告白、あるいは完璧な弁護のレビュー・感想・評価
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上質なサスペンス!そして落としどころは、情愛。
久しぶりに上質サスペンスもの観ました。
観て良かったーーー!
これは良作でした。お勧めします。
不倫相手の殺害容疑をかけられた社長が無罪を証明するストーリーなんですが、最後まで先が読めず、ハラハラ。
そして俳優陣が上手い!!!特に女弁護士!!
そうきますか!
邦画でこれを作ると、クサい演出に安直な御涙頂戴になるんだろうなぁ。なんとなくキャストも想像できる〜
韓国映画はキリリと辛口スタイリッシュな上に、演出に無駄がなく,俳優陣の演技力が高い!
映像も綺麗。
雪山の山荘という閉塞感が、さらに作品の緊張感を高めています。
コロコロコロ...
レビュアー泣かせ大賞、最優秀賞作品。
ポップコーンが手に付けられない大賞も同時受賞。
なんて書けばいいんだ。全編ネタバレ。少しでも踏み込んだら、内容に触れそうで恐ろしい。レビューを書いてる時すらヒヤヒヤさせる、大傑作です。
二転三転所では収まらない、転がりまくるストーリー展開。コンフィデンスマン好きにはたまらない。変に次を考えようとせず、純粋な気持ちで受け止めてください。笑いが止まりませんから。私はかなり人のことを信用してしまうタイプなので、これ系の映画はまんまと騙されちゃう。にしても、凄かった。いつまで転がるんだ!
サスペンス・謎解き映画としては本年度圧倒的1位ですし、これまで見てきた韓国映画の中でもTOP3には入るレベルの面白さです。「パーフェクト・ドライバー」から始まって、先月は「THE WITCH 魔女 -増殖-」と今年もまた絶好調な韓国映画。ああ、なんでこんなに面白い映画を作れるんだ、韓国よ。終いにはなんでこの映画が小規模公開映画なんだとイラついてしまうほど。SNS、今こそ動く時だぞ。
ラスト際は読めちゃって個人的にはあんまりだったけど、とにかく2時間弱楽しすぎて、走り出したくなった。締め方もっと上手かったら今年ベスト10入りしたはずなのに。ちょっと勿体ない。でもでも、大満足でした。見る予定なんか無かったのに、このサイトで評価3.9だったから見たけど、本当に良かった。ぜひ、この体験を劇場で。
サスペンス、ミステリーに関心がなくても面白い
たぶん20分ほどかけてレビューを書き終え登録、という段で消えてしまった…。過去、当サイトで何度も経験している。悔しいので、書き直しているところ。
年にせいぜい10数本の映画しか見ていないが、映画館か試写室、スクリーンで見るものに限っての話。
昨年まではその3分の1ほどが韓国映画-2022年は19本見たうちの4本が韓国映画だった。
本作は、今年11本目のスクリーンで見る映画となるが、韓国映画では1本目となる。
僕自身は、サスペンスとミステリーの違いもよく分からず、映像作品での謎解き、犯人探しを主題とした作品への関心は薄い。
本作は、新宿に出た際、帰宅するには時間的に早かったので、韓国映画を常にやっているシネマートをのぞいたところ、丁度上映間近のタイミングだったので、劇場に入った。
新聞の映画評でこの作品について読んだかもしれないが、記憶に残っておらず、毎度のことながら、作品への事前知識はないままに鑑賞した。
