月影瞳 : ウィキペディア(Wikipedia)

月影 瞳(つきかげ ひとみ、5月30日『宝塚おとめ 2001年度版』 阪急コーポレーション、2001年、78頁。ISBN 4-89485-053-2。 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団雪組・星組トップ娘役。

長野県上田市月影瞳 公式プロフィール キョードーファクトリー。、県立上田東高等学校出身。身長160cm。血液型A型。愛称は「グン」。

所属事務所はキョードーファクトリー。

来歴

1988年、宝塚音楽学校入学。

1990年、宝塚歌劇団に76期生として入団。入団時の成績は11番。花組公演「ベルサイユのばら」で初舞台。

1991年、組まわりを経て花組に配属。

正統派のムードを湛えた娘役として注目を集め、1992年、安寿ミラ・森奈みはるトップコンビ大劇場お披露目となる「スパルタカス」で新人公演初ヒロイン。その後も5作連続で新人公演ヒロインを務め、花組のホープ娘役となる。

1993年より池田銀行の7代目イメージキャラクターに抜擢。

1994年のロンドン公演に主要キャストして出演後、星組へと組替え。組替え後は、トップ娘役・白城あやかに次ぐ2番手娘役として活躍。

1997年に白城の退団を受けて、星組トップ娘役に就任。麻路さきの2人目の相手役として、「誠の群像/魅惑II」でトップコンビ大劇場お披露目。同年10月1日付で、宝塚5組化による編成のため、雪組へと組替え『1997年宝塚 Stage Album』 宝塚歌劇団、1998年、61頁。。雪組トップ娘役に就任。轟悠の2人目の相手役として、「春櫻賦/LET'S JAZZ」で新トップコンビ大劇場お披露目。

2002年2月11日、「愛 燃える/Rose Garden」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。

退団後は舞台を中心に幅広く活動している。

2009年に6歳年下のサラリーマンと結婚したことを報告した元宝塚月影瞳6歳年下サラリーマンと結婚 日刊スポーツ。。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台

  • 1990年3 - 5月、花組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(宝塚大劇場)

組まわり

  • 1990年7月、花組・月組・星組・専科『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(東京宝塚劇場)
  • 1990年11 - 12月、星組『アポロンの迷宮』『ジーザス・ディアマンテ』(宝塚大劇場のみ)

花組時代

  • 1991年4月、『春の風を君に…』 - 新人公演:玉鳳(本役:華陽子)『ザ・フラッシュ!』(東京宝塚劇場のみ)
  • 1991年6 - 8月、『ヴェネチアの紋章』 - 新人公演:ラウドミア(本役:華陽子)『ジャンクション24』(宝塚大劇場)
  • 1991年9月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(全国ツアー)
  • 1991年11月、『ヴェネチアの紋章』 - 新人公演:ラウドミア(本役:華陽子)『ジャンクション24』(東京宝塚劇場)
  • 1992年1月、『ドニエプルの赤い罌粟』(バウホール) - ヨアンナ バウ・東上初ヒロイン
  • 1992年2 - 3月、『白扇花集』『スパルタカス』 - ユーリシャス、新人公演:ルシア(本役:森奈みはる)(宝塚大劇場) 新人公演初ヒロイン
  • 1992年4 - 5月、『けれど夢の中で めざめたときに』(バウホール) - ヒトミ/イツカ バウヒロイン
  • 1992年6月、『白扇花集』『スパルタカス』 - ユーリシャス、新人公演:ルシア(本役:森奈みはる)(東京宝塚劇場)
  • 1992年8 - 10月、『心の旅路』 - ブリジェット、新人公演:ポーラ/マーガレット(本役:森奈みはる)『ファンシー・タッチ』(宝塚大劇場) 新人公演ヒロイン
  • 1992年10月、『ドニエプルの赤い罌粟』(日本青年館) - ヨアンナ
  • 1992年12月、『心の旅路』 - ブリジェット、新人公演:ポーラ/マーガレット(本役:森奈みはる)『ファンシー・タッチ』(東京宝塚劇場)
  • 1993年2 - 3月、『メランコリック・ジゴロ』 - アネット、新人公演:フェリシア(本役:森奈みはる)『ラ・ノーバ!』(宝塚大劇場) 新人公演ヒロイン
  • 1993年4 - 5月、『心の旅路』 - キティ『ファンシー・タッチ』(全国ツアー)
  • 1993年6月、『メランコリック・ジゴロ』 - アネット、新人公演:フェリシア(本役:森奈みはる)『ラ・ノーバ!』(東京宝塚劇場)
  • 1993年8 - 9月、『ベイ・シティ・ブルース』 - パティ、新人公演:オリヴィア(本役:森奈みはる)『イッツ・ア・ラブ・ストーリー』(宝塚大劇場) 新人公演ヒロイン、初エトワール
  • 1993年10 - 11月、『アップル・ツリー』(バウホール・日本青年館・愛知厚生年金会館) - イヴ
  • 1993年12月、『ベイ・シティ・ブルース』 - パティ、新人公演:オリヴィア(本役:森奈みはる)『イッツ・ア・ラブ・ストーリー』(東京宝塚劇場)
  • 1994年2月、『ベイ・シティ・ブルース』『イッツ・ア・ラブ・ストーリー』(中日劇場)
  • 1994年3 - 5月、『ブラック・ジャック 危険な賭け』 - ローラ、新人公演:アイリス/如月恵(本役:森奈みはる)『火の鳥』(宝塚大劇場のみ) 新人公演ヒロイン、エトワール
  • 1994年7月、ロンドン公演『花扇抄(美しき日本)』『扉のこちら』『ミリオン・ドリームズ』(コロシアム劇場)
  • 1994年9 - 11月、『冬の嵐、ペテルブルグに死す』 - ポリィナ『ハイパー・ステージ!』(宝塚大劇場のみ)

