ミンナのウタ

劇場公開日:

ミンナのウタ

解説

ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー7人が本人役で主演を務め、「呪怨」「犬鳴村」の清水崇監督がメガホンをとったホラー。

人気ラジオ番組のパーソナリティを務める「GENERATIONS」の小森隼は、ラジオ局の倉庫で「ミンナノウタ」と書かれた古いカセットテープを発見する。その後、小森は収録中に不気味なノイズと少女の声を聞き、行方不明となってしまう。事態の解決を急ぐマネージャーの凛は、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバーたちに話を聞くと、彼らもリハーサル中に少女の霊を見たという。やがて霊の正体は「さな」という女子中学生であることが判明するが、彼女が奏でる呪いのメロディによって恐怖の連鎖が引き起こされていく。

「GENERATIONS」のメンバー全員が本人役を演じ、彼らの活動の裏側や日常風景も織り交ぜながら描き出す。マネージャー・凛役で早見あかり、探偵・権田役でマキタスポーツが共演。

2023年製作/102分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2023年8月11日

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(C)2023「ミンナのウタ」製作委員会

映画レビュー

3.5王道的ホラー

2023年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

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共感した! 7件)
大塚史貴

3.0アイドルもので終わらなかった一応ちゃんとしたホラー

2024年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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Kuyan

全ホラー映画社会風刺に見える病気

2024年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公の心の闇が深く、回想のシーンで主人公の人格や過去が深く掘り下げられていくことで徐々に明らかになっていく謎と倍増する恐怖。遺物にも仕掛けがあったり、一筋縄ではいかないのでミステリー系が好きな人にも刺さるのかもしれない。知らんけど。
本当に作れそうだけど思いつかない呪物が完成されたのを見てゾッとした。ワンチャン存在するのではないかな。
加虐性(?)サイコパスって多様性に入るのか、先天的な殺人衝動についても考えさせられた。呪いを解くより、呪いを見出した人が抱える問題について知り、一緒に考えてあげることの必要性を叫んでいる作品だと、こじつけて終わる。

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サトう

3.5呪音 シミズのホンキ

2024年1月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

中田よ、清水よ、今度こそ信じていいんだな?
…と言い続けて何度裏切られてきた事か。
中田は“森”で迷子になり、清水は“村”は作品によりけりだったが、“島”で遭難。だって、古い因習が残る島ってのは良かったんだけど、VRって…。地雷臭しかしなかった。
で、本作。
GENERATIONSとやらが本人役で主演。PVかよ、MVかよ!
メルヘンチックなタイトルもこれまた不発だった『こどもつかい』を思わせ、嗚呼、今回もまた地雷臭しかしねぇや。
とりあえず見てみるか…そんな程度で見てみたら、

どうした、どうした!?
やっぱり不発…じゃない。久々に良くて、どうした、どうした!?
清水ホラーとしてもJホラーとしても、近年出色の出来だったのではなかろうか。
ゾクゾク怖さも充分。賛否はいつもながら分かれているようだが、個人的には話も『リング』みたいにシンプルで悪くなかった。
清水崇、久々に本領発揮。何だかんだ、あなたの恐怖劇場をお待ちしてましたぞ。

今大人気。7人組のダンス&ボーカルグループ“GENERATIONS from EXILE TRIBE”。
ラジオ番組の収録中、パーソナリティーを務めるメンバーの一人が謎の少女の鼻歌を聞いたと述べ、その後行方不明に。
謎のカセットテープ。それを機に、他のメンバー、マネージャー、調査を依頼された探偵も同じ謎の歌を聞き、奇怪な現象、人影が…。
調査を進めていく内に、30年前に不可解な死を遂げた女子中学生の事件が浮かび上がり…。

ホラーは見せない事、恐怖を想像させる事。
それから、もう一つ。音。本作、音が何と怖い事か!
本作のキーアイテムであるカセットテープ。
そのカセットテープから聞こえる雑音交じりの音。音だから見えないから想像させるから、これも想像させる恐怖。
不思議と日常音だけでも不穏。突然、耳をつんざく音、奇っ怪な音? 声?
怖さ倍増は逆再生。あの不気味さと言ったら…!
カセットテープというアナログアイテムが『リング』のビデオテープとも被った。
それから秀逸な恐怖シーンだったのは…
探偵がホテルで家族に電話をする。娘が電話口でうんざりな感じ。
女の人なんか連れ込んで。鼻歌まで歌って。
部屋には探偵一人。自分には見えない/聞こえないのに、他者には何かを通して見える/聞こえるってホラーの常套手段だが、怖い。
音だけじゃなく視覚的な恐怖描写も勿論。
調査の中で辿り着いた女子中学生宅。今はもう廃屋の筈が、一人の少年の姿が。連られるように中へ。中に入った時点で違和感。
母親らしき女性が対応。何かヘン。同じ言動を繰り返す。以前にも『呪怨』で似たようなシチュエーションあったような…。すると突然…!
そりゃあ勝手に家に上がり込んだのは悪いけどさ、その後楽屋にまで押し掛けて来る執念深さ…!
この母親はサブキャラ。恐怖と呪いの根元は、女子中学生。
清水ホラーはホラーキャラも出たがりさん。今回も。終盤姿を現した時の強烈インパクト!
さな。伽椰子さん、俊雄くんに続く清水ホラーキャラ誕生!
そういや、“としおくん”もカメオ出演していたね。

さながカセットテープに込めた願い…呪い。
恐怖と呪いの連鎖が拡がっていく。
呪いには発端あり。その多くは悲しき過去…。
本作も例外に漏れず。さなの死のシーン、何と衝撃で悲劇的な事…。

GENERATIONSの演技は未知数なので、マネージャー役の早見あかりと探偵役のマキタスポーツが引っ張る。マキタスポーツは最初はステレオタイプな中年男だなぁ…と思っていたが、そこは巧みに。
GENERATIONSも奮闘していたと思う。映画やドラマにも出ているしね。メンバーで顔と名前がはっきり分かるのはメンディーくらい。何かのドッキリバラエティーでビビりらしいけど、あれは素かね?

まあ勿論、手放しで絶賛という訳ではない。
難もあるし、賛否も分かる。最大の謎は、GENERATIONS本人役での出演の怪。別に本人役でなくとも良かった気がするけど、何故に…? 大人の事情…? 現実とシンクロのメタ的構造…?
しかしながら今回は、よくやった!…と素直に声を贈りたい。
カセットテープの呪いの恐怖もまだ続きそう…。
清水監督は新作を発表すると続けざまに次回作も発表するが、現時点ではまだ次回監督作の予定はナシ。
更なる呪いや恐怖を生み出そうとしているのかな…?
この調子で、次も期待してますぜ。

問題は中田だな…。

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近大
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