは、自身がゲイであることを公式にカミングアウトしている筋金入りのゲイです。なのでハリーとの絡みのシーンも、ホントの恋人に見えるくらい熱が入ってました。本作はオリジナルの不思議さを越えて、同性愛を主張する作品に変わってしまったのかもしれません。

●『異人たちの夏』から夏をとったら意味がなくなる!
 オリジナルの『異人たちの夏』のタイトルにある『夏』という表記には、特別な意味が込められています。なぜ主人公の原田の両親が、静かな夏の日に蘇ってきたのでしょうか。そんな疑問を持つとき、日本人なら誰でもすぐ「お盆」を連想することができます。けれどもイギリス人のヘイ監督には、そんな習慣はありません。そんな監督が『異人たちの夏』から『夏』をとって、ロンドンでリメイクしたとき、大きな問題に遭遇してしまいました。それはなぜ両親が事故の時のままも蘇ってきたのかという理由がなくなったままリメイクしたのです。その結果おこったことは、両親との再会がまるで時を遡ったかのようにリアルに描かれていて、蘇りとは思えなくしたことです。実際に見ていて、昔に戻ったようなシーンにも見えて、また心に問題を抱えるアダムが妄想しているようにも見えました。重ねてそれを助長するかのように、心を病んでいたアダムが、酒に加えて「薬」によって酩酊し、朦朧とするというのは、余計に妄想の方へ見る者を誘導してしまうことにつながってしまったのです。
 これは物語が、ホラーや怪奇現象に振れすぎないようにするための配慮だったのかもしれません。しかし、オリジナルの大林演出で強く感じた、死別した人とまた会える感動、や哀惜の思いは、死んでいるのかどうか分かりにくくし、妄想の方へ誘導してしまう演出で、かき消されてしまったことは間違いありません。
 やはり日本の夏は、昔から「お盆」という風習があるから、余計な説明がなくても、両親が蘇ってくることに違和感が感じられなかったのです。本作でもロンドンでリメイクするのであれば、英国ならではの両親が蘇ってくる理由付けが欲しかったです。
 但し、霊的存在とも、記憶から引き出されたもともはっきりしないけれども、とにかく蘇った両親に、アダムが初めてゲイであることをカミングアウトするところは、チョット感動しました。やはりありのままの自分を肯定してくれるのは親しかいないものです。たとえ幻影であっても、目の前の両親がゲイであることを肯定してくれたことは、社会的な差別で苦しんできたも孤独なアダムの心を大いに癒すことになったのです。これは共感できました。

●オリジナル『異人たちの夏』について
 1988年版のオリジナルは、山田太一の小説を、市川森一の脚色で大林宣彦が演出した異色作。元々、松竹からの大林への発注は夏に観客をぞっとさせるゾンビ映画だったのです。一人の女がいろんな人を惑わせて、都会のマンションでホラーを描くというもの。公開時に物議を醸したエンディングのCGはその名残りです。
《オリジナルのストーリー》
 原田英雄(風間杜夫)は40歳、職業はシナリオライターです。妻子と別れ、今はマンションに一人暮らしをしていました。ある日、原田は幼い頃に住んでいた浅草に出かけ、偶然死んだはずの両親(片岡鶴太郎、秋吉久美子)に会います。二人は原田が12歳の時に交通事故で死亡しましたが、なぜかその時の年齢のまま、浅草に住んでいたのでした。原田は懐かしさのあまり、浅草の両親の家へたびたび通うようになります。一方で、原田は同じマンションに住む桂(名取裕子)という女性と、愛し合うようになっていました。
 桂は英雄を気遣い、もう死んだはずの両親には会うなというのです。異人(幽霊)に近づくと、それだけ自分の体は衰弱し、死に近づいてしまうのでした。原田は桂の言葉で、両親と別れる決心をし、浅草にあるすき焼き屋で親子水いらず別れの宴を開いきました。 暖かい両親の愛情に接し、原田が涙ながらに別れを告げると、両親の姿は消えていきました。しかし、なぜか原田の衰弱は止まりませんでした。実はこれには、桂が関係していたのです。
 体調の回復した原田は両親のもとに花と線香を手向け、静かな夏の日の不思議な体験を回想するのでした。

