劇場公開日 2023年12月8日

市子のレビュー・感想・評価

全229件中、61~80件目を表示

2.5面白いんだろうけど

2024年3月8日
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鑑賞方法:VOD

視聴中はスマホをポチポチ触ってしまったため、ストーリーがよくわからなかった。

時代が前後していく展開は集中して見ないとわからなくなってしまう…。

見終わった後にネタバレサイトで改めてストーリーを見ると、かなり面白い作品だったんだなと感じた。

映画館で見るべき映画だったと後悔…。

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宮西瀬名

4.5相手を諦めないということ

2024年3月7日
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鑑賞方法:映画館

上映最終日の滑り込み。
観てよかったと心から思う。

BGMもほとんどなく淡々と進んでいく時間。恐怖や哀傷、さまざまな痛い想いをする映画だった。
時系列をわかりやすくさせるためでもある日時について、迫真の演技力により私自身が何かの記録を再生しているようだった。夏のじめっとした空気がより一層生々しさを感じさせた。

私は、助ける・守るといった無責任なことを口に出せる人間ではない。立場が、生まれが、境遇が違うから、いろんな理由を探して踏み込むことをやめてしまう。
しかし、若葉さんを観て共に過ごした幸せの時間があるならば理由などどうだっていいのだと思えた。

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ふじわら

3.0演者は素晴らしいのだが・・・

2024年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

願ったわけではない環境や背負わざるを得なかった
深い業がつくる闇に翻弄される人生が描かれる
わけですが・・・。

なんだろうな、全体的に
「こういう境遇だからこうなるよね」
「こういう背景があるからこうなっちゃうよね」
と少々乱暴な展開と描かれ方をしている気がしました。

夢見つけたり、小さな幸せを見つけそうになるのも
全て梯子を外すために用意したものなんじゃ?って
思っちゃいたくなります。

市子の気持ちをもっともっと丁寧に描いてほしかった。
彼女の葛藤、心の揺らぎはもっともっと表現できた
のでは?最後まで市子の気持ちに寄り添えなかった。

演出上の問題というか、僕の理解力が乏しく
わかることができなかったのが、市子の決定的な行動が
いつ行われたことなのか?がわからなかったのです。
演出上、時間軸や視点をころころ変えているのですが、
一番のキーポイントである市子の行動が何歳の時だったのか
がよくわからないので、物語のピースがばらけたままで
終わっちゃったんですよね。

演者さんたちが熱演されていたので非常に残念な
一作でした。

あと、答え合わせ的なエピローグはいらなかったなぁ。

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バリカタ

4.5陽と陰

2024年2月19日
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鑑賞方法:映画館

お気に入り2018年作品 「名前」 の戸田彬弘監督作品、役者さんの演技素晴らしく凄まじく凄い映画

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褐色の猪

3.0かわいければ何でもOKという者も一定数いるということ

2024年2月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

メンヘラ女とそれを取り巻く者の話。サスペンス。
雰囲気表現のみで完結するため物足りなさが残る。

良い点
・演技

悪い点
・申し訳程度に年月が表示されるが、時系列が分かりにくい。
・髪がやや薄い

その他点
・その後法廷で遊ぶ

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猪古都

4.5生い立ちが分かったあとの絶望が…

2024年2月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

いわゆる失踪した人が正体不明の謎の人だったという展開。
映画ではままあるパターンではあるが、個人的には同様の映画の中で今作が一番好きかもしれない。正体を隠すならこれぐらい激重の人生じゃないとね…

市子の行動の謎が関係者を通じて、徐々に明らかになる展開がうまかった。
終盤、車から発見された二人の遺体とか、月子とのやり取りとか、その辺りはもっと見たかったな。
登場人物がリアルに描写されていて、特に北君の親切ウザい感じは秀逸だった。市子の北君へのあしらい方もリアル(笑)

最終的に明るい展望のないまま終わるのも、この作品に合っていると思う。
最後は市子ーーー!って叫びたい。
余韻が凄い。

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ひとふで

4.5「傑作の中の傑作」

2024年2月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

今年15本目。

こう言う作品見ると本当に映画好きで良かったなあと。それと共に杉咲花、若葉竜也、森永悠希がこんな素晴らしい演技しているのだから自分も何かできないかなと。昨年12月の前澤友作さんの「僕が宇宙に行った理由」でもあったように身近な事から大切にしたい。
ゆっくり流れる作品がお気に入りでその2時間映画に没入しているのが心地いい。サスペンスタッチで謎解きの感じがいい。杉咲花さんは「メアリと魔女の花」の時からずっと好きで志尊淳さんとの新作も楽しみ。

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ヨッシー

3.5脚本の上手さはもちろんあるんだろうけど、若葉竜也ほか、役者たちがい...

2024年2月7日
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鑑賞方法:映画館

脚本の上手さはもちろんあるんだろうけど、若葉竜也ほか、役者たちがいい存在感を出している。幸せな時間もあった、だから切ない。

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ghostdog_tbs

4.0高校の時に付き合ってた彼にも、長谷川くんにも、市子は自分の秘密をひ...

