チャンチキおけさ

劇場公開日:

解説

「明日は明日の風が吹く」の脚本を書いた一人・池田一朗が小川英と共同で書き下したオリジナル・シナリオを、「場末のペット吹き」の小杉勇と柿田勇のコンビがそれぞれ、監督と撮影を担当した歌謡曲映画。主演は「踏みはずした春」の二谷英明、「少女と風船」の沢本忠雄、「場末のペット吹き」の香月美奈子、ほかに歌手の三波春夫など。

1958年製作/47分/日本
原題:The Song of Sado
配給:日活
劇場公開日:1958年7月6日

ストーリー

佐渡の漁師の三男坊・三郎は家の手伝にあきあきし、東京にあこがれて上京した。母や長兄の止めるのも振り切って。恋人の千枝を置きざりにして。東京で、競艇選手を止めた次兄が遊覧船の運転手をやっているはずだった。頼って行ってみると、太平はちっぽけな水上バスの運ちゃんで、小汚ない下宿でくすぶっていた。彼が競艇をやめたのには、何か理由がありそうだった。何故なら、彼の左腕が不具になっていたから。現に、競艇場でも変な噂を耳に入れた。八百長をやったという噂だ。三郎は兄を憎んだ。仕事が見つからぬまま、ケンカの助力をして知り合ったチンピラ金公とダフ屋をやったりして暮した。土地のやくざ長谷部一家でいい顔になった。それを、太平は行きつけの飲み屋で、春さんという男から聞かされた。春さんは“チャンチキおけさ”という歌がうまい男である。太平は三郎を探した。--長谷部組に太平は昔入っていて、競艇の八百長をやらされた。昔の恋人京子は今は長谷部の情婦になっている。彼女から、三郎は今密輸の麻薬を受取りに船を運転させられると知らされた太平は弟を助けに舟を飛ばしたが、二人とも長谷部らに捕まり、倉庫でリンチを受けた。その時、警官隊が到着し、二人は助かった。兄弟は和解し、三郎は佐渡へ帰ることにした。祭の夜、三郎は千枝と一緒に踊った。--太平は例の飲み屋で春さんに会った。彼は三杉という麻薬テキ発の刑事だった。兄弟を助けたのは彼らしいのだ。

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