ロシア産ヒーロー映画「ガーディアンズ」は「マーベルへの挑戦状」!アメコミ専門家が太鼓判

2018年1月11日 13:14


(写真1番左)黒須マモル氏、(写真1番右)杉山すぴ豊氏
(写真1番左)黒須マモル氏、(写真1番右)杉山すぴ豊氏

[映画.com ニュース]ロシア産ヒーローアクション「ガーディアンズ」のイベント試写会が1月10日に都内で行われ、アメコミライターの杉山すぴ豊氏、アクションフィギュアを扱うショップ「豆魚雷」の黒須マモル氏が出席。専門家の視点で「ビジュアル面や、アクションなど相当いい」(杉山氏)、「ロシア映画、侮れない」(黒須氏)と太鼓判を押した。

冷戦下のソビエトで、遺伝子操作によって極秘裏に生み出されたのち、闇に葬られた4人の“超人”が50年の時を経て、ロシア壊滅の危機を防ぐためにチーム「ガーディアンズ」として再集結する。「クライム・スピード」のサリク・アンドレアシアン監督がメガホンをとり、それぞれの特殊能力を駆使する超人たちの活躍をダイナミックに描く。

獣化能力を持つ科学者アルスス(アントン・パンプシニ)、念動力を操る賢者レア(セバスチャン・シサク)、超音速の剣の達人ハン(サンザール・マディエフ)、擬態化する美女クセニア(アリーナ・ラニナ)がチームを組んで、悪の科学者クラトフ(スタニスラフ・シリン)に立ち向かう設定に、杉山氏は「いい意味で隙があり、彼らのバックグラウンドなどを妄想しながら楽しめる」とニヤリ。また、「アベンジャーズ」シリーズのブラック・ウィドウ、「アイアンマン2」のウィップラッシュらの名前を挙げ、「アメコミ作品には、ロシア出身のキャラクターも多い。特に今回の敵であるクラトフは、ウィップラッシュに似ている」と分析した。

「完全にマーベルへの挑戦状だなと思った」と興奮気味に語る黒須氏は、「製作費が3億ルーブルだとうかがい、調べてみると日本円でだいたい6億円。マーベル作品とは比べ物にならないくらい低予算だが、しっかりした作りで見どころも満載」とアピール。「獣王記」「忍者龍剣伝」「メタルギアソリッド」といったゲームからの影響を指摘し、「それらを足して、割らずに濃くした感じ(笑)。登場する女性ももれなく美しく、それだけでも楽しめる」と胸躍らせた。

ガーディアンズ」は1月20日から全国で順次公開。

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