2024年2月7日
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鑑賞方法:映画館

高校の時に付き合ってた彼にも、長谷川くんにも、市子は自分の秘密をひた隠しにする。
背負っているものを横に置いて、普通の、一人の女の子として、恋をしていたんだろうな。

鼻歌で歌われるのが印象的な『にじ』
きみのきみの気分も晴れて

きっと明日はいい天気

犯した罪(動機がだんだん軽薄になっている気がした)を抱えながら、それでも本当にいい天気の明日が市子にくることを、願ってやまない。

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まみぃ

2.5散漫

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

寝られる

予告編はかなり既視感のあるものだったが、
だからこそどう落とすのか気になって足を運んだ。
だが、早々にほぼ結論ありきでサスペンス性は乏しく、
想定を超えるような展開はほぼなかった。
また、各々のエピソードに深みがなく、
十分に咀嚼しないままで回収されずモヤモヤが残った。
ラストも然り、こういうのがゲージツなのだろうか。
さらには杉咲花の熱演には魅入られたが、
違和感や稚拙さを感じてしまう共演者も散見され、
映画に没入できない要因のひとつとなった。
これらが相俟って少々ウトウトしてしまう場面もあった。

映画とは関係ないが、
派手さのない作品のせいか観客がすべて中高年のお一人様だった。
整然と適度な間隔を空けて席を取り、
上映中はもちろんその前後もほぼ余計な物音はなく、
エンドロールが終わって明るくなるまで誰一人席を立たなかった。
実に理想的で快適な空間だった。
観賞者たるものかくありたいものよと映画より感銘を受けた。

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みみず

4.0怖くて不気味な映画

2024年2月1日
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鑑賞方法:映画館

もっとハッピーな映画かと思ったけど

なんか次どうなるのか?どんなシーンがでるか、おそるおそる見た感じ。

杉咲花はいままで可愛らしいそんな役しか見てなかったので、ちょっと怖かった。

ただ、あっというまに、次どうなるかって見ているうちに終わってしまった。

最近ではないタイプの映画だった

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とね

5.0昔のATGを好きだった人には嵌る作品

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

自主映画に近い制作スタイルなのが成功の要因。監督が脚本演出編集など全てをこなして作り上げた。まぁ〜誰もがこんな風に出来たら良いなぁ〜と思う映画作りですが、それを成功させる説得力のある映画は滅多にありません。
杉咲花の演技はATG映画「もう頬づえはつかない」の桃井かおりを彷彿させる演技でした。
元は2015年の演劇だと言うことで監督としての真っ直ぐな取り組みが成功させてるのでしょう。

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アンジー

3.0市子が悲しくもたくましく、なんだか惹かれる存在で印象に残るキャラク...

2024年1月28日
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鑑賞方法:映画館

市子が悲しくもたくましく、なんだか惹かれる存在で印象に残るキャラクターだったなと思う。ちょっと男目線でみると女々しい人達が多めで、もっと市子に負けない人も出てきて欲しかった。

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おれ

5.0とにかく良かった

2024年1月28日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

切ない
戸籍を持てない人
一度役所に相談する勇気があれば逃げなくてもよかった

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またのぶ

4.0ストーカーとは何か

2024年1月27日
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鑑賞方法:映画館

2023年。戸田彬弘監督。結婚を決めた翌日に失踪した女性を巡り、婚約者の男がその行方を追いながら過去の事実に迫っていく、という話。離婚後300日問題(無戸籍児問題)と難病児介護問題を合わせた社会派ドラマで、「実は二人だった」型のミステリー仕立て。
気になったのは作中に出てくるストーカー。高校時代から女性を想い、殺人事件にまでかかわる男は「俺だけがお前を守れる」というあたりで支配的指向の持ち主であり、助けること=自分のものにすること、という思考で女性を執拗に追いかける。一方で、婚約者の男も警察と駆け引きまでして女性を追いかける。たしかに、支配的指向があるわけではなく、助けること=彼女に生きてほしい、という思考であるが、3年間一緒にいながら彼女のことを何も理解していなかった自分の過去に向き合うことである。ここにおいて彼女は彼の思考の手段であり、ネタである。こういう考えで追いかけることはストーカーとは言わないのだろうか、という疑問がふとわいた。

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文字読み

3.0演者やそのパフォーマンスはいいけれど…

2024年1月26日
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鑑賞方法:映画館

内容そのものが、ちょっと…ダメでした。時を交錯させて、ときに混乱させるような巧みな構成なんかも面白いなぁと思いましたが、味噌汁のにおい?とか、ガラケーの持ち方・・・とか、たばこ?とか、自殺志願?とか、スルーしてもいいような細かなところが気になってしまった気がします。結構些末な事柄でも気になるところが多ければ本筋にも大きく影響して来るものですよね。確かに背後についてある事柄は気になりましたが、物語の結果を求めたいような作品ではないと勝手に感じ取ってしまったので、流れを妨げるような気になる演出がまさに気になりました。

