キム・グエン

カナダ出身。1997年、モントリオールのコンコルディア大学を卒業。脚本も手がけた長編監督デビュー作「Le Marais（原題）」（02・日本劇場未公開）がカナダ国内の映画祭で注目を集め、長編第2作「Truffe（原題）」（08・日本劇場未公開）で国際的な評価を獲得。アフリカの少年兵問題を取り上げた「魔女と呼ばれた少女」（12）は世界25カ国以上で公開され、アカデミー外国語映画賞にノミネート。主演のラシュル・ムワンザには、ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞ももたらした。自身初のドキュメンタリー「Le Nez（原題）」（14・日本劇場未公開）と初の英語作品「ホワイト・ラバーズ」（16・日本劇場未公開）に続く「きみへの距離、1万キロ」（17）では、ベネチア国際映画祭のフェデオラ賞を受賞。18年には、ジェシー・アイゼンバーグ、アレクサンダー・スカルスガルドら人気俳優を迎えた「ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち」（18）を手がけた。