役所広司主演、ビム・ベンダース監督「Perfect Days」キャスト、場面写真、ティザーポスター公開

2023年5月16日 12:00


ポスタービジュアル
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第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作で、ドイツのビム・ベンダース監督が、役所広司はじめ日本人キャストを起用して製作した“日本の公共トイレを舞台にしたアートフィルム”「Perfect Days」(原題、日本公開未定)の作品情報、場面写真、メインキャスト、ティザーポスタービジュアルが公開された。

本作は、ベンダース監督が2020年から東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的に活躍する16名の建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同し、日本の公共トイレのなかに“small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)”を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追った物語。平山を演じるのは、ベンダースが長年リスペクトする俳優、役所広司。ふたりの静かなセッションが、その瞬間、その瞬間にしかないものたちの美しさを描き出す。

共演は、平山のもとに突然訪れる姪役に新人の中野有紗。その母、平山の妹に麻生祐未。平山と奇妙なつながりをもつホームレスに、ダンサーの田中泯。同僚の清掃員に、柄本時生。そのガールフレンドに、アオイヤマダ。平山が休日に訪れる居酒屋のママに、石川さゆり。その元夫に、三浦友和。他にも豪華キャストが登場する。ティザーポスタービジュアルは、主人公平山の日々を、あらゆるものと等しく温かく包む‘木漏れ日’をモチーフとしたデザインとなっている。日本公開、配給は未定。

<あらすじ>
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所広司)。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。まるで風に揺れる木のような人生である。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく。

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