劇場公開日 2023年6月16日

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探偵マーロウのレビュー・感想・評価

全70件中、61~70件目を表示

4.0ハリウッドの古典芸能のような良作。あと矛盾を推理した。

2023年6月17日
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ハヤカワ・ポケット・ミステリのイメージが強いチャンドラーのハードボイルド探偵小説が、フィリップ・マーロウ主人公の一連の作品だ。舞台は1939年のハリウッド。そそるね。
『大いなる眠り』が1939年の作品。この時マーロウは33歳という設定。ということは、本作のマーロウも33歳かというと、かなり老けている。その秘密は、原作のジョン・バンビル著『黒い瞳のブロンド』が、公式の『ロング・グッドバイ』の続編として書かれたものだからだ。そして『ロング・グッドバイ』の舞台は1949年の秋。マーロウは43歳、そして続編ともなるとさらに年齢を重ねているはず。
1939年が舞台なのにオッサンになってるマーロウのワケはここにあるのだろう。
作品はセピアの色調で、俳優陣も50年代のハリウッド映画のおとなしさ、というか役柄に対しての「しつけの良さ」が心地よい。共感しづらいストーリーだが、雰囲気に酔える。
キャッチコピーが「リーアム・ニーソン出演100本」というのが配給の弱腰に見える。映画の良さでPRしきれば良いのに、リーアムの名前に頼る。古くはアラン・ドロンからある悪習だが、昨今はニコラス・ケイジやブルース・ウィリスが鼻についていた。どうでもいいけど。

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t2law

2.5キャベンディッシュ・キャベンディッシュ

2023年6月17日
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悲しい

知的

1939年LAで、行方不明になった愛人を捜して欲しいという女性からの依頼を受けた探偵マーロウのお話。

調査を始めたらあっという間に死んでいたことが発覚?と言いつつもお顔が潰れていたってことで、まあそうでしょうねな流れになっていく。

コルバタ・クラブなる会員制のクラブに集う私欲にまみれた人達のちょっかいを受けつつハードボイルドに調査を進め富裕層の闇に迫っていくストーリーで、これと言った見どころみたいなものはないし、ちょっとゴチャついてはいたけれど、まずまずのサスペンスだったかな。

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Bacchus

4.5喪いたくない「男の美学」

2023年6月17日
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悲しい

楽しい

知的

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pipi

2.0リーアム•ニーソンに探偵役は不向き!

2023年6月16日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

探偵マーロウは一体何を解決したかったのか不明⁉️

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けん

3.5古き良きアメリカ

2023年6月16日
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鑑賞方法:映画館

有名な小説が原作らしいけど、原作は知りません。

30年代のアメリカLAが舞台で、ウッドベースで渋く始まります。

当時の古き良きアメリカが全開で、ファッションや髪型、車や街並み、など、とにかくオシャレでカッコイイです。

暗すぎず明るすぎず、そんなにハードボイルドじゃないです。

推理モノとしては、まあまあ…

ありがち?な結末かな…

あまり観る人を選ばない映画かと。

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RAIN DOG

3.0檄シブ、ハードボイルドだど!

2023年6月16日
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鑑賞方法:映画館

本作は私立探偵フィリップ・マーロウシリーズ「長いお別れ」の公認続編という位置付けにあたるジョン・バンヴィル作『黒い瞳のブロンド』の映画化。(なのでレイモン・ドチャンドラー作ではない)

フィリップ・マーロウは長身の中年という設定なのだが、リーアム・ニーソンはやはり少し歳をとり過ぎた感はあり、一方設定以上の長身ゆえに当時のスーツやハットが似合い、渋さは半端ない。

聞き込み先ごとにイベントがあり、情報を少しずつ集めながら徐々に核心に迫っていく探偵小説の王道設定だが、謎の美女?ダイアン・クルーガーの妖艶さとお久しぶりのジェシカ・ラングの大物感が事件解決まで道のりを遠回りさせ、ミステリーとしても見応えが十分な作品だったと思う。

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カツベン二郎

3.0観たい度○鑑賞後の満足度△ 現代ではどうしても流血とアクションが必要らしい。だが其よりも残念なのは、マーロウものを読んだ後に去来する寂寥感と何よりもマーロウの孤高さが決定的に欠けていること。

