TALK TO ME トーク・トゥ・ミーのレビュー・感想・評価
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メンヘラ
ストーリー的には読めすぎて、面白味も新鮮味もなかった。
霊に憑依される「90秒チャレンジ」が危険で快感という設定なのだが、これにハマって自我を失っていく子供たちの様子は、まるで法で指定されていないからとトリップする、脱法系ドラッグと同じような扱いでした。
そして、自死した母親のことを受け入れられない主人公が、ただただメンヘラ・重度のうつ病でしかなく。
周りの大人たちが子どもの心境に無理解で、優しく接しているつもりが、症状が悪化していくのを放置する中で、主人公はこの「憑依チャレンジ」の刺激にはまる展開。
バッドトリップの果てに、何をしでかすかは簡単に想像できるわけで。
思った通りの展開を見ながら、周りの大人が一番悪いよなこれは、とイライラしっぱなし。
他の子どもたちも同情の余地もない悪ふざけを繰り返すので、最後は「うん、ざまぁ」くらいの感覚しかなくなりました。
鬱の知識不足が招く悲劇という点では、年初に観た『The Son/息子』のホラー版みたいな印象。
スプラッタもゴアもない精神面の怪しさのみで、日本のいわゆるJホラーに近いしっとりした感覚に、動画のSNS拡散もまぶした変化球な仕上がり。
若い層にはいいのかもしれませんが、おっさん的には観て損したような。
なんとも後味が悪い…
ホラーとして、面白いとは思うのだけれどなんとも後味が悪い。交霊会しておおはしゃぎ、という発端がなんとも納得できず、自業自得パターンにしても他人巻き込みすぎ。ホラー映画好きだけどなんだかなー、って思ったさ。
怖いというより、面白かった
「ラム」「MEN」など、従来と一味違ったホラーを配給し続けているA24作品。
今回は霊に憑依されるタイプのホラーだが、怖いというより新しさを感じ、面白かった。
冒頭の、自分の父親を刺し殺し自殺するショッキングシーン、自動車事故で路上に瀕死状態で横たわるカンガルー、といった暗喩が、終盤でなぞられるうまさ。
幕切れのシーンは、そうきたか、と唸ってしまった。ヒロインのイライラさせられる行動も、このラストへ持っていくためのものだったのだと気付かされた。
鑑賞動機:新しい才能の予感8割、サンダンス2割
特級○物かなんかなんでしょうか、アレ。
もっと見るからに低予算だとわかる映画かと思っていたら、冒頭のパーティー場面からして、スムーズなカメラ移動、意表をつく展開など、すでに手慣れた感ある。
憑依されてる時点での本人視点映像を出さないことで不確かなことを増やしているとか、脇役も書き割りのモブじゃなくてきちんと背景の肉付けがされているとか、死刑が行き届いていて、ちゃんと作ってるという感じがした。
最後はそうくるか。今度はあの人たちが…?
この人見たことあるなあと思っていたら、ミランダ・オットーさんでしたか。
カンガルーがヒントになっていた
話の内容は知らずに観たら、久しぶりにかなりハラハラドキドキしました。オーストラリアの車が右ハンドルであることも初めて知りました。
よくあの気持ち悪い手に触れるなと思いながら、霊との交信をする話でした。
冒頭で死にかけのカンガルーに遭遇するのですが、この物語のヒントになっていたと思います。
カンガルーは、この物語のライリーを表しているのだなと思いました。
ミアはライリーとは対照的な結末ですが、あの世は案外孤独なところかもしれませんね。
精神疾患で例えるとライリーはうつ病の苦しみで、ミアは認知症のような状態かな。
結末が予測しにくいのがホラー映画のいい所で、結末の着地点も良かったと思います。
肩透かしだった
2年前の母の死について納得していない高校生ミアは、友人からSNSで話題の90秒憑依に誘われ参加してみた。左手のかたちをした置物を握って「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊が憑依するというもので、必ず90秒以内に離さなければならないというルールがあった。快感にのめり込みチャレンジを繰り返すミアたちだったが、ライリーにミアの亡き母が憑依して死因が自殺ではないと言い出し・・・てな話。
主人公ミアが自己中で全ての原因を作った張本人で観ていてムカムカした。
で、ラストは何?よくわからなかった。
色々と伏線は撒いてあったが、回収されず、面白くなりそうな感じはあったが肩透かしを食らった感じ。
70点ぐらい。ホラーの相性。
予想よりは面白かったけど好みじゃない…
ホラーは、アナログと相性がよく、近年のデジタルとは合わないと思います。
SNSやインターネット配信を題材にしたホラーは、安っぽく感じる。
『ハロウィン レザレクション』しかり。
『リング』のシリーズも最初、呪いの伝染方法が、ブラウン管にビデオデッキとカセットテープだったのに、
『貞子』では、劇中でユーチューバーがネット配信して、ネット経由で呪いが伝染したり(苦笑)
