全米映画ランキング : 2009年1月30日~2009年2月1日

全米映画ランキング:2009年2月2日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年1月30日~2009年2月1日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 96時間

Taken
「96時間」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 24,600,000 24,600,000
2 1 モール★コップ 3 14,000,000 83,400,000
3 ゲスト(2009) 1 10,500,000 10,500,000
4 4 ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦 3 8,700,000 48,200,000
5 3 グラン・トリノ

Gran Torino
「グラン・トリノ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

8 8,600,000 110,500,000
6 5 スラムドッグ$ミリオネア

Slumdog Millionaire
「スラムドッグ$ミリオネア」

Fox Searchlight
(ギャガ・コミュニケーションズ)

12 7,700,000 67,200,000
7 2 アンダーワールド ビギンズ

Underworld: Rise of the Lycans
「アンダーワールド ビギンズ」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 7,200,000 32,800,000
8 New in Town

New in Town

LionsGate

1 6,750,000 6,750,000
9 6 ブラッディ・バレンタイン 3D 3 4,300,000 44,600,000
10 7 インクハート 魔法の声 2 3,700,000 12,800,000

リーアム・ニーソン主演、リュック・ベッソン製作「Taken」がV

ピッツバーグ・スティーラーズがアリゾナ・カージナルスを逆転で下した第43回スーパーボウルが行われた週末。全米ボックスオフィスは、3本の新作がランクインし、リーアム・ニーソン主演のアクションスリラー「Taken」が、予想を大きく上回る約2460万ドルのオープニング興収をあげて、首位デビューを果たした。この約2460万ドルという数字は、昨年同時期公開の「シークレットアイドル ハンナ・モンタナ 3D」の約3100万ドルに次ぐ、“スーパーボウル・ウィークエンド”の歴代第2位。毎年2月の第1週は、“男性はスーパーボウル、女性は映画”という流れがあったが、「Taken」はその流れを見事に断ち切り、男性を劇場に呼び込んでみせた。同作の内容はパリに旅行中の娘を誘拐された元米工作員が誘拐犯に戦いを挑むストーリーで、製作・脚本はリュック・ベッソンが担当。監督はベッソン作品の多くで撮影監督を務めてきたピエール・モレル。共演にファムケ・ヤンセン。初登場3位「The Uninvited」は韓国映画「箪笥(たんす)」のリメイク。オープニング興収は約1050万ドル。こちらの作品も男性客が多かったという。5位「グラン・トリノ」は累計興収が約1億1000万ドルを突破し、イーストウッドの歴代最高興収をマーク。だが動員人数では90年代の大ヒット作(「許されざる者」「ザ・シークレット・サービス」)に遠く及ばない。DGA(全米監督協会賞)を受賞したダニー・ボイル監督のオスカー候補作「スラムドッグ$ミリオネア」は6位に。累計興収は約6700万ドルに達し、配給のフォックス・サーチライトでは、「JUNO/ジュノ」(07年/約1億4350万ドル)、「サイドウェイ」(06年/約7150万ドル)に次ぐ歴代3位の興収となった。8位はレニー・ゼルウィガー、ハリー・コニック・Jr.共演の「New in Town」。常夏のマイアミから酷寒のミネソタへ転勤となったキャリアガールが成長する姿を描いた女性向けラブコメディだったが、オープニング興収は約675万ドルと振るわなかった。今週末はクリス・エバンス、ダコタ・ファニング共演SFアクション「Push」やスティーブ・マーティン、ジャン・レノ共演の「ピンクパンサー2」などが公開される。

2009年2月2日更新 藤井竜太朗

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