ブルース・リー原案「ザ・サイレント・フルート」ドラマ化が始動
2021年3月29日 09:00
故ブルース・リー原案の「ザ・サイレント・フルート(原題)」をリミテッドシリーズ化するプロジェクトが始動した。米バラエティが報じている。
同作は、リーが1970年に脚本家のスターリング・シリファントとジェームズ・コバーンとともにあたためていた入魂の企画。リーの死後、シリファントとスタンリー・マンの脚本で映画「サイレントフルート」(1978)が製作され、リチャード・ムーア監督がメガホンをとり、リーの門下生だったデビッド・キャラダインが主演した。
バラエティよれば、今回のドラマ化では、荒廃し、すべての武器や格闘が禁じられた世界で、主人公が大きな困難と喪失を乗り越え、悟りを開き、世界一のファイターになる様子を描くという。
香港出身の実業家で、ビン・ディーゼル主演のアクション映画「ブラッドショット」の製作総指揮に名を連ねたジェイソン・コタリが同作の映像化全権を獲得。「ドラゴン・キングダム」「ザ・テキサス・レンジャーズ」の脚本家ジョン・フスコが脚本、制作総指揮を務める。フスコは「(同作は)時代の先を行き、アクションドラマの領域をはるかに超えている。ブルースの物語世界のキャンバスを開き、いまの時代だからこそできるストーリーテリングで彼のビジョンを称えたい」とコメントしている。