「昭和歌謡大全集」の豪華キャストが勢揃い!
2003年9月23日 12:00
6人の少年たちと6人のおばさんたちが不条理な殺し合いを繰り広げ、それがさらにとんでもない事態へと展開する過激な内容を、昭和の懐かしい歌謡曲にのせて描く村上龍の同名ベストセラーの映画化「昭和歌謡大全集」。この作品の試写会が、9月18日、東京・有楽町朝日ホールで行われ、12人の出演者(松田龍平、池内博之、斉藤陽一郎、安藤政信、近藤公園、村田充、内田春菊、鈴木砂羽、岸本加世子、樋口可南子、森尾由美、細川ふみえ)と監督、原作の村上龍が舞台挨拶に立った。
主演を務める松田龍平は「何も考えずに観てくれればいいと思います」とコメントし、個性的な“お姉様”方との共演については「とても光栄です」と笑って答えた。篠原哲雄監督は「絶対に笑える映画です。結構過激なこともやりつつ、メルヘンもありおとぎ話でもあるんですけど、どこかリアルな物語であるという点を踏み外さないように作りました」と語った。本作を観終わったあとは「チャンチキおけさ」が耳に残ること請け合いという原作者の村上も「奇跡のような映画。監督や関わった全てのキャスト、スタッフの皆さんに感謝したい」と大絶賛。舞台挨拶の最後には、劇中で使用されるバズーカ砲にサイン入りのTシャツを込めて発射するというイベントで場内を沸かせた。11月上旬、渋谷シネ・アミューズほかにて公開。