劇場公開日 2024年3月29日

オッペンハイマーのレビュー・感想・評価

全797件中、121~140件目を表示

4.5素晴らしい作品

2024年4月23日
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知的

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monkey cruse

3.5ノーマンらしくない

2024年4月23日
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ジョニーデブ

3.5私のコンディション…

2024年4月23日
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2024
60本目

いやぁ〜…ここまで難しくする必要あったのか…
でもその必要性を理解するにはこっちサイドのコンディションを整えてからでないと無理だ。
3時間常に会話が繰り広げられる。

もう一度観たいが、少し待って自宅で最鑑しよう。

自分の理解も低く大枠のみ観たって感じなので、この評価。

ただ、原爆を落としてアメリカ国民が手放しで喜んでいる様は異常だと感じた。
これは戦争を知らない世代であり、日本は戦争に関与しない国だからか。

戦争ってお互いの正義の為に殺し合いをする。

いつだって仕掛けた人間は戦場にいない。
このオッペンハイマーもその1人。

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M.T

4.0原爆の責任とは、誰に帰するか?

2024年4月22日
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良いところ
史実かはさておき天才的な科学者が制限なしに最先端の科学発展を指揮する欲望を隠せない正直さと狂気を感じられる展開
それでいて予測できていた結果に対し、開き直ることなく良心を持ち続けることができたという事実

ん?なところ
ネタバレ見てから本編みた方がいいくらい情報量が多すぎる。メモでもとらんと一度で理解するの無理やろ

原爆開発プロジェクト(マンハッタン計画)のリーダーとして、物理学者として熱意と高揚感にうなされるような前半と完成後の後半の対比が隠と陽のように格差があって、2本の映画を観ているよう。原爆完成時点であと1時間以上残っているというところで、これはあくまでオッペンハイマー博士の物語であって原爆開発の話ではないと見せつけられた。
一応、物理学科の出身としてはなんらかの線端理論に対し実現させる計画があったら、そりゃもう楽しいだろうというのは理解できる。それに原爆はここでやらなくてもいづれどこかの誰かが確実に完成させていることは明白でその意味では最初の名誉はあっても責任を全て負う必要はないのは理解できる。とは言え、その開発が楽しかった、と言うのは負い目になるだろう。使ったのは政治家だが開発を楽しんでたのは自分なのだから。

過去に追いつかれると言ったセリフも言ってしまえば取り返しのつかないことへの呵責であって一生消えない傷みたいなもの。これは原爆だからではなくいろんな事に当てはまる訳で被曝者にとか、日本に対してのみ感じる必要はないと考える。

とは言え、まあ政治家はある種の異常さも描いていたな、こいつらこそ真っ先にそして最大限呵責を味わうべきで、全く良心のかけらもない描かれ方してたのがまあ、納得。

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木花咲耶

4.0戦争モノは苦手、という先入観でずっと尻込みしていて、もうすぐ上映終...

2024年4月22日
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悲しい

知的

難しい

戦争モノは苦手、という先入観でずっと尻込みしていて、もうすぐ上映終了になるよというタイミングで飛び込み鑑賞。
ゆえに、またもやほぼ予備知識を仕入れてなくて大失敗。全然話についていけない笑
物理の知識はもちろん、アカ狩りがあったなんて歴史的背景も知らなかったので、とくに前半は
「???」
の連続でした。
物語は、3つの時系列が行ったり来たりして進みます。うち一番新しいエピソードがモノクロ調なんですが、最初はこれが逆に混乱しました。
「モノクロということは過去の古いエピソード?いや、どうも違うっぽいが・・・」
などと、物語を正しく掴むのに時間がかかりました。

が、それでも、後半以降、物語の幹の部分は理解できたと思います。
戦争とか、革命モノなんかもそうなんだけど、こういう作品で私は頭にいつも【洗濯機】が浮かんできます。
国民はみんな洗濯機に入れられて、スイッチオン。
巨大な渦に巻き込まれて、上層の扇動に乗せられるまま、善悪を見失って突き進む・・・。
洗濯機が止まるその日まで、中に入った人はなす術なく渦に身を任せるしかない・・・。