水曜日の割引デーとあってか、7-8割ほどの客入り。シニア料金の僕にはあまり関係ないが、それなりの話題作であると感じる。
映画そのものは、なかなかの力作。
今や、経済的にも文化発信力でも世界の先進国といえる韓国。その国でできた映画だけはある、という感じだ。
帰宅後、Wikipediaで調べ、原作がスペイン映画だと知ったが、今の日本でこれだけのサスペンス作を撮れるだろうか。予算的にはここまでかけられないのでないか。
サスペンス、ミステリー作ではありがちだが、登場人物があまりにも安易につながってしまう点があまり好きではないが、本作では終盤でホロリとさせられる人間関係が描かれるなど、謎解きだけではない、ドラマの深みもあった。
僕の妻は、ミステリー、サスペンス好きでテレビドラマを大量に録画して見ている。NHK-BSのポアロシリーズなどは、擦り切れる(今の時代そんなことないが)ほど見ている。
そんな彼女は、まったく韓国の映画、ドラマなど見ないけれど、こういうのを見てものの見方を変えてもらいたいもんだ、と思った次第。
脚本が、それ以上に演技が素晴らしい
サスペンスって何よりも脚本が大事。だから原作がある方が作りやすいし、観る方も安心するのかもしれない。後で知ったのだが、本作もリメイクなんだとか。
殺人の容疑をかけられている男ミンホから、彼を弁護する弁護士シネが事件の真相について聞き取りを行っていく会話劇。基本的には2人の会話から事件が語られるので、何が本当のことなのか曖昧なまま話が進む。そんなミンホとシネが交わす会話シーンが緊張感あってとてもいい。2人の演技も安定感がある。
でも、それ以上にミンホとセヒのシーンに惹きつけられた。語られる内容が変わっていくことで2人のキャラや関係性がまったく違って見える演出がよかった。それを支えているのがソ・ジソプとナナの演技。脚本以上に演技に魅せられたサスペンスは久々だ。もちろんナナの美しさにやられてしまったことも確か。今後の出演作が楽しみだ。
「序盤いい」
今年111本目。
ヤン弁護士が弁護士が知っていないと裁判で負けますよ。その通りですが映画で言われたの初めてです。序盤の車の事故の所まで惹き付けられた内容。そこから画面が暗くなるのがもう少しだったが序盤はいい。
起承転結の「転」がしっかりている
根本的なところでつっこみたいところがある。
しかしながら、起承転結の「転」がしっかりているから
結末を想像しえない展開で見ごたえがあり面白い。
あと韓流の女優は綺麗だと思った。
騙される快感を味わえる快作だが、「ご都合主義」も気になってしまう
密室殺人と、山道での交通事故の真相が、殺人事件の容疑者の告白と、弁護士の推理により、徐々に明らかになっていく展開にグイグイと引き込まれ、一瞬たりとも気を緩めることができない。
特に、1つの事実を、それを語る者の主観の違いにより、まったく異なる出来事として描く手法は、「分かったと思ったことが、益々分からなくなる」という効果を上げており、所謂「羅生門」ものの成功例と言えるのではないだろうか。
観ている間は、騙されることの快感を存分に味わえる快作なのだが、その一方で、エンドロールを眺めているうちに、疑問に感じることが湧き上がってくる。
まず、なぜ、殺人現場を「密室」にする必要があったのか?真犯人にとっては、むしろ、別に犯人がいたように見せ掛けた方がよかったのではないか?どうして、わざわざ自分を窮地に追い込むようなことをしたのだろうか?