星組時代

  • 1994年12月、『カサノヴァ・夢のかたみ』 - マリー王妃、新人公演:ジャンヌ(本役:白城あやか)『ラ・カンタータ!』(東京宝塚劇場のみ) 新人公演ヒロイン
  • 1995年3 - 5月、『国境のない地図』(宝塚大劇場) - ソフィ エトワール
  • 1995年5 - 6月、『殉情(じゅんじょう)』(バウホール) - 春琴 東上ヒロイン
  • 1995年7月、『国境のない地図』(東京宝塚劇場) - ソフィ
  • 1995年9 - 11月、『剣と恋と虹と』 - コンスタン『ジュビレーション!』(宝塚大劇場)
  • 1995年12月、『Action!』(ドラマシティ)
  • 1996年1 - 2月、『殉情(じゅんじょう)』(日本青年館) - 春琴
  • 1996年3月、『剣と恋と虹と』 - コンスタン『ジュビレーション!』(東京宝塚劇場)
  • 1996年5 - 6月、『二人だけが悪』 - ジョアン『パッション・ブルー』(宝塚大劇場)
  • 1996年6 - 7月、『剣と恋と虹と』 - コンスタン『ジュビレーション!』(全国ツアー)
  • 1996年8月、『二人だけが悪』 - ジョアン『パッション・ブルー』(東京宝塚劇場)
  • 1996年9月、『ドリアン・グレイの肖像』(バウホール) - シビル/ヘティ 東上ヒロイン
  • 1996年11 - 12月、『エリザベート』(宝塚大劇場) - ルドルフ(少年)、新人公演:エリザベート(本役:白城あやか) 新人公演ヒロイン、エトワール
  • 1997年1月、『ドリアン・グレイの肖像』(日本青年館) - シビル/ヘティ
  • 1997年3月、『エリザベート』(東京宝塚劇場) - ルドルフ(少年)、新人公演:エリザベート(本役:白城あやか)

星組トップ娘役時代

  • 1997年5 - 8月、『誠の群像』 - お小夜『魅惑II』 大劇場トップお披露目公演

雪組トップ娘役時代

  • 1997年12 - 1998年4月、『春櫻賦』 - 小紫『LET'S JAZZ』 大劇場トップお披露目公演
  • 1998年5 - 6月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - スカーレットII
  • 1998年8 - 9月、『浅茅が宿』 - 宮木/眞女児『ラヴィール』(宝塚大劇場)
  • 1998年10 - 11月、『凍てついた明日』(バウホール・日本青年館) - ボニー・パーカー
  • 1998年11 - 12月、『浅茅が宿』 - 宮木/眞女児『ラヴィール』(1000days劇場)
  • 1999年2月、『浅茅が宿』 - 宮木/眞女児『ラヴィール』(中日劇場)
  • 1999年4 - 8月、『再会』 - サンドリーヌ『ノバ・ボサ・ノバ』 - エストレーラ
  • 1999年11 - 12月、『バッカスと呼ばれた男』 - アンヌ・ドートリッシュ『華麗なる千拍子'99』(宝塚大劇場)
  • 2000年2 - 3月、『バッカスと呼ばれた男』 - アンヌ・ドートリッシュ『華麗なる千拍子』(1000days劇場)
  • 2000年4 - 5月、『バッカスと呼ばれた男』 - アンヌ・ドートリッシュ『華麗なる千拍子』(全国ツアー)
  • 2000年6 - 10月、『デパートメント・ストア』 - ジャネット『凱旋門』 - ジョアン・マヅー
  • 2001年2 - 6月、『猛き黄金の国』 - 高芝喜勢『パッサージュ』
  • 2001年8月、『凱旋門』 - ジョアン・マヅー『パッサージュ』(博多座)
  • 2001年10 - 2002年2月、『愛 燃える』 - 西施『Rose Garden』 退団公演
  • 2001年11月、『Over The Moon-月影瞳 クロニクル-』(バウホール) - グレイス