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流山の小地蔵

3.5かなりダウナー仕上げ

2024年4月23日
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随分前に観たきりですで多少記憶は曖昧ですが、作品として好印象をもっている大林宣彦監督の『異人たちとの夏(88)』のリメイクであり、IMDbやRotten Tomatoesの評価もとても高くとても楽しみにしておりました本作品。ただ、公開1週目のサービスデイ(平日)午前の回、TOHO日本橋Screen1はガラガラとは言わないまでも空いていました。
で、感想ですが、ちょっと期待しすぎたかな。。けして悪い出来てはありませんが、かなりダウナー仕上げとなっており、人によっては塞ぎ気味の時などは避け、心して鑑賞した方が良いかもしれません。
本作における「キーとなるギミック」は概ねにおいて変わりなくリメイクされており、親子再会から少しずつ「当時」の関係性へ不自然さなく戻り、且つ、「現在」の自分より若い両親と対して解り合う様はやはり素晴らしいと思います。特に私、母役のクレア・フォイの豊かな表情と眼差しが好きなのですが、本作でも裏切りません。
ただ、前述したように本作非常に暗く、舞台設定や視覚効果など全体的にホラー味が強め。自分の人生と特性を背景に敢えて「孤独」でいることを選んでいるようなところのあるアダム(アンドリュー・スコット)ですが、とあるきっかけで会う3名との急接近から、自分の人生を顧み、また想いを吐露することができることで解放され、話が進むにつれ「抑えていた感情が溢れる様子」は観ていて辛いものがあります。
また少々残念な点としては、現実と幻想の区別がつかない状況に対し、発熱、酒に加えて「薬」によって酩酊し、朦朧とするというのはやや安易と言うか、ファンタジーな要素を弱めてしまっていて残念な印象です。
とは言え、最後の展開は嫌いではないし、作品としては悪いわけではありません。特にキャスティングは素晴らしくハマっていますし、エミリー・レビネイズ=ファルーシュの音楽が作品を惹きたてています。劇場でなくても構いませんが、精神状態の悪くないときにご覧になることをお勧めします。

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TWDera

4.0アンドリュースコット

2024年4月23日
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初見ながら確かな演技力。写真より魅力的でプラス演技が確かなのでもっと作品見てみたいです。ポールメスカルとの見事な調和は、作品に深みを与えているが、山田太一さんの原作ぽくなかったし、本内容も未見。

日本版はいつもの様に会話がツボか。
両親との会話は印象的、かつ羨ましくもあり。
映画は両親が若いと言うだけで、映画の内容は推測可能、ただ結末がああなるとは思ってもいなかった。ポールとのラブシーンは映画を売る為どうしも必要と思うが、少し安易。
ポールメスカル需要が高い俳優、演技はお墨付き。彼の映画をもっともっと見たい。この映画ポール出てなければ行かなかったかな。
パンフレットの中にサントラ情報あり。

疑問
ポールメスカルが日本製のワインを勧める箇所のシーンは実際に生きていた設定なのか?またはもう既に?

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ken

3.0リメイクではなく、インスパイア系で良いのでは

2024年4月22日
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オリジナルは見ていないが、単体作品として感涙を期待して観に行きました。
残念ながら自分にはウルウルポイントはありませんでしたが、家族愛、クィア(ゲイ)の葛藤や、孤独感などが重なった時にグッとくるのでしょう。

主人公の寝落ちと海外作品に多いドラッグのキメシーンで、結局、現実ともただの妄想とも取れるファンタジー内容なので、信じるか信じないかはあなた次第パターン。主人公は物書きで、今は両親のことを題材に書いているというシーンから、より妄想処理に近い解釈だと思うのだが、どうなんだろう。

