“平川地一丁目”の弟も出演。「檸檬のころ」製作発表

弱冠24歳の女流作家・豊島ミホの同名小説を、長編初メガホンとなる「ヘアスタイル／おさげの本棚」の岩田ユキが監督・脚本を務める「檸檬のころ」。6月26日、東京・スペースFS汐留にて製作発表記者会見が行われ、岩田監督、原作の豊島ミホ、企画・プロデュースの日下部孝一、主演の榮倉奈々ほか主要キャストが登壇した。

地方の県立高校を舞台に、恋や友情に一喜一憂する普通の高校生たちを描く本作。監督は「原作を読んで、青春とはなんてカッコ悪くて可愛いのだろうと思った。見た後に素敵な気持ちになれるように、みんなで頑張って作り上げていきたい」と意気込みを語った。また、原作の豊島ミホは「これから皆さんがどんな化学反応を起こしていくのかが楽しみ。小説にはないものもどんどん付け加えて欲しい」とコメント。

「30分前に初顔合わせしたばかりで緊張しています」と語る主演の榮倉奈々をはじめ、谷村美月、柄本佑ら若いキャスト陣はまだぎこちない雰囲気を見せていた。そんな中、映画初出演の人気ギター・デュオ“平川地一丁目”の弟・林直次郎が「小さい頃から映画好きだったので、出演できて嬉しい。ミュージシャンのときとは別の自分を出していきたい」と気合いをのぞかせた。ちなみに劇中歌も担当するそうで“平川地一丁目っぽくないロックな感じの曲”とのこと。

「檸檬のころ」は9月中旬にクランクイン、07年公開予定。