全米映画ランキング : 2013年3月15日~2013年3月17日

全米映画ランキング:2013年3月19日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2013年3月15日~2013年3月17日
(金額・順位は確定前のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 オズ はじまりの戦い 2 42,222,000 145,026,000
2 ザ・コール 緊急通報指令室

The Call
「ザ・コール 緊急通報指令室」

TriStar Pictures
(東京テアトル)

1 17,100,000 17,100,000
3 俺たちスーパーマジシャン 1 10,305,000 10,305,000
4 2 ジャックと天空の巨人

Jack the Giant Slayer
「ジャックと天空の巨人」

Waner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 6,220,000 53,913,000
5 3 泥棒は幸せのはじまり 6 4,518,780 123,705,645
6 5 オーバードライヴ

Snitch
「オーバードライヴ」

Summit Entertainment
(日活)

4 3,500,000 37,260,000
7 6 21オーバー 最初の二日酔い

21 and Over
「21オーバー 最初の二日酔い」

Relativity Media
(アース・スターエンターテイメント)

3 2,619,000 21,867,773
8 8 世界にひとつのプレイブック 17 2,587,000 124,613,179
9 7 セイフ ヘイヴン

Safe Haven
「セイフ ヘイヴン」

Relativity Media
(ポニーキャニオン)

5 2,495,000 66,952,810
10 9 スペースガーディアン 5 2,327,000 52,165,581

「オズ はじまりの戦い」V2。ハル・ベリー主演のスリラーが2位デビュー

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスだったが、前週3月歴代3位の成績を叩き出した「オズ はじまりの戦い」がグレイトでパワフルな勢いを維持し、先週末も約4200万ドルの興収で首位を守り、V2を果たした。

同作の10日間の累計興収は約1億4500万ドル。公開10日間で約2億900万ドルを稼ぎ出していた3年前のディズニーによる同系統作品「アリス・イン・ワンダーランド」(2010)と比べると、やや弱い成績だが、「オズ」も2億ドル超えは確実な位置に付けている。

約1700万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、オスカー女優ハル・ベリーの主演最新作「The Call」。今回、ベリーが演じたのはロサンゼルス警察のベテラン電話オペレーター、ジョーダン。事件現場から緊急電話を受けた女性たちが同じ男によって殺されていると確信したジョーダンは、新たに若い女性が同一犯に拉致される中で、自らのスキルを駆使して犯人を追い詰めていく……。共演にアビゲイル・ブレスリン、モリス・チェスナット。監督は「マシニスト」「セッション9」「ワンダーランド駅で」のブラッド・アンダーソン。

先週末の新作のもう1本、スティーブ・カレル主演のコメディ「ジ・インクレディブル・バート・ワンダーストーン(原題)」は約1000万ドルのオープニング興収で3位デビュー。いじめられっ子だった幼少期にマジシャンになることを決意したバート・ワンダーストーン(カレル)は夢をかなえ、ラスベガスの売れっ子マジシャンとなっていた。が、そんな彼の前にストリートマジシャンのライバル、スティーブ・グレイが現れ、どちらがラスベガス一のマジシャンか、大技で対決することになる。共演はバートの相棒アントンにスティーブ・ブシェミ、ライバルのスティーブ・グレイにジム・キャリー。その他、オリビア・ワイルド、アラン・アーキン、ジェームズ・ガンドルフィーニら大物キャストが脇を固めていたが、興行、レビューともに芳しくなく、苦しいスタートになってしまった。

今週末は、ジェラルド・バトラー、モーガン・フリーマン、アーロン・エッカート主演のアクション大作「エンド・オブ・ホワイトハウス」(アントワン・フークア監督)に、ハーモニー・コリン監督の「スプリング・ブレイカーズ」、ドリームワークス・アニメ製作のCGIアニメ「ザ・クルッズ(原題)」、ティナ・フェイ&ポール・ラッド主演のコメディ「Admission」が公開となる。

2013年3月19日更新 藤井竜太朗

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