日本ワインの常識を覆した若者たちの実話 渡辺大主演「ウスケボーイズ」今秋公開
2018年4月8日 08:00
[映画.com ニュース] 第16回小学館ノンフィクション大賞を受賞した河合香織氏の著作を原作にした「ウスケボーイズ」が今秋公開されることが決定。あわせて、主演の渡辺大、共演の出合正幸、内野謙太、竹島由夏の姿をとらえたポスタービジュアルと予告編がお披露目された。
本作は、ワイン業界のレジェンド・麻井宇介(あさい・うすけ)の思想を受け継ぎ、日本ワインの常識を覆した若き革命児たちの実話を描く。「ワイン友の会」に所属する岡村(渡辺)らは、日本のぶどうを使ったワインがフランス産のものより美味しいはずがないと決めつけていた。だが、麻井宇介が生み出した「桔梗ヶ原メルロー」に魅了されたことをきっかけに、日本のワインに革命をもたらそうと奮闘し始める。
メガホンをとったのは、マドリード国際映画で最優秀作品賞3年連続受賞を果たし、モントリオール世界映画祭、ミラン国際フィルムメーカー映画祭でも高い評価を得ている柿崎ゆうじ監督。麻井宇介を橋爪功が演じるほか、金子昇、和泉元彌、安達祐実、大鶴義丹、升毅、伊藤つかさといった実力派キャストが脇を固めている。
公開された予告編では、世界中のワインを飲み含蓄を語り合う岡村らが「このワインにも良いところあります。でもなぜか君たちは否定的なコメントばかり言う」と麻井に指摘されてしまう光景を映し出す。そして「志において彼らと同じ場所に立つ。そうじゃなかったら新しい地平が開けるわけがありません」というアドバイスを受けた岡村らは、時には仲間同士でぶつかり合い、時には大雨、ひょう、病害に見舞われながらも、自分たちが考える理想のワインを追求していく。
「ウスケボーイズ」は、今秋に東京・新宿武蔵野館ほか全国公開。