草なぎ剛「ミッドナイトスワン」映像初披露 トランスジェンダーと孤独な少女の愛の形

2020年7月23日 04:00


草なぎ剛演じる、トランスジェンダーの凪沙の愛情がにじむ予告編
草なぎ剛演じる、トランスジェンダーの凪沙の愛情がにじむ予告編

[映画.com ニュース] 草なぎ剛が主演し、トランスジェンダー役に挑む「ミッドナイトスワン」の予告編(https://youtu.be/zBzdu0EURH4)がお披露目された。音楽家。渋谷慶一郎が書き下したメインテーマが流れる映像には、都会の片隅でひたむきに生きるトランスジェンダーの凪沙が、育児放棄にあっていた少女・桜田一果に、母性にも似た愛情を注ぐさまが映し出されている。

全裸監督」の監督・脚本で知られる内田英治監督がメガホンをとり、“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。草なぎは身体と心の葛藤を抱えながらも、新宿のショーパブを舞台に生きる凪沙を演じる。オーディションで抜てきされた新人・服部樹咲が親の愛に恵まれずに育つも、バレエダンサーを夢見る一果役で女優デビュー。そのほか水川あさみ田口トモロヲ真飛聖田中俊介吉村界人真田怜臣らが共演した。

予告編は、凪沙と一果が本当の親子のように食卓を囲む、ふたりきりの生活が切り取られている。階段でバレエを踊る一果を眩しそうに見上げ、髪を櫛でときながら、優しい笑みをこぼす凪沙。「私ね、あの子の可能性をつぶしたくない」と呟き、深い愛情を垣間見せる。バレエ講師・片平実花(真飛)、若くして一果を生んだ母親・早織(水川)、凪沙が働くショーパブの洋子ママ(田口)ら、ふたりを取り巻く人々も登場。凪沙が一果を抱きしめ、「うちらみたいなんは、ずっと一人で生きていかんといけんのんじゃ。強ならんといかんで」と、ふたりの故郷である広島の方言で語りかけるシーンに、胸が締めつけられる。

ミッドナイトスワン」は、9月25日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。なお、「新しい地図」のYouTube公式チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCad4VUyyzWqenlkjfCTQ47A)では、予告編の他のバージョンも視聴することができる。

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