SAND LANDのレビュー・感想・評価
全275件中、181~200件目を表示
懐かしさのあるワクワクする感覚が蘇って、ちょっと泣きました。
絵とノリが鳥山明先生のそれで懐かしかった。
少し寒い?ギャグもいい間の取り方で違和感なかった。
各キャラ毎にテーマ曲みたいなのがあって、そのキャラがメインで会話する度にさりげなく流れて、自然に消えていく。それが見事にハマってて、強烈に感情移入できた。
ストーリーは割と地味で、戦車戦はもっと地味。
でも、キャラの魅力でしょうか、ずっと見ていたくなる映画。
根は正直で正義感があるけど、それをちょっと恥ずかしく思っていて、悪ぶったり、ふざけたりしているそんな人達ばかりの世界。
全力でいい人だったり、ぶっ壊れてる性格のキャラばかりの昨今において、今作のキャラクターはとても魅力的に見えた。
面白くない、わけがない名作
水が枯れてしまった国で、保安官ラオと魔物であるベルゼブブ、シーフが力を合わせて幻の泉を探し求める、という、筋としては単純なストーリーです。ですが、
・鳥山明作品らしい話の組み立てに妙にリアルなメカデザイン、そして、アクション。面白く無いわけがない。
・実力派声優勢揃い、何よりも田村睦心、山路和弘、チョーの掛け合いが素晴らしい。そして、飛田展男の悪辣っぷりが物語を引き締める演出が面白い。やっぱ、アニメはアニメ屋でやるべき。
・それぞれのキャラの個性、過去の描き方がさすが。
・ややもするとスルスルと話が進んでいくので気を抜いてはいけない。それもあり時間の進みが早くあっという間。
・じんわりと感動。
でも残念なところもあって、
・結末は容易に見当がつく。ただ、一捻りあり。
・某戦車道に比べて迫力不足w
IMAXで鑑賞しました。ドルビーアトモスにも興味あるので再鑑賞しようかな。
王道の少年向け冒険アニメ映画
夏休みに公開するにふさわしい王道の少年向け冒険アニメ映画。恋愛要素はないし、ラスボスのゼウ大将軍を除いては人も死なない。それでいてバギーや戦車のメカ描写は大人も納得させるものがある。
「少年向け」といったが、ヒーローは魔王サタンの息子ベルゼブブのようでいて、実際には初老のラオ保安官だといっていい。王国軍の機甲部隊司令官シバ将軍は、「ピッチ人が大量破壊兵器を作っている」とゼウに騙されて彼らを壊滅させるが、その大爆発で妻や部下を失う。失意のシバは、ラオと名を変えて砂漠の町で保安官を務める。だが、渇水に悩む町の人々の訴えに突き動かされ、悪ぶってはいるが実はまっすぐなベルゼブブやその従者シーフの助力を得て、「幻の泉」探しの旅に出る——といったストーリー。
いわばシバ(ラオ)の再生の物語であり、『週刊少年ジャンプ』でこれを連載した鳥山明はさすがというべき。『君たちはどう生きるか』は説教臭そうで観る気がしないが、本作は106分間しっかり楽しめた。
子供向けアニメの王道
小学生の頃ドラゴンボールを毎週楽しみにしていたときの気持ちを思い出しました。
アニメというものが今ではすっかり大人も当たり前に観る時代になって。
なんなら子供は見ちゃダメなアニメもたくさんあるし。
大人向けアニメにすっかり慣れすぎてしまって。
ちょっと前まではアニメ自体、もともと子供向けのものしか無かった時代があったことを忘れていました。
夏休みの子供たちに是非ともたくさん観ていただきたい。
鳥山明はいつの時代も小学生の憧れであってほしい。
夏休み必見のアニメ
原作未読。
悪魔族の王子と元軍人で初老の保安官が国民のために国王軍に立ち向かう正義と友情の物語。
キャラやメカだけでなく背景一つとっても鳥山明デザインという事がわかる可愛さ。
子供の頃に戻り、少年ジャンプを読んでいるようなワクワクな気分にさせられた。
夏休みと同時に封切りし、もっとたくさんの子供たちに観て貰えば良かったのに。
大人も子供も楽しめるエンタメ作品!
各キャラクターがめちゃくちゃ立っているのが素晴らしい!
そのためちもっとした会話も面白く、見ていてワクワクさせられます。戦闘シーンの躍動感は感覚的に楽しめます。
加えて、想像以上にビターなストーリーがグサグサ心を刺してきます。
やりきれなさを抱えた上で、人は生きていかなければならない。自分の信じてきたものを捨てるって痛みを伴う行為ですが、人生にはそういう局面がいくつかあるもの。
その時にどういう判断を下し、どういった行動を取るかがキャラクターを築き上げるというのを、とても鮮やかに見せてくれる。構成に無駄のない美しい作品でした。
鳥山ワールド炸裂しました!
