ザック・スナイダー監督版「ジャスティス・リーグ」の存在をスナイダー本人が認める

2019年12月7日 11:30


2017年公開の「ジャスティス・リーグ」の一場面
2017年公開の「ジャスティス・リーグ」の一場面

[映画.com ニュース]2017年公開のDC映画「ジャスティス・リーグ」のザック・スナイダー監督版、通称「スナイダー・カット」の公開を求める声が高まるなか、スナイダー監督自身が監督版の存在を認めた。

このほどスナイダー監督は、自身のインスタグラムとVeroで「ジャスティス・リーグ ディレクターズ・カット」と書かれたフィルムの保管ケースの画像を掲載。その上に、「本当に? それって存在するの? もちろん存在するとも」というテロップが加えている。さらに、スナイダー監督はディレクターズ・カット版の尺が3時間34分であることを明かしている。

ジャスティス・リーグ」は、「マン・オブ・スティール」「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」に続けてスナイダー監督がメガホンを取っていたものの、娘の死を理由にポストプロダクションの最中に降板。その後、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが追加撮影を行ったうえで完成に導いた。だが、その仕上がりに不満を抱いたファンが、スナイダー監督の構想を反映させた「スナイダー・カット」の公開を求めていた。

映画公開から2年を経たいま、再び「スナイダー・カット」の公開を求める声が高まっており、サイボーグ役として出演したレイ・フィッシャーをはじめ、ワンダーウーマン役のガル・ギャドット、バットマン役のベン・アフレックらが、それぞれのソーシャルメディアで#releasethesnydercut(スナイダー・カットを公開せよ)と訴えている。

だが、スナイダー監督は途中降板したため、そもそも「スナイダー・カット」なるものがこの世に存在するのかが議論の的となっていた。しかし今回スナイダー監督自らその論争に終止符を打ったことになる。

気になるのは、配給を手がけた米ワーナー・ブラザースの今後の動きである。「スナイダー・カット」にはVFXが施されていないはずなので、仕上げるためには少なからずコストがかかる。世界総興収6億5700万ドルに終わった「ジャスティス・リーグ」のために、さらなる資金を投入するのか注目である。

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