オッペンハイマーの原爆投下前後の心理の動きは興味深かったです。
しかし彼、想像力が欠けすぎではないですか?
史実に基づいた話なので本人の心の襞も事実に沿って描いてるんだろうけど、科学者ってこういうものなの?というクエスチョンが私の中に浮かびました。(「科学者って」って括りは偏見かもしれないが)
目の前の対象物を制覇する(たとえばトリニティ実験の成功)には全精力を傾けるけれど、その先(たとえば実際の原爆投下後)の自分の心の翻りは、やってみて初めて知るってのはちょっと頭弱すぎではないか。
卓越した頭脳の持ち主に「頭弱すぎ」というのも失礼だけど。
開発者本人なら、それがどういう影響を及ぼすかは分かっていたよね?原爆作っといて、実際落としてみたら被害の甚大さに呆然として「私の手は血塗られた気がする」とか、今頃になってそれ言う???
そのへんも、いったん陥ったら前後不覚になる【洗濯機】の怖さなのかもしれないけれど。

そういえば、今まさに、世界でも、自分の意志に関わらず洗濯機に放り込まれてしまった人たちにいますね。
ベンキョができるとか世紀の大発明をしたとか、そういうことと関係なく、人間って根っこの部分で流されやすい愚かな生き物なのかもしれない。悲しいけれど。

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やあやあ

4.0プロメテウス

2024年4月22日
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人はどうしょうもない生き物だし、自覚してもう何百年も経ってるのに全く成長してない
と改めて認識させられた。
恐怖によって止められない大衆迎合と暴走、
倫理観、道徳感の喪失… 戦争の大義は平和ではなく自国の安全… あの実験のタイミングで止められなかったのかと思う。
欲望と恐怖は歯止めが効かない。巨大な石を山に向かって登り坂を押して、頂上については行を転げ落ち、また登り坂を押す…
そんなことを今の世も続けていると感じさせられた。
いつの世もあるなら反省し次起こさないこともわかっているはず。受容と利他の精神で過ごせるように

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けつお

3.5自身の感情の持ちようが難しい作品

2024年4月22日
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知的

難しい

寝不足で鑑賞したせいか前半は何度か寝落ちしましたが、内容的に引き込まれるものがなく進む前半。
後半は「トリニティ実験」「オッペンハイマー事件」等で眠気は飛び作品を楽しめました。
原爆投下ではオッペンハイマーに苛々、オッペンハイマー事件ではストロールに苛々と感情が右に左に大きく振れて鑑賞が難しい作品に感じました。

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wish

4.0台詞でテーマを語る事・・・。

2024年4月22日
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知的

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吉住くん

3.5面白くないわけではないが ノーランには過去作のようなSFを描いてほ...

2024年4月21日
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面白くないわけではないが
ノーランには過去作のようなSFを描いてほしいというのが正直なところ。
歴史で知らないことも多く難しかった。
ただ日本で鑑賞できてよかった

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せーじ

3.0好みの分かれるノーラン映画。

2024年4月21日
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興奮

知的

難しい

人間、オッペンハイマーの罪と罰。
原爆を生み出すことになってしまった彼の半生を主観で描いた極めて個人的な映画。
人類史上最大の悲劇。原爆を産んだ悪魔のような科学者が、実はこんなにも弱々しく、己の行いを恥じていたとは…。
そして、原爆が元々はナチを一掃する為の正義の鉄槌であり。ドイツ降伏後、仮想敵を失ってまさか日本に落とされる事になろうとは。。
オッペンハイマーを軸に、3つの時代を行き来しながら原子爆弾投下とその後の苦悩を描く。

公開前に噂されたような原爆を軽視したり、原爆を肯定するような映画では全くなく。
むしろ、真逆の印象を映画から受けました。

スケールの大きさに対して、実は映画の進行は意外なほどミニマムで、人物同士の会話劇が殆どを占めています。
そしてその会話劇は化学用語が飛び交うような物も多いため、マンハッタン計画の基本的な知識や時代背景への理解が全く無いままで見ると楽しむのが難しいかもしれません。

とはいえ、トリニティ実験で実際に原子爆弾が初めて爆破される前の緊張感は尋常ではなく。
このシーンを見るだけでもスクリーンで鑑賞するだけの価値がありました。
音響も素晴らしく、緊張感の持続に一役買っています。