また、壁に貼ってある写真一枚で、車が沈んでいる場所をピンポイントで特定してしまうことにも、今一つ説得力がない。対岸に写っている点のような建物を、今いる別荘であると認識することには、やはり無理がある。
極めつけは、犯人は、自ら銃創を負っただけで、なぜ、すべての真実を知っている人物を殺さなかったのか?たとえ殺人未遂犯でも、彼女が証言すれば、それを否定するために相当の労力が必要になるはずである。だったら、口封じのために、正当防衛に見せかけて彼女を殺すというのが、あの時点での、犯人にとっての最善策だったはずである。あれほど頭の切れる犯人が、そうしなかったことが、逆に、不自然に思えてしまった。
それまでは、あまり気にならなかった「ご都合主義」に、最後の最後に引っ掛かってしまったのは残念としか言いようがない。
乗り換え上手
韓国映画はアクションも優れていますが、サスペンスも強い印象なので期待値高めで鑑賞。リメイク元やそれらのリメイクは見ていないので完全初見です。
結構凝っているサスペンスものだなと思いました。映像そのものがフェイクというトリックには多々驚かされましたが、それやりすぎたらなんでもアリでは…?とも思ってしまいました。
序盤では全員、冷静で色んな物事にも大人な対応をできているのに、終盤に進んでいくにつれて動揺し、感情的になっていくのが人間味があって良いなと思いました。
主人公が頭良さそうだし機転も利いてるんですが、真実だったりをペラペラ喋っちゃうんで、その度の種明かしが何度も続くと、こいつさては賢くないな…?と思ってしまうシーンが後半は乱れ打ちの如く存在していました。生きていた被害者をテンパって殺してしまうのも、結局ラストで墓穴を掘ってしまうのも、そこまでの完璧人間がザザッと崩れていくようでした。
弁護士も車が雪で滑ったり、家から逃げ出そうとしたら頭をぶつけたりと肝心なところでベタなやらかしをするのがどうにもギャグにしか見えなかったのが残念でした。
よく考えたらキムも被害者の父親からの電話をすぐ切れば良かったのに、何故かギリギリまで鳴らして直前で隠すとかいう焦らしプレイをしたのはなんでかなーと思ってしまいました。ベタは上塗りすると被れてしまうので、やりすぎは勿体なかったかなと思います。
役者陣の立場の変化による立ち振る舞いや、表情の使い分けなどが観ていてとても見応えがありました。最小限の喜怒哀楽が各シーンに深みを増しているようでした。
絶賛とまではいきませんが、頭フル回転で観れる作品は久々で、スクリーンに目一杯集中できたのはとても良かったなと思います。
鑑賞日 7/2
鑑賞時間 16:30〜18:25
座席 E-13
よくできた作品です!口コミで観客を増やしましょう!
前にもどこかで書いたと思いますが韓国映画の凄さ(良さ)はわかっているものの、正直自分には(あくまでも主観ですよ)合わないものも結構あるのでちょっと二の足踏んでいました。
でも土曜朝のルーチンワークでわが家の天使をお迎えに行く前に観られる映画がないかな?って最寄りの映画館を探していると「松たか子さんのリメイク?」でも弁護士は関係ないよね?!ってなレベルの予備知識で(予備にもなってませんが)臨みました。でも『かがみの孤城』を観たときと同じく「みっけもん」でした。
観る側の期待(予想)をことごとく裏切ってくれる展開!最後まで観てもあれ?真相はなんだっけ?って思うくらいの感想です。
『怪物』はそれぞれの視点から観た真実ですがこちらはどれもこれも嘘???みたいな不思議な感想でした。「真実はただひとつ!カラダは大人、頭脳は子供」になってしまったみたいで、まさに『みっけもん』でした。
主演男優さんは(劇場入口で彼のカード(ブロマイド?)みたいのもらいましたがどうしましょうか?!マルベル堂で買取してもらえます?)『恋はつづくよどこまでも』で『魔王』(佐藤健さん)の同僚医師でヒロインの『勇者』(上白石萌音さん)に好意を抱くいい人でしたよね!?
ってグレシャムの法則さんのレビューに乗っからせていただきましたが、お三方の形容、お見事すぎます。その配役で是非日本リメイク版みたいですね!
追伸
いつも書きますが、観客が1桁だったのとここのレビューの少なさが気になりますがホントよくできた佳作です!韓国映画、恐るべし!
音が大きい
面白かった
仮説、仮説、事実?
途中ではわからんかったけど
最後おさまりついて良かった
最初の方は有能な弁護士〜って感じだったけど
途中から動揺がすごい
どのストーリーでも楽しめたので
お得な映画なんじゃ?笑
主人公は加藤浩次にしか見えなくなってきた
性格もそんな感じだったよなぁ
わりぃ〜やつ
あの顔で、あのマッチョな身体
個人的にはもう少しスリムだとタイプだわ笑
いきなり音がデカくなるのが怖かったところ
もう少し絞って欲しいなぁ
それだと迫力足らなくなるか、うんうん
2ヶ月ぶりに映画館に行けてよかった
サスペンスの逸品!!
