「令和版"あしながおじさん"」人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0令和版"あしながおじさん"

2023年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
いぱねま
いぱねまさんのコメント
2023年11月5日

主人公が恋心を抱く男のスタンスだが、何かの映画を観て似ているとずっと考えていたが、思い出した
『きみとまた』である 自分もレビュー書いたから憶えていたのだ
ネットレビューだと、"クズ男"というレッテルを貼られていたけど、優柔不断ではなく、ほんとに大切だと思った、所謂"メンター"的な意味合いを彼女に投影していたからこそ、通常の性的欲求を抱かない役どころなのだと思う 但し、主人公自体はそういう他者の様々な性格や思考みたいものを汲み取る学習をやってこなかった、そういう時間も必要性も感じてこなかった、ハッキリ言えば"努力して結果を出せ!"という強迫観念を骨の髄まで染み込まされてしまったアイドル時代の弊害に対する緩やかな抗議、訴えなんだと考察した ホントにああいう彼氏が実在したのか、フィクションなのかは未調査だが、ストーリーテリングには絶対に必要のポジションだと思った あの時、野暮で自分を振り回していた男は、決して自分を苦しめていたのではなく、自分を頼り、そして危ない自分を見守っていた存在なんだということ なので、もしそこでの気付きを物語として表現するならば、自分ならばあの青い花瓶を捨てずに、アニメーションで表現していたようなソックリの青い花を生けて揚げて欲しかったなと、詮無き事をアップする・・・

いぱねま