そもそも住んでいるマンションもあの大きさで廃墟でもないのに2部屋しか住んでないとか謎すぎるし、結局、仕事ほぼしていないし・・
絡みがリアルな感じがあるが、同性愛者にある程度の理解が無い人は偏見を持たずに観てほしい。
もう少し時間が経てばまた作品の見え方が変わる気がするので、いつか観返します。

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映画感

2.0残念としか言いようがない気がします

2024年4月22日
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難しい

山田太一さん原作のリメイクと言うだけで期待倍増でした。
と言って原作を読んでもいないし、映画も見ていません。
原作の有る物を映像化した作品に対して様々な皆さんの意見を見ますが、僕は何も原作に忠実に作る必要は無いと思っています。
原作は原作であれば良いだけで、映像はそれを元にして創っているだけなのですから。同じじゃないのは当然です。
で、その上で思ったのは山田太一さんはこの作品をどう感じるのだろうと。
作品に対しての思いは人それぞれ、称賛もあれば批判も有り、それで良いのですが、今作は僕には合ってなかったようです。
日本人の書いた本を外国人の方が映画にするのだから、時代も違えば解釈も違うだろうけど何を表現したかったのだろう。
親子の絆?同性愛?孤独?
ただ一つ親の子に対する愛は理解出来ましたが、それ以外の描写の方が多かったかな。
この作品は僕には残念だったけど、オリジナルの「異人たちとの夏」を俄然見たくなりました

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たつのこ

2.0ヒネる必要はない…

2024年4月22日
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泣ける

悲しい

日本版のオリジナルを見たのはもう40年近く前で、よく憶えていない。
風間杜夫が主人公というのは憶えていたが、監督は大林だったというのは調べてみて思い出した――。

本作は、設定を現代のイギリス、そして主人公の恋愛対象を同性(男)に設定しているのが違うが、子供の時に死別した両親が「異人」となって再会するという設定はそのまま踏襲している。

監督のアンドリュー・ヘイ自身がゲイであることから、主人公もそれに設定されている。
性描写も結構多く、イチモツが露出しそうでハラハラしたか、R15指定なのでそれはナシ(笑)。

主人公は、子供の時の記憶しかない事故死した両親の元を何度も訪れ、自身の近況を語るうちゲイである、ということも告白。異人である両親もそれを受け容れてくれる――。

親というものは、子のすべてを肯定する生きものなのだ。
そのあたりは、すごくジーンときて、見ていて涙が出た。
だがしかし、最終盤でちょっとミステリアスな味付けをしているため、「親子の情」という部分を台無しにしている。

ぼくには、かつて極めて親しい友人(故人)に同性愛者がおり、彼らのことはまったく否定するつもりはないが、やはり彼らの趣味・嗜好については自分は遠慮申し上げたい。その気分からすると、評価はあまりできない作品である。

主人公と深い関係になった彼氏に対して、もうちょっとわかりやすい形でまとめてくれれば、自分の感じ方も変わったかもしれない。ちょっと残念な作品

東京都心のシネコン、平日昼間の客入りは2割に満たない印象。山田太一の小説が原作だということで見に来ていたような熟年夫婦は「こんな話だったのか…」とその世界に入っていけなかったような感想を漏らしていたのが聞こえた。

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町谷東光

3.5立ち直れない喪失感

2024年4月22日
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悲しい

難しい

寝られる

原作「異人たちとの夏」および、大林宣彦監督による映画化作品がめちゃくちゃ気になった。日本だと雰囲気も展開も全く異なるだろうし、イギリスに舞台を移し、更には同性愛者同士の物語に変更されているため、原作からかなり改変されているんじゃないかな。情緒あるイギリスの映像はすごく良かったけど、日本人なら日本じゃないとノスタルジーを感じられないし、断然その方が好きになれるだろうな笑

死んだはずの両親と奇跡の再会を果たした主人公・アダム。そんな奇妙な出来事から自身の心に残っていた〈しこり〉に気付き、離れていくことの恐怖を抱きつつ立ち直る勇気を振り絞る彼の様は、ファンタジーな設定ながらも再起の物語としてはかなりよく出来ており、後半は特に胸が打たれた。

