現場は異臭が発生!?「ローレライ」撮影セットの苦労
2004年4月20日 12:00
昨年「踊る大捜査線2」を大ヒットに導いたフジテレビと東宝が、総製作費12億円を投じる潜水艦スペクタクル「ローレライ」(原作「終戦のローレライ」福井晴敏著)。その製作発表が、4月14日、東宝スタジオ(東京・成城)にて行われ、樋口真嗣監督以下、主演の役所広司、妻夫木聡らキャスト、スタッフ総勢14名が登壇。現在、撮影が進む大作の現場の充実度を語った。
撮影の大半が狭い潜水艦のセットの中で行われるため、20キロのダイエットを敢行したという樋口監督は「観客に嘘をつかずに描くと同時に、誠実にけれんを追求したい」とまだまだ残る撮影に対して決意表明。「早く続きが撮りたくてウズウズしている。キャストと一緒に凄い映画を作りたい」と抱負を述べた。また、役所ら俳優陣は口々に「現場は男臭い。男祭り」と詰め掛けた取材陣を笑わせたが、その一方で「大人から子どもたちへのメッセージが凄く感じられる台本」(役所)、「脚本に描かれていた生きる勇気と希望に感動した」(妻夫木)と作品の魅力をアピールした。「ローレライ」は05年春公開。