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SH

4.5圧巻の演技

2024年1月25日
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鑑賞方法:映画館

以前から良い女優さんだなぁと思っていた杉咲花さん、この映画を見て圧巻すぎて大女優さんになること間違いないと確信しました。
市子の半生が紐解かれていくストーリー展開なのですが、他に方法がなかったのか?周りの大人の勝手さにイライラしつつ、市子の思いに感情移入してしまいました。とにかく何か切ない、やり場のない怒り?みたいな感情。
社会問題的な要素もある映画です。
市子は犯罪者なのかもしれないけれど今後の人生、少しでも幸せに生きてほしいと願ってしまいます。

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たかな

3.5よってたかって虎にしたのか

2024年1月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

まず、杉咲花さん。11月の某映画のレビューでは酷評してしまいまいしたが、監督が違うとこんないい芝居のできる役者さんだったんですね。ごめんなさい。

シチュエーションは異なるけど、ブラックラグーンの名エピソードのあのセリフを思い出しました。
「誰かが、ほんの少し優しければあの子たちは−−学校に通い、友達を作って、幸せに暮らしただろう。でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ、ロック。だから−−この話はここでお終いなんだ」

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ばとー

4.0悲しきファムファタール

2024年1月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

 時制を交錯させながら市子のバックストーリーを紐解いていく構成に引き込まれ、最後まで緊張感が途切れす面白く観ることが出来た。

 物語は失踪した市子を追いかける長谷川の視点で展開されていく。市子の過去を知る関係者を訪ねながら自分の知らない彼女の秘密を知っていく中で、彼女がなぜ失踪しなければならなかったのか?その理由が徐々に判明していく…というのが大筋である。

 総じてよく練られた脚本だと思うが、過去編の伏線が後半の現代編で回収されていく構成は、ドラマがシンプルな分、やや安易な答え合わせに終始してしまったかな…という印象を持った。これなら現在の時間軸でそのまま描いても良かったのではないだろうか。
 尚、”ある事件”の参考人として市子を追いかける刑事が登場してくるが、これによって物語にサスペンス的な要素が加味されていくようになる。これについては上手くいっているような気がした。

 聞けば本作は元々は舞台劇だったということである。現在と過去を複雑に往来する本作が舞台劇でどのように上演されたのか気になる所である。映画版を観る限りあまり舞台劇には向かない内容だと思うのだが、そのあたりはどうなっているのだろうか。舞台版は未見なのでよく分からない。

 それにしても、本作は誠に強烈な快作…ならぬ”怪作”と言える。
 映画を観終わって真っ先に思ったことは、これほどバケモノじみたファムファタール映画もそうそうない…ということである。それくらい市子のしたたかにして大胆不敵な行動には戦慄を覚えてしまった。
 しかも、彼女は悪女と言うには余りにも悲しき運命を背負った女である。その出自を知ると同情も禁じ得なかった。

 映画を観た後で知ったのだが、市子のような境遇の人間は実際に世の中には結構いるそうである。自分はこの事実を知らなかったので、本作を観て少しだけ調べてみたが、これは法制上の問題に関わってくるので中々一筋縄ではいかない難題のようである。一応、今年の4月から制度が変更されるそうだが、市子のような人間がこれ以上生まれないことを願うばかりである。

 市子を演じた杉咲花の好演も素晴らしかった。基本的には”低体温”な演技を貫いているが、要所で苦しみ、悲しみ、怒りをダイレクトに表現し、その迫力には圧倒されるばかりである。そして、そんな彼女が少ないながらも劇中で笑みをこぼすシーンが幾つかある。悲壮感が漂う中、そこだけは救いだった。

 一方、映画を観ていて若干分かりづらい部分があったのは残念だった。
 例えば、市子の母親は水商売をしていて複数人の男が部屋に上がり込んでくる。詳しい説明がないまま入れ代わり立ち代わり登場するので、観てて少し混乱してしまった。

 演出面の不満も幾つかあった。一つには、演技が過剰に映る場面が一部で見受けられたことである。どちらかというと本作の杉咲花はリアリズムを重視した演技に徹しており、それとのバランスで見るとどうしても違和感を覚えてしまう。
 終盤の市子の母親の丁寧なお辞儀もその心情を察すれば理解できなくもないが、むしろ無い方が彼女のキャラクターとしては一貫しているような気がした。

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ありの

4.0終盤「ここで終わったら駄目だ」と3回もハラハラしながら観てて「良し...

2024年1月17日
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鑑賞方法:映画館

終盤「ここで終わったら駄目だ」と3回もハラハラしながら観てて「良し ここだ」のタイミングで終わった杉咲花の代表作。
戸田彬弘監督が、自身の主宰する劇団チーズtheaterの旗揚げ公演として上演した舞台「川辺市子のために」を映画化した人間ドラマ。
宮部みゆきの小説「火車」を思い出す。

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ナイン・わんわん