瞼の転校生

劇場公開日:

瞼の転校生

解説

若手映像クリエイターの登竜門にもなっているSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の20周年と、同映画祭の開催地でもある埼玉県川口市の市制施行90周年を記念し、埼玉県と川口市が共同製作した長編映画。川口市を舞台に、大衆演劇の世界に生き、公演に合わせて転校を繰り返す中学生が、限られた時間の中で出会う人々と心を通わせながら成長していく姿を描いたヒューマンドラマ。

旅回りの大衆演劇一座に所属する中学生の裕貴は、公演に合わせてひと月ごとに転校を繰り返している。そのため、どの学校でも出会いに期待せず、友だちを作ろうともしない。そんな裕貴だったが、ある学校に通っていた時、担任から学校へ来ないクラスメイトへの届け物を頼まれたことをきっかけに、不登校なのに成績優秀な建と知り合う。ひょんなことから彼と仲良くなり、建の元カノである茉耶も加わり、3人で過ごす時間が増えていくなかで、裕貴は2人に役者として舞台に立つ自分を見てほしいと思いはじめるが……。

裕貴役は「雑魚どもよ、大志を抱け!」などに出演してきた松藤史恩、建役は「カラオケ行こ!」の齋藤潤、茉耶役は「福田村事件」で映画初出演を果たした新人の葉山さら。そのほか、村田寛奈、タモト清嵐、高島礼子、佐伯日菜子らが脇を固める。監督は、「stay」で2020年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭国内コンペティション短編部門の優秀作品賞を受賞した新鋭・藤田直哉。

2023年製作/80分/G/日本
配給:インターフィルム
劇場公開日:2024年3月2日

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スタッフ・キャスト

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(C)2023埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 川口市

映画レビュー

5.0主人公の少年がとにかくいい。

Mさん
2024年4月27日
Androidアプリから投稿

大衆芸能、見に行きたくなった。
この映画、いいです!

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共感した! 2件)
M

4.0遍歴する芸能民の子は如何に学校と折り合うか

2024年4月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 3件)
パングロス

4.0ずっと微笑ましく見守るような 気持ちで観ていました 絆は 時間の経...

2024年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ずっと微笑ましく見守るような
気持ちで観ていました

絆は
時間の経過ではなく
互いの関わり方と時間の過ごし方なのでしょうか

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共感した! 3件)
mmnioh

5.0青春とラストシーンの美しさに涙がとまらない

2024年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

瞼の転校生は3回、観に行きました
スクリーンで観られる日が続く限り
時間が合えば観に行くつもりです

そのくらいに大好きな作品です

つぶやいていた感想がたまったので
そろそろまとめよう…と綴っています

世界観に没入できるので前の席がおすすめ
そして…二回は観てほしいです!

もともと分かりやすい内容ですが
さらに理解が深まることにより
感動も、涙も、もれなく2倍です

中学3年生の一ヶ月の青春の記録…
友達はいらないですと言っていた裕貴
学校はくだらないと不登校で優等生の建
ほんの一瞬の友情の物語は、
僕の心に生涯残る作品になりました

2人が心を通わせていく様子が
繊細に丁寧に描かれています

裕貴が建の家に泊まり、寝る前に語り、
眠れなくて、散歩に出かける23時…
このシーンがとても印象的でした
2人が大人になって何かに悩んだとき
この日のことを思い出すのかもなと
苦くて爽やかな青春の1ページでした

そしてなんといっても…

大衆演劇「瞼の母」
地下ドル・パティファイブ「フラッシュ!」
そして綺麗な青と紙吹雪舞うラストシーン…
この三重奏に終盤から涙がとまりません
スクリーンが滲んで余計に綺麗です
建の心の変化を光で表す繊細な表現が
とても綺麗でとても美しい…
いつも心を奪われてしまいます
もういっそのことスクリーンに
溶けこんでしまいたい



ここから下は俳優さんに対する
感想のような内容も含みます

「カラオケ行こ!」岡聡実を演じる
齋藤潤さんの演技に惹かれて以降
応援させていただいているのですが…
こちらの作品の演技力もすごいです

不登校の優等生・建を
持ち前のクールさをいかした演技

大衆演劇の役者をしている裕貴との
初対面のシーンは優等生とわかる話し方、
「ん」このたった一言のセリフが
何度かあるのですが
使い分けられてるのがわかります

そんな優等生の彼は地下ドルのオタク
そこでまた齋藤潤さんの演技力に
驚かされるのです…

裕貴役の松藤史恩さんは
噛めば噛むほどクセになるような演技
すごくナチュラルに演じられているので
良さに気づくまで時間がかかるのです
元々日本舞踊をやっていたそうで
女形を演じる彼は立ち振る舞いを含め
吸い込まれてしまうほどに綺麗で
心臓がドキドキしているとわかりました
スクリーンで観ないともったいないです

「大衆演劇」の世界も知ることができて
その魅力にも気づけます

ポスターの躍動感ある2人の姿は
観る前と後で印象がかわります
とっても愛おしくなります
青春のまぶしさに心が震えます

ああ、感想を綴っていたら
2人に会いたくなってきました…

瞼の転校生は通称「まぶてん」
ミニシアターでじわじわ公開を広げています
いつの日か全国制覇できますように
これからも応援しています!!

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羊
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