初めて鳥山明氏の画を見た時の感激とワクワク感が甦りました。アメコミと日本の漫画が何処か融合した様な作品は、当時もの凄く斬新で一気に夢中になった覚えがあります。
難解な作品が増えナウシカやラピュタでワクワクした俺たちのジブリは何処へ行った!と思ってる様な方にも絶対にオススメできます。但しナウシカやシータの様な美少女ヒロインはおろか女性キャラはモブ以外一切出てきませんが😆
これは文句無しに親子で観に行って楽しめる作品です。ストーリーの性質上特に男の子向きかと思います。エログロも登場人物が死ぬ場面も一切ありません。小さいお子さんでも判りやすいユーモアもタップリでとても魅力的なキャラがいっぱいです。
兎にも角にも鳥山明氏はやっぱり天才漫画家だと改めて実感できたアニメ作品でした。
最高傑作が出た!!
ここ何年かのアニメは、テレビ・映画の双方で、かなり失望され続けたのだが
この作品は、久々に日本アニメに光明が見える作品だった!
「美少女が出てないアニメは見ない」とか、あるいは「美少年が出ないのは…」
とかの理由で、食わず嫌いをするのは止めて欲しい!
一時期の高額なフィギュアになるキャラは出ず、ある者が超覚醒して地球を
守る作品でもない、普通に見える爺さんが主人公の作品だが、この爺さんを
舐めて見ていると、痛い目にあう!!
とにかく見て欲しい!!
「深夜アニメしか見ない」とか「深夜アニメを見ている様なオタク向け作品は
見ない」という人ほど、この作品は是が非でも見て欲しい!!!
最後に、言うまでもないが「鳥山明大先生」は、偶然マンガ家になれたの
ではなく「日本の時代に必要とされて誕生したマンガ家」だ!!!
全てのキャラが魅力的
最近のジブリ作品はあまり好きではありません。昔のラピュタやトトロにあったファンタジー感が全くなくなってしまったからです。でも、この作品はすごいシンプルなのにファンタジー感が満載です。そして一人一人のキャラがとても魅力的で、可愛い女性キャラが全く出てこないにも関わらず最後までとても楽しめました。どの年齢・性別の方にもお勧めします。
ちなみに2度観てしまいました。
すんげー!
冒険、友情、協力、勧善懲悪!
少年マンガの全てが詰まってる!
ドラゴンボールより、ワンピースより、サンドランドが一番ブッ刺さった!
恥ずかしながら、原作知らなかった。
キャラデザイン、メカデザイン、ストーリー全てにおいて完璧。
アニメ画像も今時のCG風でもなく、宮崎駿作品の「君たちは〜」みたく、オールド画像でもないとこも好み!
やっぱり鳥山明って天才だな!
鳥山明の絵が動くだけじゃ無い!
原作は連載時に本誌で読んで以来読み返していない。
冒頭と結末は覚えているが、それ以外はすっかり忘れており、新鮮な気持ちで映画を見ることが出来た。
最初に思ったのは「鳥山明の絵が動いてる!」だ。
これは「The First Slamdunk」をみた時に似た感覚で、誌面の絵がそのまま動く、
というような感覚だ。
これはキャラクターだけでなく、車両や戦車、小物に至るまで「鳥山絵」が動くのだ。
(DBはアニメデザインの絵が動くのであって、「鳥山絵」が動いているわけではない。)
特に戦車の造形、動作、内部ギミックはかなり作り込まれており、原作を超えたと言ってもいい。
ストーリーは、薄い記憶に照らすと原作通りだが、悪の親玉がいい感じによりイヤらしく、より憎らしく描かれているせいか
シバの底抜けの正義漢キャラといい対比となって原作よりメリハリが効いていると感じる。
演出もよい。 例えば、シバとシーフが地上にいた次のシーンに地上からかなり高い場所に移動した際、
カットの最後にちらりと鈎付きロープが映るなど、無理なシーン展開や「なんでそうなった?」という展開が無い。
また、原作が短編ということもありダイジェストになっているところが無い。
「起承」の部分はテンポよく進み、「転」以降のボリュームが長くじっくり見せてくれる。 ダレる部分も無い。
文句のつけようが無い傑作と思うのだが、いかんせん客入りが悪い。
知名度が無い作品というのと、ベルゼが全面に立った宣伝のため客足が伸びないのではないか。
実は、主人公はシバというおっさんで、大人も子供も楽しめ、アツくなれる内容なので
気になっている方はぜひ見に行って欲しい。
悪魔よりワルなんて許さない
珍しくヒロインのいない冒険活劇で、メインは爺さんと悪魔。
次々に襲い来る敵に、肉弾戦、戦車、銃など様々なアクションが繰り広げられます。
序盤で砂竜に襲われた際、「俺でも倒せない」と言わせることで、無敵性を失わせて緊張感を失わせない。
「荷物が軽くなった」という台詞の直後に“反石”という単語を出すなど、用語も説明的にせず浸透させる。
また、物理的・心理的なリアリティラインを絶妙に保っているのも見逃せない。
時速180キロで転倒したパイクが、しっかり頭を守っていたり。
