【全米映画ランキング】「ハンガー・ゲーム」完結編がV2 「クリード」は3位デビュー

2015年12月1日 17:00


首位を守った「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」
首位を守った「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」

[映画.com ニュース]  サンクスギビングを迎えた全米ボックスオフィス。先週末は拡大公開の新作が3本公開されたが、「ハンガー・ゲーム」の完結編「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」が約5200万ドルの興収で首位を守り、V2を果たした。

同作の累計興収はすでに2億ドル目前の1億9800万ドル。だが、シリーズ最低のグロス(最終興収)になることは間違いなく、3億ドル近辺に落ち着くことになりそうだ。

約3900万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、気弱な恐竜アーロと少年の友情物語を描いたディズニー/ピクサーの最新3Dアニメ「アーロと少年」。近年は5000万ドル超のオープニング興収が当たり前の成績を残してきたピクサーアニメだが、今回は3700サイト超の拡大公開作にしては、やや寂しいオープニングとなってしまった。声の出演はジェフリー・ライトフランシス・マクドーマンドスティーブ・ザーンアンナ・パキンサム・エリオットにレイモンド・オコア、ジャック・ブライト。監督・脚本は、これまで「レミーのおいしいレストラン」「ウォーリー」「カールじいさんの空飛ぶ家」などのピクサー作品でストーリーボードなどを手がけてきたピーター・ソーン

約3000万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのは、シルベスター・スタローンの大ヒットシリーズ「ロッキー」のスピンオフ「クリード チャンプを継ぐ男」。今回は老いたロッキーが、第1作、第2作で激闘を繰り広げた盟友アポロ・クリードの息子アドニスのトレーナーとなって世界チャンプを目指すという内容。クリシェだらけだが主演2人の熱演も相まって胸を打つ作品になっており、批評家からも、オスカー作品賞を受賞した「ロッキー」第1作に次ぐ名作と高い評価を受けている。監督・脚本は、学生時代から本作のアイデアを温めてきたという「フルートベール駅で」のライアン・クーグラー。主演はアドニスを演じる「フルートベール駅で」「クロニクル」のマイケル・B・ジョーダンとスタローン。

その他、アイルランドからニューヨーク・ブルックリンにやってきた移民少女の青春をシアーシャ・ローナン主演で描いた「Brooklyn」が拡大公開で9位にランクイン。ローナンの演技が高い評価を受けており、オスカーノミネートも噂されている。脚本は「ハイ・フィデリティ」「アバウト・ア・ボーイ」などの小説で知られ、「17歳の肖像」「わたしに会うまでの1600キロ」では脚色も手がけたニック・ホーンビィ。監督は「ダブリン上等!」「BOY A」のジョン・クローリー

また、批評家から酷評されたジェームズ・マカボイダニエル・ラドクリフ共演のSFアクションホラー「Victor Frankenstein」は圏外12位という厳しいスタートとなった。

今週末は、アダム・スコット主演コメディホラー「Krampus」などが公開となる。

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