ただ、中盤があまりにも退屈すぎる。
先日の「パスト ライブズ」もそうだったんだけど、物静かさが最大限生かされていないというか、多くを語らず、超スローペースで物語を展開していくこと自体を映画の美と捉えている作り方が、見ている側としてはものすごい眠気に襲われてしまう。冷たく、張り詰めた空気感を全編通して貫くのは非常にいいとは思うけど、やはり中盤でひとつ、大きな1歩を踏み出して欲しいもの。ゲイであることを公表している監督・主演俳優であるため、BL描写はかなり優れていた。それもあり、作りの甘さと演出の弱さは気になってしまった。予告からちょっと期待しすぎたかな笑

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サプライズ

2.5アンドリュー・ヘイの過去作全て好きなので めちゃくちゃ楽しみにして...

2024年4月22日
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アンドリュー・ヘイの過去作全て好きなので
めちゃくちゃ楽しみにしていたのですが、

冒頭からハマらず、うーんと思いながら鑑賞。
話が飲み込みずらいし、テンポも遅い
(アンドリュー・ヘイの過去作どれも分かりずらい箇所があったり、スローペースなのだけれど今回は肌に合わない感じだった)
映画の色味とかカメラコントロールが過去作とも違うのがまずちょっと嫌。おそらくノスタルジー感を出す為だろうけど、過去作のちょっと引いた温度の低いカメラワークが好きだったので…。

大林版を未見なので、比較もできないけど
けっこうあんまりいい映画とは思えず、残念。

なんだろう、アンドリュー・ヘイの語らず見せる話運びが好きだったから、両親との会話で教科書的にクィアの問題を語りすぎてるのが嫌だったのかも。

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madu

3.0原作とは別物かな?

2024年4月22日
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原作では彼らが両親かどうかや、そもそも彼らが何者なのかについて主人公はかなり逡巡するけど、映画ではあっさり母親から両親であることを告げられ、それを疑問もなく受け入れてしまうことにちょっと違和感が。

主人公がゲイという設定や、それ故に同じビルに済む恋人が男性なのはいいとして、日に日にやつれていくという原作ではキモになる設定がすっとばされていたのは「マジか?」という感じだった。

そしてラスト、恋人の正体が判った後がハートウォーミングな展開にビックリ。

原作通りホラーな展開で最後にあっと言わされるとばかり思っていたので、、、やっぱ原作とは別物かな。

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ただの映画好き

2.5“ほんとにあった怖い話し“ 映画版て感じ

2024年4月22日
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古い!そしてパーソナル感パなく、オリジナルのエッセンスもまるで拾われておらず別方向へのベクトルw
“異人たちとの夏”と聞いてなければ、別物のソフトホラーとしてならまあまあかな😑

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HIROKICHI

3.0異人たち…、って。

2024年4月21日
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なるほどなー、と思ったけど異人なのかどうか…。全てはアダムの妄想でもあるわけだし。自己を肯定するための妄想録でもあるよな、と思っちゃう。時代背景もからめながら考えさせられる話ではあったけど。やっぱり家族って大切。

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peanuts

3.5子の心、親知らず

2024年4月21日
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泣ける

悲しい

難しい

『片岡鶴太郎』はべらんめぇな父親役が、
『秋吉久美子』はきっぷの良い母親役がそれぞれ似合っていた。

そんな両親が、十二歳の頃に死に別れたままの姿で
懐かしい浅草の地で暮らしている。

今朝分かれたばかりのような気軽さで「よう!」と声を掛けられてから
主人公は足げく二人のもとに通うことに。
まるで失われた少年時代を取り戻すかのように。

そこでは離婚した妻子のことも忘れ、
昔に戻ったように素直になれた。

しかし日が経つうちに、彼のカラダは衰弱しだし、
母親は「やっぱりねぇ。もう死んだ人間と一緒に居るのは不自然なんだよ」と言い、
別れの日が訪れる。

両親は自分たちが既にして死者であり、未練でこの世に戻されたことを認識。
再び得た楽しい日々ではあるものの、我が子可愛さにそれを手放すことを決断。

三人で囲む「今半」での「すき焼き」の湯気を前にして、両親の姿は消えて行く。
「行かないで!!」と泣きながら訴える姿は哀切極まりなく、
ここで落涙しない人間はおらぬだろう。
『大林宣彦』らしい叙情的なシーン。