ただし、個人的にはいくらなんでも長尺過ぎた気がしますし。時代を前後シャッフルした構成は、スリリングさよりも、むしろ難解さを悪戯に増した印象が強く。自伝映画として如何なものかと首を傾げてしまいます。
これまでのノーラン作品のインセプションやダンケルクなどのエンタメ作品からいざ知らず、原爆を扱った自伝映画でこの手法を取り入れたのは悪手に感じました。
更に言うと、時間軸が3つある上に「最も現在に近い時間がモノクロ」というのは不親切この上ない。また、戦後のシーンも長い上に説明も少ないので退屈に感じてしまいました。

扱った題材の大きさと、これを個人目線での心情に乗せて描く点は非常に興味深かったですが。いつものノーラン節が鼻についてしまったというのが正直な感想です。
良い点と悪い点、どちらもはっきりある作品なので、星3.5とします。

とはいえ、日本人としてこの作品をスクリーンで見ない理由はないかと思います。
賛否はともあれ、まずは多くの人にスクリーンで見ていただきたいと思います。

因みに、弟のジョナサン・ノーランが同時期にフォールアウトで核戦争後の世界を描いてるあたりも興味深いあたり。個人的にはこちらの方が割り切ってエンタメしていてツボでした。

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ジョイ☮ JOY86式。

3.5オッピーという1人の人間の人生

2024年4月21日
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3時間と長い作品だが、テンポが良く、時系列が前後するので、しっかり目を開け耳を集中させないとついていけない。

原発の恐ろしさを表現した映画ではなく、不倫するようなありふれた人間でも恐ろしい兵器を作り出せてしまう能力を持つのだ。
その能力をたまたま持ち合わせてしまったオッピーの運命…
正しいと信じて突き進んでいたいたことも、その本当の恐ろしさに気づいた時には…
それが人間なんだなぁ。

不倫してるときは気づかないのよね…
傷つく人間がいることに。
夢中だから。周りが見えなくなってる。
求められるから会いに行く、ただそれだけ。

原発が祖国を救うと信じてがむしゃらに突き進んでいた。
その威力がいかほどか、そのときは気づかない。
夢中だから。
求められるから作った、ただそれだけ。

オッピーも何ら変わらず人間だった。

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84

4.0タイトルなし

2024年4月21日
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怖い

知的

難しい

効果音の使い方が抜群で不安を煽られたりドキリとさせらりたりと怖い思いを何度も経験する。ある意味ホラー映画だが、そのような小手先感を微塵も感じさせないところは流石。
「日本は降伏しない」って台詞が同日朝の通勤時に読んでいた小説で老人が東京空襲の頃を語っていた台詞と被っていたのは自分だけが楽しめたポイント。
ただ、歴史や伝記系の作品は予備知識がないと楽しめないから観る前に軽く予習したりするんだけど、今回は時間がなく「原爆の父」というワードにだけすがりついて鑑賞する事となってしまった。はっきり言うと大失敗で序盤から何を目的に聴聞会やら公聴会やらをやっているのか話しがかなり進むまで解らずに観ていた。更に3つのパートを交えて話しが進んでいく構成も、「ダンケルク」の時と似た手法だとは思いつつも、時系列やモノクロの使い分けを理解できるまでが遅かった。登場人物は多くトントン拍子で話しが進んでいくものだから、会話を聞いていても常に「こういう事で合ってるのかな?」といった不安な感じで観ていた。正直なところ楽しめたとは言い難く残念で仕方がない。
話についていけなかった事が悔しく1日あけて再鑑賞してきたが、驚く事に本編前に流れる予告なんかも同じ物を観ているはずなのに、あまり頭に入っていなかったもよう。少し解決に進んでいるが抱えている仕事の問題で集中力が全く無かった事を実感した。

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ソルトン

4.0どんな道具も、使い方次第。

2024年4月21日
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悲しい

知的

難しい

何回か置いてきぼりの憂き目にあっているノーラン監督なので、予習して、鑑賞。
時々迷子になりながらも、科学者が世界をどんなふうに感じているのかを垣間見ることができました。

原爆投下後、大統領と面談した際、自分が発明したものでたくさんの人が亡くなった事実に、「大統領、私は自分の手が血塗られているように感じます」と吐露した時、私はほっとしました。
この人は、科学者である前に、人間なのだと。
それに対して、「原爆を落としたことで非難されるのは、つくった君じゃない、命令を下した私だ」と大統領が怒鳴り、少々驚きました。
勝手な幻想ですが、アメリカ大統領は冷静で聡明なイメージをまだ持っているので(願望なのかもしれませんが)。
尋常じゃない重圧がかかる立場なんだなあ、絶対なれないけれど、100億ドル積まれてもごめん被ると心底思いました。

