「ダンボ」今度の相棒は人間たち!脚本家が語るアニメーション版との違い
2019年3月23日 17:00
[映画.com ニュース]ディズニーの名作アニメーションをティム・バートン監督が実写化した「ダンボ」。脚本を担当したアーレン・クルーガーが、アニメーション版との違いや本作ならではの魅力を語った。
本作は、大きな耳を使って空を飛ぶ子象のダンボが、サーカス団の仲間の力を借りて、引き離された母象の救出に挑む姿が描かれる。
アニメーション版ではネズミのティモシーがダンボの相棒となっていたが、クルーガーは「アニメーションで登場する全ての動物によるシーンは、私たちの作品では映画に映らないところで繰り広げられるできごととしました」と明かす。「私たちの映画でもティモシーは登場しますが、このキャラクターがダンボに話しかける場面はありません。その理由は、すでにそういった場面がアニメーション映画に存在するからです。その代わりに人間のキャラクターがダンボと交流する場面を作りました」と、実写版ならではの特長を紹介する。
本作でダンボの相棒となるのは、ダンボの世話係を任されたサーカスの元看板スターだったホルト(コリン・ファレル)の子どもたち、ミリーとジョーだ。ミリーを演じたニコ・パーカーは「ミリーとジョーは、いつもダンボの味方だってことをダンボに示すわ。ダンボが自分自身のことを信じられない時でさえね」と役柄を語る。姉弟がダンボを励ます理由については「この2人は母親を失った気持ちがどういうものなのかよくわかっているから、彼が経験したことにずっと心から同情しているわ」と説明し、劇中で描かれるダンボと2人の関係性にも注目だ。
「ダンボ」は3月29日から全国公開。