全米映画ランキング : 2009年5月15日~2009年5月17日

全米映画ランキング:2009年5月18日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年5月15日~2009年5月17日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 天使と悪魔

Angels & Demons
「天使と悪魔」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 48,000,000 48,000,000
2 1 スター・トレック

Star Trek
「スター・トレック」

Paramount
(パラマウント)

2 43,000,000 147,600,000
3 2 ウルヴァリン:X-MEN ZERO

X-Men Origins: Wolverine
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 14,800,000 151,100,000
4 3 ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト 3 6,900,000 40,100,000
5 4 オブセッション 歪んだ愛の果て 4 4,600,000 62,600,000
6 5 セブンティーン・アゲイン

17 Again
「セブンティーン・アゲイン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 3,400,000 58,400,000
7 8 モンスターVSエイリアン

Monsters vs. Aliens
「モンスターVSエイリアン」

DreamWorks/Paramount
(パラマウント)

8 3,000,000 190,600,000
8 7 路上のソリスト

The Soloist
「路上のソリスト」

Dreamworks/Universal
(東宝東和)

4 2,400,000 27,500,000
9 6 Next Day Air

Next Day Air

Summit

2 2,300,000 7,600,000
10 9 アース

Earth
「アース」

Disneynature
(ギャガ・コミュニケーションズ)

4 1,700,000 29,100,000

「天使と悪魔」首位デビューだが、苦しいオープニング

09年サマーシーズンの3週目に入った全米ボックスオフィスは、06年に約7億5800万ドルの全世界興収を記録した大ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「天使と悪魔」が約4800万ドルの興収で首位デビューを果たした。とはいっても、この約4800万ドルという数字は決して喜べるものではなく、むしろ期待外れ。前作「ダ・ヴィンチ・コード」のオープニング興収約7710万ドルと比べるとだいぶ見劣りする成績になってしまった。内容は、爆発すれば核にも勝る驚異的な破壊力を持つ“反物質”をめぐって、秘密結社“イルミナティ”と戦うラングドン教授(トム・ハンクス)の活躍を描いたサスペンスミステリー。キャストはイスラエルのアイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、アーミン・ミューラー=スタールと、ハンクス以外は総入れ替えになったが、監督ロン・ハワード、脚本アキバ・ゴールズマン、製作ブライアン・グレイザーの主要スタッフは続投。前作同様、批評家からは厳しめの意見が寄せてられており、最終全米興収は1億5000万ドルくらいになりそう(前作は約2億1700万ドル)。僅差で2位となったのはJ・J・エイブラムス監督の「スター・トレック」。先週末も、2週目ながら約4300万ドルを稼ぎ出し、公開10日間の累計興収を約1億4700万ドルとした。昨年同時期に大ヒットを記録した「アイアンマン」(公開2週目時点での累計興収約1億7700万ドル)ほどではないが、新生USSエンタープライズはまずまずの成績で航海を続けている。3億ドル到達は厳しそうだが、2億ドル突破はほぼ確実だ。メモリアル・デイ(25日/戦没者追悼記念日)のために3連休となる今週末は、大ヒットSFアクションシリーズの最新作「ターミネーター4」と、ベン・スティラー主演のファミリー向けコメディ「ナイトミュージアム2」が公開となる。

2009年5月18日更新 藤井竜太朗

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