主人公にとっては、自身の寿命を引き換えにしても、全うしたい懐かしい想いなのだ。

にもかかわらず、彼の衰弱は進む一方。なぜならば・・・・と、
曰く付きのラストのシークエンスへ突入。
これをもっと巧く創っていれば、どんなに素晴らしい作品になっていたことか。

元々の企画であった{ホラー}の残滓ともされているが、
監督の長編デビュー作(制作も兼ねる)は〔HOUSE ハウス(1977年)〕だったことを忘れてはならぬ。

これが〔異人たちとの夏(1988年)〕。

では同じ『山田太一』の原作を
イギリスを舞台に移し撮られた本作はどうか?

〔生きる LIVING(2022年)〕と同様のケースで、先作は事前の不安をよそに、
世評の高さは周知の通り。個人的にも高めの評点。

ただ今回、監督の『アンドリュー・ヘイ』は主人公をゲイにするとの
大きな改変を加えている。

これにより、都会に一人住む男の
孤独や寂寥が際立ち伝わるように。

それ以外のプロットはほぼほぼ前作通りも、
やはり両親との別れのシーンでは日本的情緒を加味した表現に軍配。
もっともこれは、自分が日本人だからかもしれないが。

その後の展開もやや{ファンタジー}によったもの。

人を愛することを知らずに育った男が、
通過儀礼を経て愛することを覚えた、との。

が、その相手が、実態を持たぬ存在なのは
それで良いのか?と、疑問に感じるところ。

日本に比べると、
キスをする、抱き合う等のフィジカルな愛情表現が濃密な西洋との認識。

なのに、本作よりも、「大林版」で描かれた両親の方に、
愛情の深みを感じてしまうのは
一つ同郷なだけが理由ではない気がする。

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ジュン一

3.0分かって観てれば

2024年4月21日
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58本目。
日本の方は観てないけど、これちょっと苦手な感じの始まり。
正直よく分からんがしばらく続いたけど、途中でそう言う事かと気付いたけど、相変わらず理解するのに時間係り過ぎ。
日本の方を観た上でならば、味わい方が違ったんだろうけど、最後はまあ良かったかなって感じな所。

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ひで

4.0感動的

2024年4月21日
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泣ける

楽しい

知的

家族という誰もが共感できるテーマ、静かで美しい映像、孤独と癒し、こころをうたれました。

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おきん

2.0現実と夢の区別が・・・

2024年4月21日
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難しい

12歳の時に両親を交通事故で亡くし、それ以来寂しい人生を過ごしてきて40歳を過ぎた脚本家アダムは、ロンドンのタワーマンションに1人で住み、両親が生きていた時の思い出をベースにした脚本を書いていた。ある日、両親が亡くなるまで住んでいた郊外の家を訪れると、そこには亡くなったはずの父と母が当時の姿のままで暮らしていた。それ以来、アダムは何度も実家に通っては両親のもとで安らぎの時を過ごした。その一方で、彼は同じマンションの6階に住むハリーを好きになり、体の関係を持ち、その事を両親に告げた。そして・・・てな話。

どこまで現実でどこが夢なのか、観ていてよくわからず、両親が生きている時に自分がゲイだった事を言いたくても言えなかった、って事がストーリーの幹なのだろうか?
ゲイもクィアも個人的には興味なく、髭面の2人の中年男が大画面で絡み合うのも絵的に綺麗じゃないので、好みじゃない。
ロンドンの中心地であれだけ多くの部屋があるタワーマンションに住民がハリーとアダムだけ、というのも何か意味が有ったのだろうか?
寂しさを強調するためだとはわかったが。
とにかく、現実味の無いストーリーで疑問だらけだった。
母役のクレア・フォイは美しくて良かった。

