「死と隣り合わせのとき何を残すのか?火山の前では人間は無力だ」ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0死と隣り合わせのとき何を残すのか?火山の前では人間は無力だ

2023年3月12日
Androidアプリから投稿

カティアとモーリス、夫婦だからやってこれたことと彼らが残した膨大な記録。これは紛れもなく愛の物語だ。火山への愛、夫婦の愛、直接は知らない見ず知らずの人々への隣人・人類愛そして地球愛。地球化学者と地質学者のジオコンビ。チーム火の神。子供を作らないことを決めた。理解することは愛すること。だから分類せずそれぞれ研究すべきだと言っていた2人が長年にわたる研究の成果として、遂に分類したのが赤色と灰色。火山が噴火したと聞けばすぐそこへ向かって、しばらくはそこが家となる暮らし。とどまり続ける、好奇心は恐怖を上回るのだ。激しく生き急ぐ。鳥とゾウアザラシ、死ぬのは2人一緒。ミランダ・ジュライのナレーションもよく合っていた。

とぽとぽ