川野彰子 : ウィキペディア(Wikipedia)

川野 彰子(かわの しょうこ、女性、1928年〈昭和3年〉 - 1964年〈昭和39年〉9月11日)は日本の小説家。鹿児島県奄美大島生まれ。立命館大学文学部卒業。

略歴

立命館大学卒業後、開業医だった川野純夫(1924〜2002)と結婚し、創作活動に入る。1962年、雑誌『VIKING』(136号)に発表した処女作『色模様』が第47回直木賞候補にあがり注目を浴びた。

翌年『新潮』(昭和38年7月号)に発表した『廓育ち』も第50回直木賞候補に上がるが、再び苦杯を飲んだ。『廓育ち』は1964年に佐藤純彌監督、三田佳子梅宮辰夫中村賀津雄主演で映画化されている。

夫・川野純夫は、彰子と死別した後に作家の田辺聖子と再婚。田辺のエッセイに登場する「カモカのおっちゃん」のモデルとしても知られる。

著書

    • 収録:廓育ち, 狂い咲き, 色模様, 凋落

作品

  • 色模様(VIKING 136号)
  • 廓育ち(新潮 1963年7月号)
  • 狂い咲き(小説現代 1964年1月号)
  • 娼婦の笑い(小説現代 1964年3月号)
  • 雪化粧(小説現代 1964年11月号)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/08/09 08:24 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「川野彰子」の人物情報へ