パク・サンヨン : ウィキペディア(Wikipedia)

パク・サンヨン(朴相映、1988年 - ) は、韓国の小説家、元雑誌記者。タレントとしてKBS、JTBC、Watchaなどの番組にも固定出演している。

経歴

1988年、大邱生まれ。成均館大学校でフランス語文学と新聞放送学、東国大学校大学院で文芸創作を学んだ。26歳の時に就職し、正規職と非正規職として雑誌社、広告代理店、コンサルティングなどの多くの業界で7年間働いた。2016年「パリス・ヒルトンを探してます」で文学トンネ新人賞を受賞し作家活動を始めたが、しばらくは会社員としても勤務した。

「メバル一切れ宇宙の味」で2019年若い作家賞大賞を受賞するなど、早くも2020年代を代表する新しい韓国文学の“顔"、最も将来が期待される作家の一人と位置づけられている。特に同世代のと並ぶ現代韓国のクィア文学の代表的な作家の1人とされる。なお、本人は性的アイデンティティをカミングアウトしていない。

著書に短編集『知られざる芸術家の涙とザイトゥーンパスタ』(第11回ホ・ギュン文学作家賞受賞、2018年)。エッセイ集『今夜は食べずに寝よう』(2020年)がある。

邦訳作品

  • 『大都会の愛し方』オ・ヨンア 訳 亜紀書房、となりの国のものがたり、2020年11月

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/02/04 06:09 UTC (変更履歴
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