MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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時間よ止まれ
“ほぼ”ワンシチュエーションドラマながら、スリリングで飽きさせない秀逸さが光る。地方テレビ局で熱意のある人が作ったドラマのような、親近感の湧く作品でした。
ふとおもったのですが、私がワンシチュエーション物を気にいるのは、欽ちゃんやらドリフやらで、子供の頃に刷り込まれたからでは無いだろうか。パターン耐性が強いのも、おばあちゃんと観ていた水戸黄門とか銭形平次に端を発するのかもしれない。
それはさておき、久しぶりに見ていて楽しい映画でした。低予算らしいのですが、それを感じさせない丁寧な作りが好感持てます。脚本もそうですが、音楽や映像もピッタリハマっていて、エンドロールも最後までしっかり見たくなりました。オマケ映像も気が利いていて、伏線の回収ぶりに余念が無い。ある意味サスペンスドラマよりスリリング。そこに人間ドラマが交錯して、彩りを添えます。
永遠の1週間が手に入ったら、スキルや知識は得放題だし、失敗のリセットもし放題。歳も取らないし、ある意味天国では?
楽しいシンドいエンドレスエイト
オープニングから好きなセンスで、役者の皆さんも制作会社のイヤなループ仕事らしさをイヤな感じに上手く魅せてくれた。
後半は別のアプローチで、墨入れを繰り返すとかいう暴虐は、想像するに正気じゃない。
作中作の漫画、読みたいです。
上申制度
日本の会社組織をほどよく皮肉ってましたよね。
これ以上、あざとく皮肉ると灰汁がでて気分が悪くてなりそうになるんだけど。
週を経るごとに仕事の質が上がっていくことや、タイムループに気づく仲間たちが増えていくことにカタルシスを感じました。
仕事の動機付けって、自己成長のフィードバックや一体感が大切なんです。
あのオバサン社員の絶望感を想像したら泣けてきた。
合図を覚えてください。鳩です。
「ドロステのはてで僕ら」のような堂々巡り。"鳩のフラッシュバック"って、実生活でも「あれが目印」って記憶回復術はよくある。そこが現実的でまたおかしみが増していく。バカバカしいまま終わるのかと思いきや、そっちの展開にいくのかい!ってニヤけた。役者もほぼ(世間的には)無名ながら、けっこうな熱量。このタイムループの出口は?とやきもきしながら、彼らの連帯感が培われていく時間が胸熱でもある。そしてラストカット、あのあとの恋の展開を想像するのもちょっとしたお土産をいただいた気分。ただただ笑って、ちょっと泣ける、ただ身を任せればよし。
こんなんどうやって思いついだんだろう
タイムループといえば、映画でもアニメでも定番だけど、ロマンス皆無、SF要素ゼロとなると初めての経験。
ロケーションがオフィスと向かいのビル、木本事務所の3箇所のみで、社内キャストのうち、マキタスポーツさん以外はじめましての役者さんという、あからさまな低予算映画だけどその分、余計な先入観がなく楽しめる。なんだか小劇場の演劇を観ているような感覚。
タイムループなので、基本的に同じ週を何度も繰り返すけれど、アイデアで乗り越え飽きさせない。
タイトルにもある上司に気づかせる方法が、会社という特徴を活かしていて恐れ入った。
そして暢気な部長かと思いきや部下のフォローをする良い上司。
今年の邦画ではベスト1を争うくらいに面白かった。
公式サイトは情報量はさほど多くはないけど、あの鳩がループする作りで気が利いてる
いい映画って、こういうことだよね!っていう映画
面白い。何と言っても役者さんがいい。いるべきところにいる。漫画チックな悪人とか善人とか出てこない。
お金なんてかけなくてもいいものは撮れる。撮れば必ずお客さんが来る時代。実際、席は満席でした。そのことが嬉しかった。みんな、どうでいいレビューとか読んでないで、見に行きましょう。
ああ、タイムループもの?みたいにレッテル貼ってる人こそ見てほしい。素晴らしいアイデアと熱意に溢れた作品です。
鑑賞動機:あらすじ5割、評判5割
タイムループとお仕事ものの組み合わせという発想の妙と、その飛び道具に頼りきりになるのではなく、普遍的なテーマに帰っていくのがが素晴らしい。
基本的におバカコメディのノリで進んでいくのに、まさかマキタ・スポーツさんに胸を熱くさせられるとはね。
上司の決裁は大事。
PARCOにマルイさんが躍動
皆んなで楽しめます
単なるドタバタではありません
内容については他の方のレビューを参考にして下さい🙇♂️
個人的な笑いのツボを2つ🙇♂️
冒頭のキャスト&スタッフが英字のクレジット
例えば主演円井わんさんはWAN MARUI
しかしマキタスポーツさんだけそのまま
MAKITA SPORTS
配給パルコなのに主演はマルイ(円井)さん
ループする物語ですが
一度鑑賞するとかなりの確率でループすることとなります(笑)
14歳の栞と同じ監督
映画監督って凄い
知恵と工夫で大作とタメを張るような小劇団風作品
数多あるタイムリープものだが、本作は「他人に気付かせる」「利用して現状より良い結果を目指す」「状況から脱出する」のタイムリープ3大要素(と勝手に呼んでるが)をオリジナリティを出しながら面白く観せている。
マキタスポーツ以外メジャー俳優はいないがプロットと演出で最初からスムーズに入り込むことができた。
未完成のマンガがキーになるって衝撃だったが、あれは昭和30年代あたりの画風でさすがにちょっと古すぎではと思ったw。
タイムループと会社の化学反応
タイムループを他の人に気付かせるために動く、という展開はなかなか今までなかったんじゃないか。
ハトの符号は映画全体の象徴で、毎回あのおかげで思い出していく様は可笑しかった。
プレゼンのシーンは観客全員が笑っていたんじゃないか。
ああいうバカバカしいシーンもありつつ、最後はほろっと感動できるような映画はすごい。
味のある漫画を随所に挿入することでアクセントに。
音楽も印象的。
Rainy days and Mondays always get me down...じゃなくて Mondays and Mondays always get me down... だね
①これはビックリの佳品。全く期待せずに観に行ったので(筋トレ後、ちょうど良い時間帯で観れる映画がこれだけだっただけ)余計面白かったし泣かせてもくれた。
②面白いアイデアと脚本、飛び抜けて巧くはなくとも堅実な演出、メジャーじゃなくても実力のある役者達のアンサンブル、そして映画作りの情熱が有れば(もちろん他にも編集とか音楽とか撮影・照明とか美術等々沢山の協業があって一本の映画が出来上がるわけだけれども)面白い映画を作れるという良い見本。
③マキタスポーツが相変わらず上手い。
前評判が良かったため、期待しすぎてしまった感はあった。ただ、構成と...
