全米映画ランキング : 2013年4月26日~2013年4月28日

全米映画ランキング:2013年4月30日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2013年4月26日~2013年4月28日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金 1 20,244,505 20,244,505
2 1 オブリビオン

Oblivion
「オブリビオン」

Universal
(東宝東和)

2 17,803,425 65,090,925
3 2 42 世界を変えた男

42
「42 世界を変えた男」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 10,657,443 69,011,815
4 グリフィン家のウエディングノート 1 7,591,663 7,591,663
5 3 クルードさんちのはじめての冒険 6 6,726,918 163,151,701
6 5 G.I.ジョー バック2リベンジ 5 3,701,825 116,477,968
7 4 最終絶叫計画5 3 3,434,451 27,471,387
8 7 エンド・オブ・ホワイトハウス

Olympus Has Fallen
「エンド・オブ・ホワイトハウス」

FilmDistrict
(アスミック・エース)

6 2,863,345 93,171,817
9 6 プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命 5 2,699,140 16,204,863
10 9 Jurassic Park 3D

Jurassic Park 3D

Universal

4 2,374,685 399,133,007

マイケル・ベイの新作「Pain & Gain」が首位デビュー

サマーシーズン突入前の全米ボックスオフィス。先週末は、「アルマゲドン」「トランスフォーマー」シリーズのヒットメーカー、マイケル・ベイ監督の最新作「Pain & Gain」が公開され、約2000万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。

同作は、ここ数年「トランスフォーマー」シリーズに掛かりきりだったベイ監督が、マッチョスターのマーク・ウォールバーグ、ドウェイン・ジョンソンと組み、「アイランド」(2005)以来8年ぶりの単独作として監督した実話ベースの犯罪コメディ。マイアミのしがないボディビルダー、ダニエル(ウォールバーグ)と出所したばかりの犯罪者ポール(ジョンソン)は、ジムの常連で羽振りのいいビジネスマンを拉致し、財産を強奪するが、その後、追い詰められていくというストーリー。ベイ監督作なので、例によって批評家受けはいまいちで、オープニング興収もなんとか首位デビューを飾る程度に止まった。共演はアンソニー・マッキー、トニー・シャルーブ、ケン・チョン、エド・ハリス。ちなみにベイ監督は再度ウォールバーグと組む「トランスフォーマー4」の公開が来年7月に控えている。

2位は約1700万ドルを稼いだトム・クルーズ主演のSFサスペンス「オブリビオン」。10日間の累計は約6500万ドルに。約1000万ドルの興収で3位につけた野球伝記ドラマ「42(原題)」は、17日間の累計が約7000万ドルに到達した。

そして、約760万ドルのオープニング興収で4位デビューとなってしまったのは、恋愛コメディ「The Big Wedding」。ロバート・デ・ニーロ、ダイアン・キートン、キャサリン・ハイグル、アマンダ・セイフライド、スーザン・サランドン、ロビン・ウィリアムズ、トファー・グレイス、ベン・バーンズら新旧の人気スターを揃えた群像劇だったが、淋しい結果に終わってしまった。

その他、昨年のカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に選出され、批評家から高い評価を受けていたジェフ・ニコルズ監督(「テイク・シェルター」)の新作「Mud」が公開され、圏外11位に。米南部ルイジアナを舞台に、逃亡中の殺人犯を助ける少年2人の冒険が描かれるサスペンスドラマで、マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、サム・シェパードらが出演。

今週末からは、サマーシーズンに突入。先陣を切るのは、すでに日本を含むアジア各国、ヨーロッパで先行公開され大ヒットを記録している「アイアンマン3」(ロバート・ダウニー・Jr.主演、シェーン・ブラック監督)。記録破りのオープニング興収が期待されているが、果たして。

2013年4月30日更新 藤井竜太朗

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