漫画家・桂正和氏、西田征史監督作「小野寺の弟・小野寺の姉」は「安心して見られる」

2014年10月9日 13:20


トークイベントを行った(左から)西田征史監督、寿美菜子、桂正和氏
トークイベントを行った(左から)西田征史監督、寿美菜子、桂正和氏

[映画.com ニュース] 俳優・向井理が主演し、女優・片桐はいりと姉弟を演じた映画「小野寺の弟・小野寺の姉」のトークイベントが10月6日、都内の劇場で行われ、西田征史監督、声優で女優の寿美菜子、漫画家の桂正和氏が登壇した。

この日のトークショーは、西田監督がシリーズ構成、寿が声優をつとめた大ヒットアニメ「TIGER & BUNNY」シリーズのキャラクターデザインとキャラクター原案を桂氏が担当していたことにより実現。「西田監督の初監督作品に一瞬でもいいから記念に出たい」と西田監督愛にあふれた理由で本作にサプライズ出演も果たしており、親交の深い3人のトークに花が咲いた。

桂は、のっけから「初映像作品とは思えないクオリティの高い作品。初監督の作品は『ココにこだわった』みたいな力の入ったシーンが出てきて、見ている側との差が生まれてきてしまうことが多いけど、何本も撮ってきたかのような安心して見られる作品でした。率直に言うと、天才だなって思いました」と西田監督をベタ褒め。これには西田監督も「なんて嬉しいコメントをいってくれるんだ!」と感激しきりの様子だった。

本作で女優に初挑戦した寿は「共演者の方々に本当に親切にしてもらって、アニメとは違った自然なお芝居を肌で感じることができた」と語り、「西田監督からも『どう?勉強になっているかな?』と気にかけて頂いて。本当に勉強になる、刺激のもらえる現場でした」と充実した撮影期間を過ごしたことをうかがわせた。

西田監督は「2人の距離感が物語の中で縮まっていく作品が好き」と明かし、「タイバニは王道をとったけど、小野寺の姉弟の距離感は元々近い。近いが故の距離を突き詰めて撮れたかなと思っています」と自信をのぞかせた。また劇中の小野寺姉弟について「この2人は姉弟だけど親子でもある」と語り、「一番大事にしたのは生っぽさ。俳優の皆さんが楽しんでる感じに注目してほしい」と映画をアピールしていた。

早くに両親を亡くし2人で暮らしてきた、不器用ながら互いを思い合う姉弟の人生と恋の行方をコメディタッチで描く。「小野寺の弟・小野寺の姉」は、10月25日から全国で公開。

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