アニメ版の名場面を彷彿 実写映画「ハイジ」新たな場面写真が公開
2017年7月31日 12:00
[映画.com ニュース] 1880年にスイスで誕生してから130年以上にわたり世界で愛される名作児童文学「アルプスの少女ハイジ」を、本国スイスで実写映画化した「ハイジ アルプスの物語」の新たな場面写真が公開された。今作を手がけたアラン・グスポーナー監督は、日本のアニメ版「アルプスの少女ハイジ」にも影響を受けたと語っているが、公開された写真にはアニメ版を彷彿(ほうふつ)させるカットも含まれている。
アルプスの山の大自然に囲まれ、頑固だが優しい祖父のアルムおんじと暮らす少女ハイジは、ある日、大富豪のお嬢様クララの話し相手として大都会フランクフルトへ連れて行かれる。足が悪く車椅子生活を送っているクララは、明るく元気なハイジに励まされ、次第に元気を取り戻していくが、一方でハイジは祖父のいるアルプスの山が恋しくなってしまう。スイス出身で、「ベルリン・天使の詩」「ヒトラー 最期の12日間」などドイツ映画界で活躍する名優ブルーノ・ガンツが、アルムおんじを演じている。
新たに公開された写真には、とろけたチーズを山小屋で頬張るハイジや、冬山をそりで駆け抜けるおんじとハイジ、干し草のベッドではしゃぐハイジとクララなど、アニメ版の名シーンと言われる場面を想起させるカットも。また、ハイジがさまざまな出会いと経験をするフランクフルトでの美しいブルーのドレスと髪飾りのクララや、子猫を見て気絶しそうなロッテンマイヤーさん、ハイジに絵本を読み聞かせるクララのおばあさんを写したカットもあり、原作が発表された当時のスイスやドイツの風景や衣装、風俗が丹念に再現されていることがわかるものになっている。
「ハイジ アルプスの物語」は8月26日から、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。