道具はしょせんモノなので、包丁のように、凶器にするか生活に有益なものにするかは人間次第。
だけど、強力な武器を持ち、大義名分を与えられたら、歯止めがきかなくなるのも人間。
オッペンハイマーが水爆開発に反対の立場をとったところに、彼の良心を見ました。

個人的に、歴史上の人物と思っていたアインシュタインが登場して、ハイになりました♪
え、100年前には生存していたんだ!と驚きました。

長い映画なので、シアタス心斎橋のコンフォートシート(寝転がって観れます)で鑑賞したら、仕事帰りだったこともあり、ところどころ居眠りタイムが発生しました。
映画終了後はトイレ大渋滞。
上映時間2時間半くらいにしてもらえるとありがたいです。

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のりたまちび

3.5人間・オッペンハイマーを通して、当時のアメリカを視る映画

2024年4月21日
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悲しい

怖い

知的

「プロメテウスは神から火を盗んで人間に与え、そのために岩で鎖に繋がれ永遠の責苦を受けた」

J・ロバート・オッペンハイマーは、「原爆の父」と呼ばれる以外に「アメリカのプロメテウス」とも異名がつけられている物理学者で、本作ではキリアン・マーフィーが演じた。妻キティ役にはエミリー・ブラント、いずれもアメリカの俳優ではない。

その他、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、フローレンス・ピューなどを要所に配した。

オッペンハイマーを単なる学者としてではなく、人間として描きたかったという意思を強く感じたのは、

◆T・S・エリオットの代表作である長編詩『荒地』を読むシーン、
◆ピカソの『ドラ・マールの肖像』(←だったと思う、うろ覚え)を鑑賞するシーン、
◆クラシックのレコードを手にするシーン
が弦楽器のアンサンブルをBGMにしてインサートされるのに加え、

極めつけは、フローレンス・ピュー演じる共産党員ジーンとの濃厚な濡れ場である。時間こそ短いものの、全裸で演じる意味は、大学教授という職種とのギャップを強調するためであろうか。

あ、それでR15なんだな、とタネ明かしされた気分だった。

量子力学という新分野の研究に取り組み
ブラックホールの存在を理論的に証明し
左翼や組合、共産党に好意を示し
アメリカ政府から原爆開発リーダーに指名され
原爆を完成させ
その後の水爆開発には反対の立場をとり
ソ連のスパイ疑惑をかけられる…

さすがに幼少期には触れないが、成人以降のオッペンハイマーの半生を180分の映画で再現した。
脚本が良くできており、3時間の上映時間があっという間に感じた。

こむずかしい理論や学説はほとんど出てこない。

学者の功名心、政治家の栄達欲、男女関係、夫婦関係、弟への信頼、裏切らない友人と裏切る友人。。。

実話をベースにうまくまとめているし、
映像と音響もまるで人物の内面を擬態するように非常に効果的に使っている(いい例としては、オッペンハイマーの動揺を暗示するシーンでは、彼の背後の壁が地震の初期振動のようにカタカタと音を立てて動き出す)。SFならまだしも、実在する人物を扱う作品としては斬新ではなかろうか。
伝説の人・アインシュタインの使い方もうまいと思った。

印象的な内容をひとつだけ。。。

ロスアラモスに集結した学者たちの議論の中で、
「原爆を一発爆発させると地球全部が爆発するかも」
という懸念が提示される場面があった。もしそうなら、原爆開発は中止するしかない。
しかし、しばらくたつと、そうなる可能性は「ほぼゼロ(nearly zero)」とわかるのだが、誰も「完全にゼロ」とは言わない。

なるほど、
原爆実験する際、わずかながらでも地球滅亡の可能性を内包したうえで実行してたのね。
人間(アメリカ人)は狂ってますね。

その実験成功の場面は、本作のひとつの山場だ。

スクリーンが真っ赤に染まり、しばらくして大音響の爆発音が響く。
もちろん、実物とは異なるだろうが、
このような兵器が、広島と長崎に使用されたと想像しただけで、猛烈な悲しみに見舞われた。