2023年6月16日
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鑑賞方法:映画館

①私の愛するアガサ・クリスティの作品(『オリエント急行の殺人』)を”実に馬鹿馬鹿しい“と思いっきりぶったぎってくれたレイモンド・チャンドラー。
でも私、そんなレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウものも大好きです。少し前に『プレイバック』を読み終わって、これで短編集以外は全長編を読了。
②で、そのチャンドラー原作ではないマーロウもの。別の作家が書いたものが原作らしいけど、その原作は『長いお別れ』の続編らしいから1950年代が背景の筈だが、映画化に際しては時代背景を『チャイナタウン』と同じ1930年代にしている。
はてさて如何なるフィリップ・マーロウ像、如何なるハードボイルドミステリー映画になるかと、興味半分、心配半分にて鑑賞。
②リーアム・ニーソンは柄としてはマーロウに相応しくないこともない。原作にマーロウは「背が高い」と書いてあるから。
ただ、30年代のマーロウにしては年取りすぎ。
それに所々マーロウらしさがみられるシーンもあるが全体的に見てやはり似て非なるもの。
走ったりするシーンも年齢が出てちょっと痛々しい。
③ダイアン・クルーガーはキレイだが30年代ハードボイルドミステリーのファム・ファタール役には不似合いであった。角度によってはちょっとキャロル・ロンバートに似てるところもあったが。
④そういう意味では母親役のジェシカ・ラングが若ければピッタリだったかも知れない。
まあ、彼女のキャスティング自体がある種のオマージュではあるのだが。
⑤ハリウッド製ハードボイルド映画へのオマージュがあちこちに散りばめられているのを見るのは楽しい。
それが本作の魅力とまで成っていないのが残念。
特に『チャイナタウン』へのオマージュはあまりに露骨過ぎて笑っちゃうくらい。
ハンソン役にジョン・ヒューストンの息子のダニー・ヒューストンをキャスティングしているところとか。
ニコの収集品の中に“マルタの鷹”があったりとか、その他諸々。
⑥監督はニール・ジョーダンなので演出には安定感があるし、前半の緩やかに事件の核心に迫ってゆくところはハードボイルド映画として悪くないけれども、後半はマーロウものファンとしてはちょっとビックリの展開(原作もそうらしいけど)。
事件の真相も暴いてみると、結局金と権力と野心絡みの事件で、それへの社会批判的な視点と、事件に巻き込まれた人間達への冷徹だけれども寄り添うようなマーロウの視線が欠けているのも物足りない。
⑦ミステリーファン、オールド・ハリウッド映画ファンとしては、もっと酔わせて欲しかった。
追記:アラン・カミングはつまらない役。こんな役引き受けなきゃ良いのに。

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もーさん

3.5【”ロング・グッバイ、黒い瞳のブロンド。”1930年代後半の衣装、意匠を含め作品の雰囲気、風合佳き作品。リーアム・ニーソンとダイアン・クルーガーとジェシカ・ラング共演作だったら、そりゃ観るよね!】

2023年6月16日
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悲しい

興奮

幸せ

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NOBU

3.0う~ん。なんか違うなと思ってしまった。

2023年6月16日
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怪我をして、映画館で映画鑑賞するのは1ヶ月ぶり。60余年生きてきたが、精神の柱が折れてしまったようで、何もする気が起きなかった。

私の好きなアート系やシリアスな映画は、ちょっと辛くて鑑賞したくなかった。楽しめれる娯楽作品ならと考え直して観てみた。

フィリブ・マーロウが主人公の映画には、決定打がない。ハンフリー・ボガードやロバート・ミッミャムも健闘はしているが、ちょっと違うと思う。リーアム・ニーソンも雰囲気は良いが、歳を取りすぎている。もっと若い頃に撮ってほしかった。

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いなかびと

3.5マーロウとマーロイ

2023年6月16日
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 推理物にありがちなんだけど、登場人物が多く名前を覚えるのがちょっと大変。セリフの言い回しも文学的というか直接的でないというか、ストーリーのスピードや相関関係に取り残されまいと集中していなければならなかった。なので、これくらいの時代が舞台のアメリカ映画は好きなんだけど、その雰囲気を堪能しきれなかった。
 でも、リーアム・ニーソンは好きなので是非シリーズ化してほしい、劇場作品として。

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たまるる