三日月とネコ

劇場公開日:

解説

迷える3人の大人たちと猫が織りなす共同生活を描いたウオズミアミによる同名コミックを、安達祐実、倉科カナ、渡邊圭祐の共演で実写映画化。

40代の書店員・戸馳灯、30代の精神科医・三角鹿乃子、20代のアパレルショップ店員・波多浦仁。熊本地震をきっかけに出会った彼らは、家族でも恋人でもなく年齢も職業も境遇もそれぞれ異なるが、愛猫ミカヅキを囲んで仲良く共同生活を送っている。いつも一緒に食卓を囲み、時には悩みながらも優しく寄り添ってきた3人の生活は、灯が編集者の長浜一生と出会ったことで次第に変化していく。鹿乃子と仁も、小説家の網田すみ江や牛丸つぐみとの新たな交流を通して自分自身を見つめ直していく。

灯役を安達、鹿乃子役を倉科、仁役を渡邊がそれぞれ務め、編集者・長浜一生役で山中崇、小説家・網田すみ江役で小林聡美、牛丸つぐみ役で石川瑠華が共演。「市子」の脚本を手がけた上村奈帆が監督・脚本を手がけた。

2024年製作/112分/G/日本
配給:ギグリーボックス
劇場公開日:2024年5月24日

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(C)2024映画「三日月とネコ」製作委員会 (C)ウオズミアミ/集英社

映画レビュー

4.5良作

2024年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

最初はタイトルの影響もあり、動物映画的なイメージがあり、躊躇していたが『書くが、まま』の上村奈帆監督の初商業映画という1点だけに期待して観ることに。
地震直後に避難したネコ連れ同志の女2人とネコ好き男1人が出会い、意気投合し、3人はそれぞれの事情を抱えながら一緒に暮らし始める。
よくありがちな設定かもと思いながら見ていたがこの3人のキャラクターのありふれた生活ぶりがゆるくて心地良い。次第に3人は現代らしいジェンダーを超えた信頼関係が生まれるのだが……
途中から動物映画じゃないのは、分かってくるのだが、3人から広がっていく、人との繋がり、そして人間の機微がしっかりと描かれており物語の世界に酔いしれていく。
『書くが、まま』は動のエネルギー溢れる映画だったが、本作は静の抑えたエネルギーが溢れ落ちる大人の映画だった。
改めて上村監督は、気持ちをパトンのように繋いでいく、愛の伝統師のようだ。黄金の松竹映画のようでもあり、現代の繊細なリアルな映画でもある。等身大の揺れ動く中年女性を演じた安達祐実もなかなか良い。

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kuroro

4.0いい作品。

2024年6月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

萌える

正直期待していなく猫目当ての鑑賞だった。

ただ、よかった。

ラスト付近はずっと涙。

色んな生き方があっていい。当然のこととか1つに絞らなくてもいいんだ

誰もがどこか共感するような状況が盛りだくさん。

各々の状況を明確にしないのもよかった。

当然ながら箇所箇所に猫ちゃん。
それが良いクッション。

パンフレットやグッズ展開していないようで残念。

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HalU

3.5餅ではなく、パン

2024年6月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

萌える

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共感した! 4件)
uz

4.0大人の成長物語…に見せかけた成長しない物語?

2024年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

震災を機に同居することになった男女3人の物語。

漫画が原作なだけあって、かなりファンタジー設定。序盤は特に詳しい説明もないまま話が進むのでちょっと話に入っていけなかったけど、中盤以降は共感できる話も多く、面白かった。

成長しないっていうのはちょっと違うけど、周囲の理解があるなら自分の好きに生きればいいよという優しい話。常識とか固定概念とか考えないで、猫のように自由に生きるのだ。

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ひとふで
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