なんか変(苦笑)
ホラーは、アナログだと思う(笑)
面白くない事ないけど、うーん…。
あと、オープニングのクレジットでポップな感じのフォントが使われてますが、ポップなフォントも合わない(笑)
コックリさん
オーストラリア版コックリさん映画
海外の映画を観ていて日本との違いに思うことのひとつが、若者のパーティー文化(酒ダ!ドラッグダ! イエ~イ🎉)
日本では大学生が居酒屋でイエーイ🍺くらいがせいぜいで、だれかの家であんな大人数でやるパーティーはまずないよね~(家の広さもあるのだけど)
冒頭主人公の女の子(ミア)が友達の家族以外に少し距離を置かれているのが、昨日のM-1グランプリの結果ぐらい違和感だったのだが、段々その理由もわかってくる
結論として、◯◯チャレンジ動画は要注意❗
映像と音楽がメッチャおしゃれなホラー映画。 本年度ベスト級。
ホラー系は苦手だけど予告編が面白そうだったので鑑賞。
目を覆う様なシーンも無く鑑賞出来たので、ホラーが苦手な人にもお勧め出来る感じの作品。
左手の石像を握り「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊がその人に舞い降りて来る感じ。
制限時間は90秒。それ以上になると霊がその人に宿ってしまう設定。
出だしからA24っぽい映像と音楽に引き込まれるものの、いきなり予想外な展開に驚く(笑)
本作はホラー映画だった事を思い出す。
母に先立たれたミア。
死んだ理由も解らず悲しみの中、母の霊が舞い降りて来る感じ。
90秒ルールを破り色んな恐ろしい出来事が訪れる感じ。
霊が舞い降りた時の登場人物の人相がメッチヤ恐ろしい。
だけど本人は快楽を感じてるので常習性がある感じ。
結末はありがちな感じだけど秀逸!
予想出来るラストだけど作品にのめり込んでいて予想するのも忘れてました( ´∀`)
自業自得系
2023年劇場鑑賞302本目。
ホラーの被害者って何の落ち度もなく襲われる理不尽型と、自分から突っ込んでいって襲われる自業自得型がありますが、これはもう完全に自業自得系ですね。
理不尽系だと霊に怒りを抱くし、自業自得系だと主人公に共感できないし、自分ホラーに向いてないのか?(笑)
とはいえ、そこに至るまでのスピード感や、話の面白さに高得点。でも他人巻き込んだらあかんよ。
人の心の弱みに付け込む悪い奴
母親の死を機に、交霊会を通し母親の霊とコミュニケーションをとりたかったが…という設定はありがちで、だいたいこのシチュエーションでくるホラーの大方は、母親と見せかけて悪意ある霊が悪い導きをしようと企むケースが多い。
人の心につけ込むために、人が喜ぶことをあえて見せる、そしてあたかも現れたと信用させる。
もし、大切な方が亡くなり、どうしても声が聞きたい、話がしたいと思った場合はそっと耳をすませば聞いているかもしれない、大事だと思う人の存在には必ず目には見えぬ形でいます。
主人公は自殺の真相を確かめたいがために踏み込んではいけないゾーンへ踏み入り魂が還れなくなってしまった。信じたい気持ちもわかるが、そこは猜疑心をもち信念を貫く強さが必要でしたね。父親はちゃんと向き合うべきでしたね。
ドラッグの代わりの降霊術
期待し過ぎちゃったな。なんか凄く新しいものを観にきたつもりが、まあ普通に降霊術の悪夢の今風カルチャー版、って感じ。道具として石膏の手みたいなのとクルっとカメラが回る感じが新そうに見えたのか。
あの石膏の手がなんなのかをすっ飛ばしたとして、見える霊が霊でしかないので、レットユーインした後怖さが止まる。主役のソフィー・ワイルドはとても良かったが、他がいろいろすっ飛ばしていい感じなのに母の死にトラウマを抱えていて、、という設定がありがちな物語の回収に向かわせてちょっと残念な気がした。
降霊術をクスリでトリップしてるのに掛けてるのだと思うのだけどその感覚は面白かったのだけど、、という感じ。とはいえ、弟くんの壊れっぷりやメイクは見ものだった。
ルールは守ろう、という話。怖いが後味良くない 。 主人公は自業自得で感情移入不可。
ルールは守ろう、という話。
結局、主人公は自業自得なので、感情移入できない。
調子に乗ってる主人公と、子ども扱いされたくない甥っ子が、徐々にエスカレートしてとんでもなくなる様子が怖い。
霊の存在が怖いのでなくて、自分から頭ぶつけたり、目玉をほじろうとしたりするのが痛そうで怖い。
確かに、お話としては最後そう来るのが順当で、きれいにまとまりはするが、やっぱり後味が良くない。
A24作品なので、あんまり気分良くない話。
こういうの(後味悪くても、ただ怖ければいい)が好きな人はおすすめですが、自分のような、お金払って時間使って気分は良くなくて、何のために観たのだろうと疑問を抱くことがたまにある人にはお勧めしません。別に無理して観る必要もないし。
早くも2024年ワースト作候補登場
ホラーは初めて。作品そのものはホラーそのものだが、
では、面白いかと言ったら答えはNO.