出演イベント

  • 1990年5月、'90TMP音楽祭『サウンド・イン・ビッグ・シティ』
  • 1992年5月、'92TMP音楽祭『SONGS IN YOUR HEART』
  • 1993年5月、'93TMP音楽祭『青春フォーエバー!』
  • 1993年7月、真矢みきディナーショー『MIKI in PERSON』
  • 1994年1月、安寿ミラディナーショー『Miracles of Loving』
  • 1994年5月、TMPスペシャル『夢まつり宝塚'94』
  • 1995年9月、'95TCAスペシャル『マニフィーク・タカラヅカ』
  • 1995年10月、第36回『宝塚舞踊会』
  • 1996年5月、'96TCAスペシャル『メロディーズ・アンド・メモリーズ』
  • 1996年10月、第37回『宝塚舞踊会』
  • 1997年5月、'97TCAスペシャル『ザ・祭典』
  • 1997年9月、『タカラヅカ・フォーエバー』
  • 1997年9月、ガラ・コンサート『エリザベート』
  • 1997年10月、第38回『宝塚舞踊会』
  • 1997年12月、『アデュー東京宝塚劇場』
  • 1998年5月、'98TCAスペシャル『タカラジェンヌ!』
  • 1999年3月、『ノバ・ボサ・ノバ』前夜祭
  • 1999年5月、'99TCAスペシャル『ハロー!ワンダフル・タイム』
  • 1999年9 - 10月、轟悠ディナーショー『Les Jours d'Amour』
  • 1999年11月、『華麗なる千拍子'99』前夜祭
  • 1999年12月、『レビュー・スペシャル'99』
  • 2000年3月、『寺田瀧雄 作曲生活40周年記念コンサート』
  • 2000年9月、TCAスペシャル2000『KING OF REVUE』
  • 2000年12月、『アデューTAKARAZUKA1000days劇場サヨナライベント』

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

  • 映像&一人芝居『ゼルダ』(2003年5月21日〜25日、LAFORET MUSEUM原宿)
  • 『桜絵巻狸源氏/ショー・イズ・オン』(2005年、梅田芸術劇場・中日劇場・新宿コマ劇場)
  • 『偶然の音楽』(2005年、世田谷パブリックシアター)
  • 『喜劇 大吉夢家族―恋はいつもサンバのリズムで―』(2005年12月2日〜24日)
  • 『やわらかい服を着て』(2006年、新国立劇場)
  • 『あわれ彼女は娼婦』(2006年夏、Bunkamuraシアターコクーン・シアターBRAVA!)
  • 『ブルックリン・ボーイ』(2006年、紀伊国屋サザンシアター、兵庫県立芸術文化センター)
  • 『ひばり』(2007年、シアターコクーン)
  • 『江利チエミ物語』(2007年、中野サンプラザホール他)
  • 『ラ・マンチャの男』(2008年、帝国劇場) - アントニア 役
  • 音楽劇『ガラスの仮面』(2008年、彩の国さいたま芸術劇場大ホール他)
  • 『黒部の太陽』(2008年、梅田芸術劇場)
  • 劇団チョコレートケーキ『追憶のアリラン』(2015年4月、東京芸術劇場シアターイースト) - 豊川咲子 役
    • 再演(2022年8月、東京芸術劇場シアターウエスト)
  • 浪漫活劇『るろうに剣心』(2018年、新橋演舞場・大阪松竹座) - 山県友子 役
  • 舞台「ワインガールズ」(2024年4月 - 5月、シアター1010)

ドラマ

  • またのお越しを(TBS)
  • ケータイ刑事 銭形舞(BS-i)
  • 土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌38」(2015年8月29日、テレビ朝日) - 進藤千夏 役

広告・CM出演

受賞歴

  • 1993年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞
  • 1993年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1992年度新人賞
  • 1994年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1993年度努力賞
  • 1997年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1996年度努力賞
  • 1997年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞
  • 1999年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1998年優秀賞

出典

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/03 04:06 UTC (変更履歴
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