記憶に残る作品だが、R15指定になるシーンを入れたことは理解に苦しむので、☆3.5

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Haihai

4.5天才物理学者の栄光と苦悩、そして挫折。

2024年4月21日
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悲しい

怖い

知的

2024年劇場鑑賞3本目は、アカデミー賞7部門受賞の「オッペンハイマー」。久しぶりの3時間長編骨太作品だけあって見応えたっぷりでした。

第二次世界大戦下のアメリカ。世界初の原子力爆弾を開発した天才物理学者「ロバート・オッペンハイマー」の栄光と苦悩、そして挫折の生涯を描いた伝記作品。

原子力爆弾の開発競争では執念と狂気を。開発の成功と原爆投下の際には歓喜と栄光を。投下後の現実に後悔と苦悩を。自らを「手を血で塗られた科学者」と語り水素爆弾の開発に反対する。その後にかけられたスパイ容疑によって挫折と没落を。

彼にかけられたスパイ容疑がようやく晴れたのは、死後55年が経った2022年バイデン政権下。

彼が開発した原子力爆弾は、戦争を終結させ世界に平和をもたらしたのか。今、アメリカは彼の生涯をどう捉え、なぜこの作品を賞賛するのか、改めて考えさせられる。

果たして、私達の生きるこの世界は、ダイナマイトを発明したノーベルのように天才物理学者「ロバート・オッペンハイマー」を後世にまで讃えるのでしょうか。

今も世界のあちこちで戦争が続き、私は平和な毎日を過ごしている事実。このことを幸せだと思う。

※昨年の今頃はもう9本見てたです。もうちょっと頑張らなくっちゃ。😅

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Smile

3.5難しい。

2024年4月21日
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ちゃんとした感想が書けないけどw
学者というのは本当に凄いなと思った。
情報量が多いから、難しいなと思いながらも3時間集中して見れた。
複雑な気持ちになるけど、原爆を作ったというのは本当に色々な葛藤もありで凄い事だなと思った。

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AK

3.5洗濯物を取り込んでくれ

2024年4月21日
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How can I save my little boy from Oppenheimer's deadly toy ?
スティングのこの歌詞がきっかけとなったこの作品。
イジられた時間軸とカラーと白黒の観せ方、しかも複雑な人物相関図…挑んできますね〜単純な伝記ものとしては観せててくれないなー(^^;;正直全てを理解できたとは言い難いがやはり日本人として複雑な気持ちとなる。広島長崎の悲惨さを散々学んできた身からすると三位一体の実験にリアリティを感じない。サングラスして結果を見守るって…
そして彼が開発してしまったtoyから自分たちの子どもを守るすべを私たちはいまだに持っていない…
たくさんの人に観てほしいとは思うが、誰かに薦めるかというとやはり躊躇する自分もいる…疑問は残ったが、監督は前作の疑問を解消するために次回作を制作すると言っていたので、監督の疑問と答えに次回作で観てみたい。

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shige12

2.5予備知識or2回目でなければ。。

2024年4月21日
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難しい

クリストファーノーラン大好きです。
インターステラーはアカデミー賞とればいいのにとおもっていた感じです。
クリストファーノーランでダンケルクが好きではなかった人はこちらも違うと感じるのではないでしょうか。TENETは難しかったけど面白かったです。
アメリカが、核開発に批判的な映画を(比較的丸めて)送り出すことが画期的だったのでしょうか。
映像技術とか、手法とかは私はよくわからないのですが、最後まで内容が入ってこないのはつらいです。

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sanchan

3.5物語を読みほぐし、謎解きしたという「読後感」

2024年4月21日
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3時間の長尺だが、観るかどうか迷っている人には強くオススメしたい。物語の時間軸を自在に操作してみせる“ノーラン節”は本作でも健在で、ほぼ全編にわたって不穏に流れ続ける音響(劇伴)と相まって、3時間まったく緊張を途切れさせない。

劇場公開前ずいぶんと取り沙汰されたが、広島・長崎の直接的な惨状描写を封印したことも、本作が描くオッペンハイマーの“一貫した目線”をみれば合点がゆく。
そもそも、いかにリアルな描写でも——たとえ当時の実写映像を使ったとしても、「劇映画」であるかぎり、観客はそれを一種のスペクタクルとして消費してしまう。『ダークナイト ライジング』ではあっけらかんと核爆発を描いたノーランだが、さすがにこうした描写を本作で採らなかったのは賢明だったと思う。

