3分間に10回は笑う!?三谷幸喜監督の自信作「ザ・マジックアワー」

2007年8月16日 12:00


シブリとしのぎを削る「ザ・マジックアワー」 三谷幸喜監督と出演者たち
シブリとしのぎを削る「ザ・マジックアワー」 三谷幸喜監督と出演者たち

[映画.com ニュース] 三谷幸喜監督・脚本の最新作「ザ・マジックアワー」(08年夏公開)が7月21日にクランクイン。8月15日、東京・成城の東宝スタジオにて製作発表会見が行われ、三谷監督のほか、主演の佐藤浩市妻夫木聡深津絵里綾瀬はるか小日向文世戸田恵子寺島進西田敏行が出席した。

本作は、架空の港町・守加護(すかご)を舞台にした群像コメディで、街を牛耳るボス(西田)の愛人(深津)に手を出した手下(妻夫木)が、売れない役者(佐藤)を伝説の殺し屋に仕立てたことで大騒動が巻き起こるというストーリー。本作を“ハイパー・ノンストップ・コメディ”と豪語する三谷監督は、「どういう意味かは僕も本当はよく分かっていないが、ハイパーでノンストップなのは間違いない。『THE 有頂天ホテル』が止まって感じられるぐらいテンポが早く、質も高い、魔法のような台本に仕上がった。以前に“1分間に3回笑わせる”と言ったが、3分間に10回は確実に笑うと思う」と、自信のほどを語った。

その一方で、洋画の超大作「インディ・ジョーンズ4」や「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子のつのぶえ」、宮崎駿監督のスタジオジブリ最新作「崖の上のポニョ」と公開時期がぶつかることについては、「勝てる自信はそんなにないです(笑)。ジブリさんとは共に(日本)映画界を発展させていければ結構なこと。邦画のコメディ、その上これだけのキャストが集まる作品は唯一無二だと思うので、そういう意味ではライバルはいない」とアピールした。

また、キャスト陣が「ハンコの1つに至るまできちんと作られている。美術部をはじめ、製作スタッフの愛情を感じる」(佐藤)、「(セットは)ディズニーランドに匹敵する。子供がいたら連れて行きたい。撮影が終わっても残しておいてほしい」(妻夫木)と感嘆した、港町が丸ごと建築された日本最大級の超巨大セットが会見後に公開され、詰め駆けた報道陣から驚嘆の声が上がっていた。

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