劇場公開日 2023年10月20日

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「実話に基づくスケールの大きい話の凄さに驚愕しつつ、彼女のファッションにワクワク。」私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰? kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5実話に基づくスケールの大きい話の凄さに驚愕しつつ、彼女のファッションにワクワク。

2023年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

飽きさせない台本。サスペンス的要素はもちろん、そもそもスケールの大きな原発業界のドロドロ。「ビフォア フクシマ」と「アフター フクシマ」で状況激変したので、劇中「フクシマ」がなんども出てきたのは仕方ないとはいえ、主人公の体当たり作戦(?)のことを「カミカゼ」と表現されていたのは、「え、今もそういうの?」と、もちろん良い気はしなかった。
日本人は兎角、「アメリカでは」「フランスでは」「EUでは」と、諸外国の方が秀れているかのように語る「出羽の守」問答が多いけれど、どこの国もこんななんだ、、、と改めて思い知らされた。
カット毎にイザベル・ユペールがお着替えしてくれて、労働者の味方!という割には女っぽさを絶対捨てない(さすが仏マダム!)スタイル、どれも素敵だった。スカーフのあしらいかた、バッグの持ちかた、ブラウスの胸元の開け方、、、(真似はしたくてもなかなか出来ませんが)。スタイリストさん、楽しませてくれてありがとうございました。

Kumiko21