安藤光造 : ウィキペディア(Wikipedia)

安藤 光造(あんどう こうぞう、1969年10月21日 - )は、日本の映画監督、脚本家、プロデューサー、作曲家、俳優。別名、安祖兄小屋次(アンソニーコヤジ)。

東京都世田谷区代沢にて出生。法政大学法律学部法律学科中退、カリフォルニア大学・サンタバーバラ校 ELP(University of California Santa Barbara English Language Program)卒業。

来歴

13歳の時、叔父の勧めでモトクロスを始め、16歳からロードバイクに没頭。この頃GPレーサー、フレディ・スペンサーに憧れ、毎日首都高速を走っていた。高校時代から渋谷に通い、10代は第一次チーマー世代で当時はアメカジを筆頭に渋谷のファッションやカルチャーに拘っていた。爆笑問題の太田光とは同じ高校である。バブル期は新宿東亜会館や渋谷ラスカラ等、都内中のディスコに通って人脈を築いていた。

19歳の時、アメリカ合衆国カリフォルニア州、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のELP(語学学校)に単独渡米し、研修で行った映画学校にて映画、映像に改めて興味を持つ。初めて見た映画は8歳の時でスター・ウォーズ第一作(1977年)007/私を愛したスパイ(1977年)だった。幼少期から、これらの映画が映画として当たり前だと感じていた事もあり、後に幾つかの独立邦画を見て愕然とし、いずれハリウッドに負けない映画制作に取り組まなければいけないと通感する。

帰国後、PanasonicCAD開発会社に就職。サラリーマン時代、同じ世田谷出身である俳優小家山晃に誘われ俳優へ転向。翌年、短期で映像のビジネスを学び、異例の早さで予てからの目標であったプロデューサーに昇進したが、業界への未熟さとバブル崩壊が重なり、後に幾度の挫折を繰り返す。

当時オリジナルビデオ時代に知り合ったスタッフに、ロケーション車輌会社、株式会社ランナーズ代表取締役、故・猪股啓司を紹介され、ロケバスドライバー、カーアクションと、撮影に携わる車輌の扱いと制作を始める。後に猪股から同社の代表取締役を依頼されるが映画制作が目標の為、映画制作を志す。

2002年に鉄鋼機ミカヅキのラインプロデューサーだった片嶋一貴に「制作会社を作ろう」と声をかけられた事がきっかけで、2003年に片嶋監督、門馬直人監督と株式会社ドッグシュガー日本映画データベース(所属:韓英恵)を立ち上げる。

2004年、映画「ハーケンクロイツの翼」(ダブル主演:小栗旬山根和馬/監督:片嶋)でアソシエイトプロデューサーとして参加。魔弾戦記リュウケンドー(2006年)、トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!(2008年)、大魔神カノン(2010年)の参加をきっかけに、番組や映画を撮り進める。

2006年、ルー大柴第二次ブレイクのきっかけとなった、新宿や渋谷のクラブでの第二次パラパラブームと呼ばれるトラパラを題材に映画「パラ族 パラパラじゃないか!」(FARM RECORDS)を手掛け、東京のクラブシーンをプロデュース。その後、脚本家、監督として都会のアンダーグランドを描いた短編映画「のりおくんとまっきーにゃ-楽しい歌舞伎町」(2016年)、日本伝統酒造りを描いた映画「酒蔵」(主演:アベラヒデノブ・2017年)、バブル後期の若者抗争や刑務所での仕打ちを描いた映画「灰色の壁-大宮ノトーリアス」(主演:奥野壮・2022年)等幅広いジャンルの映画を公開。2024年、自らの地元である下北沢を舞台とするアクションコメディムービー「シモキタブレイザー」が公開。

人物

SABU作品には度々役者やカーアクションで登場しており、レーサーの谷口信輝織戸学脇阪寿一、お笑いのどぶろっく、ミュージシャン、アーティストであるNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのBIGZAM、LUNA等、数々の異業種著名人を俳優として映画で起用している。

ギター、バイク、クルマ、熱帯魚等多趣味であり、FIA国内A級ライセンスを所有。

千原せいじ、マイナーリーグのVo大工原亨等と趣味でバンドを組んでいた時期がある。

俳優、大鶴義丹とバイク仲間であり、共にラリー等にエントリーしている。

監督作品

主なプロデュース作品

  • 1997年 「マモル」メインプロデューサー
  • 2003年 「ハーケンクロイツの翼」アソシエイトプロデューサー
  • 2005年 「グロヅカ」ラインプロデユーサー
  • 2006年
    • 「ナイチンゲーロ」ラインプロデユーサー
    • 「魔弾戦記リュウケンドー」ラインプロデユーサー

制作協力・車両協力作品

出典

外部リンク

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