伝説的漫画の映画化にガッツ石松も「OK牧場!」。「デメキング」試写会

2009年3月5日 12:00


原作者いましろは「平成のつげ義春」と各界にファンが多数
原作者いましろは「平成のつげ義春」と各界にファンが多数

[映画.com ニュース] いましろたかしの同名漫画をお笑い芸人のなだぎ武主演で映画化した「デメキング」の完成披露試写会が、3月4日、東京・秋葉原のアキバシアターにて行われ、なだぎ、いましろ、出演者のガッツ石松寺内康太郎監督、主題歌を手がけたpe'zmokuのメンバー2名が登壇し、舞台挨拶を行った。

本作は70年代の瀬戸内の田舎町を舞台に、謎の男・蜂屋(なだぎ武)が発した「闘うんや、デメキングと」という言葉に興味を抱いた少年たちが、“デメキング”の正体を探るべく冒険を繰り広げるというシュールな青春物語。原作は、91年に集英社刊「ビジネスジャンプ」で連載が始まったものの、14話で打ち切りになった。しかし、人気漫画家の浦沢直樹(「20世紀少年」)をはじめ熱狂的ファンが多いことから、2度の復刊を経て完結に至った。

今回、映画初主演となるなだぎは、「オファーが来た時は即答でOKしました。僕が演じる蜂屋は全然喋らないキャラクター。普段の芸人としての僕と違うけど、 “もう1人のなだぎ武”として楽しんでいただきたい」と熱心にPRした。

一方、蜂屋の父親を演じたガッツは「何気なく、さりげなく、いつものように演じました」と変わらぬマイペースぶりを発揮。映画の見どころを聞かれると、「原作を読んでいないし、映画もまだ見ていないけど」と発言し会場を冷や冷やさせたが、「原作と映画を比べてみると楽しいのでは。メイビー(多分)、OK牧場!」とおなじみの決め台詞で会場を盛り上げた。

脚本も手がけた原作者のいましろは、「映像化できるのか不安でしたが、出来上がった映画は面白いです。“デメキング”の意味は自分なりに解釈していただければ」とコメントした。

デメキング」は3月7日より全国順次ロードショー。

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