ストーリーがグチャグチャ。わかりづらいまま終わった。
まあ、tiktokで霊遊びをしておかしな姿をアップするのは嫌だ。
2024年作品扱いだが、残念な作品で早くも2024年ワースト作品。
ストーリーがあまりにもお粗末。
セブンセンシズ握手会場こちらです
脚本4/5
演出4/5
撮影4/5
編集4/5
音響・音楽4/5
最恐度3/5
感想
見始めてしばらくは若者のノリに突いて行けるか心配でしたが、中々面白かったです。
ラストシーンを見るとこの主人公は悪霊?になってしまって、過去の思い出をループしているのか?まさに地獄。
無くなった家族に会いたいから降霊会に参加する、というのは歴史的に正しいですね。
良かった点
ホラーというジャンル物だが、ホラーだしこの程度で良いか、という手抜き感無く良くどのシーンも良く撮れてました。
過去のトラウマに引っ張られて他人を巻き込んだらアカンな、と。
イマイチな点
そこそこ怖かったが、最後の方はホラーというより、サスペンス寄りになっちゃったのが、残念です。
女囚さそり、みたいに本当に地獄が出て来て欲しかった。
演技がよかった
伏線もがっつり効いてるし、チャレンジのノリも動画撮るのもイマドキ感あってよかった。よくできている。
でも、これ、映画じゃなくて小説の方が面白かったんじゃないのかなあ。
憑依される感覚やその面白さは、映像で描くにはちょっと難しかったのではなかろうか。
なぜ若者たちが「助手席に乗ってる感覚」に夢中になるのか、それのどこが面白いのか素晴らしいのか、わからなくて、そこが残念だった。
でもこの監督の次回作は期待できそう。
心の弱みにつけこむ幽霊たちは、私にはどちらかというと悪魔のように感じた。悪魔というものが存在するなら、こんな風に人を騙すのだろうなと。
ミアの母親の霊が本物だったのか、化けた偽物だったのか。
個人的には母の霊の語ることより、父親の話の方が真実だと思うけれど。
ラストから考えれば、あれは母の霊が変質してしまったもの、という解釈になる。
ということは、ミアもあんな風に邪悪な存在になってしまうのだろうか。哀れだ。
物語の構造が巧い。で、猛烈に怖い。
支持。
憑かれた症状のリアリティ、
登場人物と見る側とが同時にどうしたら良いか分からなくなる構造が巧い。
こうしたら済むというゴールが分からないなんて。
生命遊びとネットと薬多様の危険を説教しないのが良い。
んなこた百も承知だ。
で、猛烈に怖い。
物語を止めない巧さ。
降霊術を余興にした若者の末路
人間の片腕像を握り、決まった言葉を話すことでランダムで死者と話し、数十秒取り憑かせることが若者間で流行。そんなある日、ルールである60秒以内に術を解くことを破り、しだいに取り憑いた幽霊たちに取り殺されて行く物語。毎度の如くやっちゃいけないことをやる悪学生。降霊術を新たな不良学生遊びに持ってきたのは新しく、ホラー描写もまぁまぁ痛々しさは伝わってきました。
ちょっと思ったところは主人公と亡くなった母との間の背景や方腕像の経路などもう少し濃い描き方だと良かった。
また、主人公ミヤの友人の弟が何を見たのかそこも終盤出して欲しかった
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