劇場公開日 2023年7月14日

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「「教えておじいさん、復讐の仕方を!」久々に秀悦な広告文」マッド・ハイジ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「教えておじいさん、復讐の仕方を!」久々に秀悦な広告文

2024年4月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

初鑑賞

『アルプスの少女ハイジ』のパロディー
地元スイスが大胆にアレンジ

アニメと違い主要キャラはすべて成人に
ハイジは白人だがペーターは黒人でクララは日系
ハイジの爺さんは昔のタモリみたいにアイパッチをつけている
スイスは独裁国家
独裁者はなぜかジャージ姿(ギャグ漫画日和の聖徳太子?)
チーズで国民を支配していた
体制側に殺された恋人ペーターの敵を討つため復讐を誓う
逮捕され収容所に送り込まれたハイジだったがなんとか脱出
緑のおばさんと黒いシスター二人組に鍛えられ三つ編みの戦士に成長した

エログロB級娯楽映画の佳作

平凡な男性諸君に朗報
前半オッパイ多め

かつて『Dr.スランプ』で鳥山明が提唱した「キン肉マン対アルプスの少女」
日本ではコミック化も映像化も実現していないが曲がりなりにもスイスで『キン肉まーん対アルプスの少女ハイジ』として実現する奇跡

ペーターが黒人でもクララが日系でも「あっそうきたか」と思う程度で特に気にならない
だって日本のミュージカルでピーターパンとかアニーとか日本人が演じてるじゃないか
なにがそんなにいけないわけ?
理解できない
ヒヨコが初めて見たものを親と認識するようなものかな
自分はわりとその点では柔軟で良かった

クララ役のアルマル・G・佐藤
G.G.佐藤やジャッキー佐藤とは無関係な模様

次作予告はパロディで本気ではないでしょう
次作はないよ
たぶん

野川新栄