前評判が良かったため、期待しすぎてしまった感はあった。ただ、構成と、編集のおしゃれな感じと、ちゃんと伝えたい大切な中身がある感じは非常に良く出来ているなと思った。
漫画と舞台が好きな人におすすめ
観る前にはそうも思わなかったが、観てみたら大当たり娯楽作でした。
下請け系広告代理店の人々が、いつも同じ客から同じようなアバウトなオーダーと仕様変更に振り回されて、いつも同じような仕事をしているため……
タイムループになかなか気づかないという、出オチ感いっぱいの設定だけでもう大笑い。
時間も82分とちょうどいい。
ずっと会社の同じ部屋で繰り返される物語のため、絵に描いたような低予算映画なのも、それがいい(笑)
タイムループに陥った理由もまた笑えました。
漫画と舞台が好きな人におすすめ。
面白い映画
鳩の手がめちゃめちゃ印象に残った。笑笑
上の人に今の状況を気づいてもらうために仲良くなっていくシーンとかすごく微笑ましくてずっと見てられた笑笑
自分達よりもっと前からタイムループしてる人がいてびっくりしたけど最後はみんなで協力して抜け出せてよかった!
最後の部長の電話のシーンは感動!!
どうして映画で出てくる典型的な部長!って人はあんなに面白いんだろう…笑
人はパンのみに生きるにあらず
まずは映画の感想とは全く関係ない話から始めますが、
タイトルはモーゼの言葉らしいけど、更に個人的に分割すると「娯楽は映画のみに生きるにあらず」であって、私の今の趣味は映画と読書とダンスとでとりあえず精神的満足を得られるようにバランスをとっている。
しかし、時間とお金と若さと健康があればもっともっと色々な事をやってみたいという欲望は人一倍強い。例えば、美術館も演劇鑑賞もコンサートも旅行も行けるものならもっと行ってみたいが、上記の三つの趣味だけで時間もお金も体力も手一杯である。
しかし映画って非常に優れた娯楽であって、上記で挙げた他の分野の娯楽の代用にもなるのです。
例えば小劇場演劇が無性に観たくなる時があるが映画の場合、本作の様なその味わいを備えた作品が探せばある。但し、その逆はない。
アートも音楽もダンスも旅行も映画の中には様々な要素が詰まっているので、娯楽の集合体と言っても良いのかも知れない。なので映画ほどコスパの良い娯楽はないと思っている。
さてやっと本作の話ですが、私の好きなタイムリープもので映画サイトの評価もメチャ高いとなると流石に観に行かなきゃならんでしょ(笑)
しかし、近場ではあまり好きではないTOHOシネマズ梅田での公開しかなく、しかも一番見難いスクリーン。フリーパスが無くなってからTOHOシネマズには殆ど行かなくなったなぁ~。
このシネコンは実に9ヵ月ぶり。でも、観終わった時点では大満足でした。
このタイムリープものって、ある意味ワンパターンなのでもうネタ切れでしょうと思いながらも実にしぶとく作り続けられているのが不思議なんですが、あまりハズレに当たった事が無いのも更に不思議なんですけどね。
恐らくそれは作る側も意識しているからこそ、必死にアイデアを振り絞ってくるので面白いのでしょう。
本作はタイムループから抜け出せる原因と方法探しを主眼に置いて、キモを“夢の成就”にしているところが気持ち良かったのだと思います。
物語の舞台が小さな広告代理店というのも面白かった。ブラックな職場環境での徹夜作業などがピッタリだし、それが生涯を賭けてする様な内容の仕事か?と思わせるような実務も面白く、それが毎日毎日永遠のループに繋がり物語のエッセンスとなっていたような気がする。
正直言って広告代理店の親分の様な“電通”なんて、社会から消え去っても、本来人間の営みには何の支障もない筈の職種だが、そういう職種の奴らがデカい顔してのさばっているのが日本社会。
とにかく、そうした皮肉も遠回しに効いていて面白かったです。
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