英国アカデミー賞は「王の帰還」が作品賞以下5部門で受賞

英国アカデミー賞（BAFTA）の授賞式が15日、ロンドンで行われ「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」が作品賞をはじめ5部門に輝いた。「王の帰還」が受賞したのは、作品賞、脚色賞、視覚効果賞、撮影賞、ファンの投票によって決定するオレンジ賞の5部門。「ロード・オブ・ザ・リング」は、3部作すべてでオレンジ賞を受賞するという快挙を成し遂げた。しかし、ピーター・ジャクソンが受賞確実と目されていた監督賞は「マスター・アンド・コマンダー」のピーター・ウィアー監督のもとに。「マスター・アンド・コマンダー」は、監督賞に加えて、音響効果、衣装、デザインの計4部門を受賞した。ソフィア・コッポラ監督の「ロスト・イン・トランスレーション」は、スカーレット・ヨハンソンが主演女優賞、ビル・マーレイが主演男優賞をそれぞれ受賞。助演男優賞は「ラブ・アクチュアリー」のビル・ナイ、助演女優賞は「コールド・マウンテン」のレニー・ゼルウィガーが選ばれた。主な受賞作品は以下の通り。

作品賞

「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」（ピーター・ジャクソン監督）

監督賞

ピーター・ウィアー（「マスター・アンド・コマンダー」）

主演男優賞

ビル・マーレイ（「ロスト・イン・トランスレーション」）

主演女優賞

スカーレット・ヨハンソン（「ロスト・イン・トランスレーション」）

助演男優賞

ビル・ナイ（「ラブ・アクチュアリー」）

助演女優賞

レニー・ゼルウィガー（「コールド・マウンテン」）

外国語映画賞

「イン・ディス・ワールド」（マイケル・ウィンターボトム監督）

オリジナル脚本賞

トーマス・マッカーシー（「ステーション・エージェント」）

脚色賞

フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン

（「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」）

オレンジ映画賞

「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」