このように牽引力と話題性のある作品だが、不意にココロを掴まれるとか自分の価値観がひっくり返されるといった「映画ならではのチカラ」は稀薄とも感じた。むしろ「物語を読みほぐし、謎解きした」という〈読後感〉があとに残るのだ。例えるなら、難関大学のひねった読解問題に向き合うときの感じに近いというか。

物語は、主に「2人の人物」と「3つの場所」を巡って時系列を前後しながら進む。
2人とは、原爆開発者オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)と米原子力委員会委員長ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr)。場所の方は、原爆の開発実験が行われた米ニューメキシコ州(ロスアラモス研究所および砂漠の実験場)、オッペンハイマーを弾劾査問する聴聞会、ストローズが召喚された米上院公聴会、この3か所だ。

ここでストローズのパートは、映画全体に占める比重が大きいわりに、オッペンハイマーの人物像に厚みを与えるまでに至っておらず、ストローズという政治屋の卑小さのみが目立つ。また、原爆というセンシティブなモチーフを扱う本作の流れのなかで、彼がお門違いな私怨からオッペンハイマーを陥れたとする“第一のオチ”には正直ガックリきた。

ついでに言うと、オッペンハイマーのパートで最後に明かされる“第二のオチ”(=オッペンハイマーがアインシュタインに耳打ちした内容)も、わざわざラストシーンまで引っぱるようなものだったのか疑問だ。

そのオッペンハイマーのパートでは、科学者というよりチームリーダー/コーディネーナーとして才を発揮する彼の姿と並行して、ある種のコミュ障ぶりや女グセの悪さが炙り出される。その中でも特に印象的だったのが、研究所内の原爆投下反対派を説得するために彼が言い放つ次のセリフだ——「我々専門家は、未来を予測し震撼するから、原爆投下は中止すべきと考える。だが人々はそれを使ってみてやっと理解し恐怖する。世界がその恐怖を知る時、かつてない平和がもたらされるのだ」。映画『第三の男』におけるオーソン・ウェルズの「鳩時計」発言にも匹敵するような、強烈な名セリフだ。

もうひとつ鮮烈な印象を残すのが、人類初となった核実験の描写だ。関係者たちは爆心地からほど遠くない地点で観測しようと、簡易なサングラス一つで核爆発の瞬間に臨む。テーマパークで新設アトラクションに臨むかのような能天気さ、溢れかえる高揚感。このシーンには文字どおり震撼した。
余談だが、ロスアラモスに建設された町ぐるみの原爆研究施設は、どこか『アステロイド・シティ』や『ドント・ウォーリー・ダーリン』に描かれた街を髣髴させる。

さて映画は中盤以降、“戦時”(第二次世界大戦/米ソ冷戦)体制下における国家と個人、政治と科学の対立を露わにする。
遠い未来と今この瞬間、あるいは地球全体と個人の生活圏とが互いに“通じ合っている”ことを熟知し、的確に未来を予見できる後者(=個人/科学)が、未来はおろか必要とあらば現実さえ隠蔽してしまう前者(=国家/政治)によって阻まれるのだ。

ここには、ノーラン監督自身のジレンマが滲んでいるようにも感じられる。ソレは、宮崎駿監督が『風立ちぬ』や『君たちはどう生きるか』で零戦の開発者や世界の創造主にこめた“想い”を思い出させる。あるいは、黒澤監督が『生きものの記録』に滲ませた“苦渋”といってもよい。

原因と結果、その過程を複雑に再構築してみせることで、物語に新たなビジョンをもたらすこと。そんな「物語の読み方」の「創造者」たるノーランが過去作にそっとこめてきたモノを、本作では一気に吐き出した感があるようにもみえるのだ。

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ドミトリー・グーロフ

3.0IMAXカメラの無駄使い?

2024年4月21日
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とにかくキャストが豪華、実験の緊迫感すごいが…赤狩り話からの名誉回復に重点置きすぎてちょっと辟易。ほぼ会話劇でIMAXカメラ無駄使い。ノーラン映画ではイマイチ。

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ムロン