いやー韓国映画!相変わらず映画を作るのが“お上手”!!
予告を一度見ただけで、観賞確定でした。
ストーリー自体も密室サスペンスでトントン拍子に進行していきます。
愛人役のナナもビックリするような美人で、演技も悪くなく、キム・ユンジンも安定の女優さん然とした演技で大変楽しめました。
これこそ邦画に置き換えては⁈(「最後まで行く」でネガティブな事を言っておいてですが笑)
私的に、主役は長瀬智也/松山ケンイチ辺りで、その他は木村文乃/小西真奈美なんて感じはどうでしょう。
関係性を兄妹にして黒木華ってのも面白そうです。
是非、映画好きの方はご観賞下さい♪満足間違いなし!!!
長けたものの集結力で魅せられ、足を運んだ価値をかみしめる謎解きサスペンス。
パタパタと美しく変わっていく冷たい万華鏡を手にしているようだ。
はじまりからおわりまで、どのシーンを切り取っても目を離せず飽きることなくいられるのは、全員の迫真の演技が事実を目の前で眺めているように感じさせるからだろうか。
愛らしく魅力的な人も、穏やかでやさしい人も、信頼と地位で先を約束されたような人も、ある視線と状況によってはこう映るのか。
ああ人間とは。。。
モヤモヤ感が澄み切っていくまでの凄まじく緻密なシナリオを書く才能に舌を巻き、それを感じさせる演技に圧倒されながら謎の奥の謎を覗く。
戯曲のような演出
正直、公開前にトレーラーを観て「いかにも芝居がかったナレーション」が鼻について鑑賞候補から外していた本作品。ところが公開が始まって評価を確認してみると、ずっと高評価のまま一向に下げる気配を見せません。諸々の事情や巡りあわせで、最近の私にしては珍しく前の劇場鑑賞から十日以上も空いていたこともあり、仕事を片付けて遅ればせながらシネスイッチ銀座で鑑賞です。
予告やあらすじ紹介にもある通り、「ある密室殺人の容疑者と弁護士による心理戦」なのですが、観ていて若干ご都合主義的な展開や、やや意図的すぎる編集と感じる部分があるものの、そこに囚われたり拘ったりするとこの作品の醍醐味は半減してしまい、それこそ「野暮な観方」なのだと思います。そもそも我々が観せられているものは事実の回想ではなく、いずれも容疑者或いは弁護士によって語られる「過去」であってそれが真実かどうかは判らないわけで、その純粋な心理戦こそがこの作品の見どころです。何なら一時期「流行った」伏線回収みたいなことをしていない潔い展開は、なるほど評価が高いのも頷けるよく考えられた脚本だと思います。
そして観終わればなるほど、予告に感じた「芝居がかった」は演出こそ実はこの作品を巧くTrail(牽引)していると思いました。おそらく、映画としてだけでなく舞台でも楽しめそうな戯曲のような演出で、主演の二人ソ・ジソブとキム・ユンジンの顔芸対決も間違いなく「見もの」ですし、さらに脇を固めるナナ、チェ・グァンイルも素晴らしい。
どうしても劇場でなければとは言いませんが、ネタバレ回避は必須。いずれ配信でも、是非一度観て損はない作品だと思います。良作です。
なかなか良質な重厚感!
韓流は冬ソナのイメージしかなかったのですが、見てよかったです。最初から最後まで洋画のような重厚感があり、画面の完成度は好みです。
弁護士役の人がとても上手!
見せ方も飽きさせない見せ方で脚本を上手に活かせてます。ずっと怖くてドキドキです。旦那が怖い〜と横で騒いでました。
なかなか良いできなので、韓流苦手なイメージのある人にもオススメです。
ある意味ホラーな話かも。
面白いです。
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