「”ザ・ヴォイス”と呼ばれ愛されたスーパースターの栄枯盛衰の物語」ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5”ザ・ヴォイス”と呼ばれ愛されたスーパースターの栄枯盛衰の物語

2023年10月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

ホイットニー・ヒューストンさんを演じたナオミ・アッキーさん、歌唱シーンはホイットニーさんのオリジナル音源みたいですが、そんなこと全く気にならない圧倒的な演技がすばらしかった、それだけでも見る価値のある作品だと思います

脚本は2018年の「ボヘミアン・ラプソディー」で世界中の音楽ファンを魅了したアンソニー・マクカーテンさんということで、本作でもスーパースターの栄枯盛衰を見事に描いており、ボヘミアン同様、スーパーボウルでの国家独唱やグラミー賞授賞式でのメドレー歌唱など、歴史的なイベントもしっかり再現する名作に仕上がっていると思います

ストーリーとしては、ホイットニーさんの人生のどこを切り取るかで仕方ないとは思うけど、人気が出るまでの展開が早くて、あっさりし過ぎている印象

本作を見る限り、父親とダンナは本当にカス野郎だけど、それ以外の周りにいる人々は常にホイットニーさんを応援し、とても力になってくれる良い人達なのに、なぜホイットニーさんはドラッグに依存していってしまったのかが不思議です

あくまでも本作のストーリーをベースにしてのコメントですが、この流れが本当だとしたら、歌手としてトントン拍子で上手くいっちゃった人だから、世間のシビアな評価など逆風に弱い人だったのかな、ということになりますね、それなら本作の展開も合点がいきます

私も人気絶頂期を見てきたリアル世代なので懐しい名曲が次々にかかって、とてもいい気分になるのと同時に堕ちていくホイットニーさんを見ていて辛かったです

しかも本作にもしっかり存在感たっぷりに出てくるホイットニーさんの娘 ボビー・クリスティーナ・ブラウンさん、実際にはこの後、22歳の若さでホイットニーさんと同じ様な死に方で亡くなっているのが、また何とも言えない悲しい気分になります

Jett