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りあの

3.0コレは 星3以外無いと個人的に思います。1988日本版の方が万人受けは相違ない 多様性は大いに良い。ただ・・

2024年4月20日
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知的

本作 原作 山田太一さん 予想どおりお客様は寂しかった 人数は言わない
1988 映画 風間杜夫 片岡鶴太郎 秋吉久美子 浅草 【脚本は山田さんではなく 知る人ぞ知る 市川森一さん】
大林宣彦監督 いわゆるバブルの浮かれた業界人が 家庭崩壊し ヤケクソ気味だったのが
幼少時に亡くなった両親に再会し 涙し 嬉しがる

チコっと 脱がない女優さん 岩下志麻さん二世とも言える人の
控えめ サラシで隠されて不自然 性的シーンは 正直言って萎えた私
結構 キテレツ作品なので 名作とまでは微妙だけど
今となっては 両親とも亡くなった ワシ的には そこそこ感動作

ハリウッド【ただし ロケ地といいスタッフといい イギリス🇬🇧作品】版

しかし 事前の広報の段階から 性的指向の雰囲気満載で
実際 主題は 性的指向が主だから 正直言って・・・

あっ❗️俺は会社で教育受けてるから 多様性 性的指向の尊重は 心得てるし 対応も可能

でも 自分のお金で見る映画 は 本音でイイに決まってるだろ❗️とおじさんは主張したい。
まあつまり 本作のは性的描写は ワシには しんどかった。申し訳ない コレは私の個人的な感覚だから
個への介入は勘弁してください❗️

それと日本版と違い タイムリープなんだか幽霊なんだかはっきりしないけど

チト 死んだ両親に出会えた中年の息子にしては 反応が淡白すぎて 正直がっかり😞

あっ❗️日本版は当時のカメラ技術の未熟さが 逆に功を奏していて
鶴太郎さんと秋吉久美子さん夫婦の 幽霊のフェードアウト場面が 画面がモノホンの幽霊出マジ感動した
浅草今半すき焼き屋 ね❗️【配信されてるので 風間杜夫の両親と出会えて浮かれる場面と この場面だけでも超倍速で見てください 20分で済みます】

本作の有料パンフ🈶は秀逸 真ん中が山田太一コーナーみたいになってて
そこで 片岡鶴太郎さんと秋吉久美子さんの対談の感想がマジで本作を示している
日本版は過去に受容され癒やされて 再生 言わなくても親子だからわかる的
本作は 過去との和解 白黒つける的な考え方の突き詰め方 共感性の文化が❓

とにかく せっかく 山田太一さんが面白いプロット 人情的なもの作ったのに
80年代と現代の 性的指向の理解 へ主題が変わってる気がする
ちなみに 監督も主人公役も 流れる音楽も 性的指向の理解をワシに求めてくる方 わかってるって
色んな人がいて 全てが等価 くらい もうわかってるよ❗️人権として性的多様性は等価なのは当たり前ですよね。

でもワシ的には プロット部分は同じなのだから 換骨奪胎 作品期待したけど
期待しすぎだった

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満塁本塁打

5.0期待度◎鑑賞後の満足度◎ 非日常的・非現実的・幻想を描いても不自然でない映画という媒体(TVはどうしても日常・現実が滲み出て来る)でこそ描けた異色の傑作。“愛”がアダムを見つける過程に涙が溢れる。

2024年4月20日
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①『異人たちとの夏』は未見なので、作品世界がどう違うのか分かりません。恐らく主人公(こちらではアダム)の設定は大分違うのだろうなあ、というのは分かりますけど。

②今まで観てきたイギリス映画たちとはちょっと雰囲気が違うので、やはり山田太一の原作だからかなあ、とも思ったけれども、この監督のカラーでもあるのかな。

③アンドリュー・スコットがこんな繊細な演技が出来るとは思わなかったので感心しました。
あとの三人の主要キャストもみな好演。

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もーさん