カニエ・ウェストのドキュメンタリー「ジーザス・イズ・キング」延長公開決定

2019年12月7日 12:43


音楽通が太鼓判
音楽通が太鼓判

[映画.com ニュース] カニエ・ウェストの人気ゴスペルイベントを収録したドキュメンタリー映画「ジーザス・イズ・キング」が12月6日、池袋のグランドシネマサンシャインで日本初公開され、上映前にコラムニストのジェーン・スーと音楽ライターの渡辺志保氏がトークを行った。

同作は、アーティストのジェームズ・タレルによる、米アリゾナ州での大規模プロジェクト「ローデン・クレーター」で行われた、カニエが主導する移動型ゴスペルパフォーマンス「サンデーサービス(日曜礼拝)」の模様を荘厳な映像と音楽で映し出す。最新アルバム「ジーザス・イズ・キング」の収録曲のほか、カニエによってアレンジされた伝統的なゴスペル13曲をサンデーサービス聖歌隊が演奏。以前からカニエのミュージックビデオを手掛けてきた、イギリス人フォトグラファーのニック・ナイトが監督した。

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一足先に鑑賞した渡辺氏は「なぜIMAX限定で? と思ったけれど、実際に見たらカニエのこだわりがわかる」と感想を述べ、「アリゾナでの様子を映したもの。没入感がすごい。まるで私たちも参加している感じ。聖書からの引用が分かりやすく、カニエの表現したいことが明確に伝わってくる」と太鼓判を押した。

ジェーン・スーは「ある種の礼拝堂、教会のよう。Youtubeで見るサンデーサービスとは全然違う。ドキュメンタリーというより現代芸術映像、作りこまれた映像作品」と絶賛。そして、「キム(・カーダシアン)と結婚してから、家族がしっかりしていることが重要、というカーダシアン家の影響を感じる」「神への寄与、行き着く先は自己受容だったのかも」と近年のカニエの作風の変化を分析した。

なお、3日間の限定上映がアナウンスされてから初日は即完売。反響の大きさから、12月13~15日の3日間の追加上映決定が発表された。

ジーザス・イズ・キング」は、12月7~8日と13~15日、池袋グランドシネマサンシャインで限定公開。

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