能年玲奈主演　傷ついた少女の純愛と母娘の愛を見つめた「ホットロード」予告編

(C)2014「ホットロード」製作委員会 (C)紡木たく／集英社

［映画.com ニュース］　能年玲奈主演で紡木たく氏の伝説的コミックを映画化する「ホットロード」の予告編が完成した。

1986～87年に「別冊マーガレット」で連載され、単行本全4巻の累計発行部数が700万部を突破する同名人気コミックを、「僕等がいた」「陽だまりの彼女」の三木孝浩監督のメガホンで映画化。亡き父の写真が1枚もない家で母と暮らす14歳の少女・宮市和希は、自分が望まれて生まれてきた子どもではないことに心を痛め、非行に走る。そんなある日、夜の湘南で不良グループ「Nights（ナイツ）」の春山洋志と出会った和希は、不良たちの世界に居場所を見出していく。主演の能年が和希を、映画初出演となる「三代目J Soul Brothers」の登坂広臣が春山をそれぞれ演じている。

予告編は、春山に家庭環境について指摘された和希が「お前には関係ねえだろ」と乱暴な言葉遣いで反発するなど、当初はぶつかり合うこともある2人が、次第に距離を縮めていく様子を、故尾崎豊さんの名曲「OH MY LITTLE GIRL」にのせながら描いていく。

また、木村佳乃が扮する和希の母が、娘に対する思いを吐露するシーンなども含まれ、和希と春山の純愛だけでなく、母と娘との物語にも注目が集まる映像になっている。そのほか、鈴木亮平が扮する「Nights」リーダー、トオルの姿なども確認できる。

「ホットロード」は8月16日から全国公開。