若武者

劇場公開日:

解説

「逃げきれた夢」「枝葉のこと」の二ノ宮隆太郎が監督・脚本を手がけ、寄る辺ない日常の中で人生に疑問を抱きながら未来に抵抗する若者たちの物語を、独特の言語表現の応酬と予測不能な展開で描いたドラマ。

義父に対して深い憎しみを抱える工場勤務の寡黙な渉、他人の負の感情に愉悦を覚える傾向のある居酒屋店員・英治、介護士として働きながら周囲を鋭い視線で見つめる光則。幼なじみである3人は、ある晩秋の昼下がり、数年前に事故で亡くなったもう1人の幼なじみが眠る墓地を目指して歩きながら会話を交わす。やがて彼らは世直しと称して、街の人々の些細な違反や差別に対して無軌道に牙を剥き始める。

「春に散る」の坂東龍汰が渉、「ファミリア」の髙橋里恩が英治、「死んだ目をした少年」の清水尚弥が光則を演じ、豊原功補、岩松了、木野花が脇を固める。

2024年製作/103分/G/日本
配給:コギトワークス
劇場公開日:2024年5月25日

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映画レビュー

2.0たぶん…

2024年6月1日
iPhoneアプリから投稿

大好きな二ノ宮監督作品だった。

何かしら有名な小説(中ニ病患者が見るような)を観て、中ニ病のまんま大きくなった、若いうちにインドとか、ミャンマーとかいってこいよと言いたくなる若者3人の話し。いやあ嫌なキャラがたくさん出て来るなあと思ってくれたら、大物俳優が出て来たりと、不可思議なダンスシーンなどもあり、そこそこ楽しく観れたが、少し幼い気がするなあ。U-NEXTの絶賛コメント見てたら、なんか寂しくなって来たりして

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ビビ

3.5時効警察

2024年6月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

他人や社会に対して否定的になるパターンのカタログみたいで、いくつかは身に覚えがあったりする。
自我が脆弱過ぎるあまり他者に対して過剰に攻撃的になり、様々な情報の都合のいいところだけ繋ぎ合わせてその攻撃性を正当化する。あるいは出来るだけ少ない言葉で相手を排除しようとする。こういう若者の生態は、老喫茶店マスターにとって確かに「気持ち悪い」だろう。
なんとも重たい映画ではあるが、善意だの正義だのを介在させない割り切りが爽快ですらある。

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ひろちゃんのカレシ

4.5この世は偏見だらけで気持ち悪い

2024年5月28日
iPhoneアプリから投稿

露悪的である。人物も物語もショットも、全てが不安定で居心地が悪い。それでいて映画全体にどこか高潔さや覚悟を感じさせるのはおそらく、二ノ宮隆太郎の根底にある人間や世の中への眼差しの公平性、そして自身の持つ偏見や悪意についての批評性によるところが大きいだろう。ポリティカルコレクトネスやToxic masculinityについて扱う作品の中では、明らかにラディカルでオリジナリティに溢れているが、それ故に時代に逆行していると取られる危険性も孕んでいる。

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masami

4.0その不穏さがリアル

2024年5月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 2件)
こころ
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