敵のエイムがガバガバなわけでもなく、状況や人数、心理状態など無理のないつくりにもなっている。
こういったところを軽視して子供騙しになってしまった作品も少なくない中で、素晴らしい細やかさです。
意外性のある仕掛けなどはありませんが、伏線をしっかり回収し、あるべきところに全てが収まる。
鳥山明の魅力的なキャラやメカ造形もそのままに、邪魔しすぎないカメラワークが引き立てる。
声優の声もバッチリはまり、演技は作風に寄り添った重さを保っている。
単純ながら、これらを破綻なくまとめるだけでも物語の強度が跳ね上がるという好例です。
子供でも楽しめるシンプルで童話的なストーリーながら、寓話でもあり、エンタメ性も兼ねる。
当時はこのバランス感覚の凄さに気付けなかったんだなぁ。
クライマックスのアクションがもう少し派手なら、なお良かった。
期待せずに見に行ったら最高だった
次の予定まで結構時間が空いてしまい
時間つぶしのために見に行ったらとてもよかった
ストーリーは普通の勧善懲悪だが
映像のクオリティがとても高かった
キャラは3Dモデルなのにそれを全く感じさせない
一部は普通の原画の部分もあるのかもしれないが
全く分からない位3Dのクオリティが高くてよかった
あと声優陣の演技もとてもよかった
特に山路さんの渋い演技がキャラと合ってて最高
チョーさんはもちろん主演の田村さんもよかったし
脇役や敵役のキャストもとてもよかった
一つ失敗したのはこの作品を4DXで見なかったこと
作中のアクションシーンは4DXなら最高のアトラクションとして楽しめたと思う
もう一度4DXで見てこようか考えるくらい面白かった
最初の期待値が低かったせいか見終わった後は何だかすっきりした感じがする
とにかく映像が素晴らしいです
予告から映像は非情に期待していたので、IMAXで観賞、期待以上に色彩も素晴らしく、何よりも画質がこれまでの日本のアニメの中でも群を抜いて素晴らしかったので、力強い輪郭が見事に躍動していた印象です。
シンプルかつピュアな内容で、楽に楽しむことができたし、それ故に質の高い映像音響を存分に味わえました。
作画と色彩がこの上もなく素晴らしいので、どんなメディアや画角であっても映像の質の良さは感じることができるとは思いますが、大画面であればあるほどのにそのもの凄さを実感できるのでは─。
文句のつけようがない作品でした。
さすが鳥山明ワールド、いろんなものがでてくるねえ。
ストーリーは王道、茶目っ気たっぷりのベルゼブブ、そしてシーフのおじさん、そして何か訳ありなシェリフのおじさん達の珍道中。
モンスターやら盗賊やら軍隊がいて賑か、そしてベルゼブブの優しさやら、怒らすと怖いベルゼブブの強さ。まあ、寄り道なしの弾丸ストーリーでした。
是非とも映画にてご覧ください。
※入場者特典ありました。
朝8時45分からの回で見てきました。
親子で楽しめる上質なエンタメ映画!!
この映画は、ドラゴンボールで有名な鳥山明先生がご自身の趣味を詰め込まれた短編作品で、決して子供向け作品という訳では無いのですが、エロもグロも無く、子供に安心して見せられる作品になっています。
さらに、種族差別や政治の問題などが説教臭くなく、自然にテーマとして盛り込まれているので、単純ながらも奥の深い話になっていました。このあたりのバランス感覚は流石鳥山明と言った所です。
悪魔の王子ベルゼブブ、
渋い訳ありのじーさんラオ、
文句は多いけどやる時はやる面白じーさんのシーフ
という一見華のない地味なパーティーなのですが、掛け合いや三人の関係性が面白く、最後まで退屈する事はありませんでした。
映像も高品質で、大変満足度の高い作品です。
この夏家族で見る映画として最適だと感じました!
自分は子供がおりませんので、甥っ子を連れてもう一度観に行こうと思います。
最高に楽しい凸凹トリオの大冒険
めちゃくちゃ面白かった…!!
水の大切さと醜き人間の悪行、上辺だけで判断せずに相手を信じる事。
それらを教えてくれる心優しき悪魔。
楽しさとカッコ良さが相まったキャラクターたちとマシンのデザインはまさに鳥山明の世界観が全開で、今年のアニメ映画No.1候補です!
モンスターたちが鳥山明作品を好きな人なら思わず「おぉ!これは!?」と喜びそうなデザインをしていたり、いろいろな作品のオマージュのようだったり、画面の隅々まで探してしまう楽しさもありました。
小さなお子さんには少し難しいストーリーかもしれませんが、単純に冒険物やバトルアクション映画として見れば一緒に楽しめるかと思います。
心の綺麗な悪魔
悪魔メインかと思いきや、主は人間ですね。限られた情報の中での判断や、偏見は本当に恐ろしいもの。何事も疑う心と、まっすぐに信じる心とどっちも持っていたいですな。シンプルで分かりやすい設定て非常に見やすく誰でも楽しめる作品です。
全275件中、181~200件目を表示